詳細: 自動ゾーン・マップ - パッケージ

このページでは、自動ゾーン・マップに関連する新しいパッケージについて詳しく説明します。

新しいパッケージおよびプロシージャDBMS_AUTO_ZONEMAP.CONFIGUREを使用すると、自動ゾーン・マップの構成オプションを設定して、特に機能を有効または無効にしたり、機能のフォアグラウンド・モードまたはバックグラウンド・モードを制御できます。2番目のパラメータには、次の4つの値を指定できます。
  • ON: フォアグラウンド・ゾーン・マップとバックグラウンド・ゾーン・マップの両方の作成およびメンテナンスに対して、自動ゾーン・マップを完全に有効にします。
  • OFF: フォアグラウンド・ゾーン・マップとバックグラウンド・ゾーン・マップの両方の作成およびメンテナンスに対して、自動ゾーン・マップを完全に無効にします。
  • FOREGROUND: フォアグラウンド・ゾーン・マップの作成およびメンテナンスに対してのみ有効にします
  • BACKGROUND: バックグラウンド・ゾーン・マップの作成およびメンテナンスに対してのみ有効にします
DBMS_AUTO_ZONEMAP.ACTIVITY_REPORTは、指定された時間ウィンドウの自動ゾーン・マップ・アクティビティをレポートします。ゾーン・マップの自動タスク・バックグラウンド・ジョブは15分ごとにスケジュールされ、1時間以内に実行されるため、特定の時間ウィンドウでゾーン・マップの自動タスクによって実行されたアクションを問い合せることができます。この関数では、次の4つのパラメータを使用します。
  • START_TIME: レポートのための自動ゾーン・マップ実行の監視が開始されるタイムスタンプ。NULL値は、自動ゾーン・マップ・メンテナンスの最初からのすべてをレポートします。デフォルト値はNULLです。
  • END_TIME: レポートのための自動ゾーン・マップ実行の監視が終了するタイムスタンプ。NULL値は、自動ゾーン・マップ・メンテナンスの最後までのすべてをレポートします。デフォルト値はNULLです。

    注意:

    START_TIMEEND_TIMEの両方にNULLが指定されている場合、DBMS_AUTO_ZONEMAP.ACTIVITY_REPORTは最後の実行のアクティビティをレポートします。
  • TYPE: レポートの出力タイプ。使用可能な値はTEXTXMLおよびHTMLです。デフォルト値はTEXTです。
  • SECTION: レポート内の特定のセクション。使用可能な値はSUMMARYDETAILSおよびALLです。デフォルト値はALLです。
    • SUMMARY: 指定の時間ウィンドウで作成およびメンテナンスされる新しいゾーン・マップに関する非常におおまかな数値のサマリー
    • DETAILS: 指定の時間ウィンドウで作成およびメンテナンスされる新しいゾーン・マップの名前およびその他の詳細に関する詳細なサマリー・レポート。これには結果の詳細も含まれます。
    • ALL: SUMMARYとDETAILSに加えて、時系列ベースの実行とアクションのログが含まれます。
  • LEVEL: レポートの形式。これは、各セクションの詳細のレベルを表します。使用可能な値はBASICTYPICALおよびALLです。デフォルトはTYPICALです。
    • BASIC: エグゼクティブ・サマリーの非常におおまかな詳細を表します。作成されたゾーン・マップ、完全に再構築されたゾーン・マップおよび高速で再構築されたゾーン・マップに関する数値のみが表示されます。新しいゾーン・マップの詳細セクションには、新しいゾーン・マップの名前、作成日および実表名が表示されます。メンテナンス詳細セクションには、ゾーン・マップの名前、前の状態および現在の状態のみが表示されます。同様に、結果セクションにはオブジェクト名とブラックリストの理由のみが表示され、その他の詳細は表示されません。アクション・ログ・セクションには、ゾーン・マップの作成およびメンテナンスに関連する重要な時系列ベースのログ・メッセージのみが表示されます。
    • TYPICAL: 基本レベルのすべてで、基本よりもわずかに包括的です。このレベルでは、エグゼクティブ・サマリー・セクションの概要が全部表示されます。新しいゾーン・マップの詳細には、スキーマ名、列リストおよび作成日が表示されます。ゾーン・マップ・メンテナンス詳細セクションには、リフレッシュ・タイプ、メンテナンス日が表示されます。結果セクションには、タイムスタンプおよび例外メッセージが表示されます。アクション・ログ・セクションには基本よりもわずかに包括的なログが表示され、候補列リスト、結果情報および作成DDLに関する情報が含まれます。
    • ALL: 標準レベルに加えて、ゾーン・マップの作成またはメンテナンスのために各操作に使用されたDOP、各DDLの処理に要した時間およびアクション・ログ内のその他の詳細が表示されます。列のクラスタリング率の詳細、例外メッセージおよびその他の詳細とともに、すべてのログ・メッセージが表示されます。