36 OCI Json記述子の関数

この章では、OCIJson記述子の関数について説明します。

36.1 JSON記述子に書き込むための関数

この章で説明する、JSON記述子に書き込むための関数を示します。

関数 用途
OCIJsonDomDocSet JSON DOMドキュメント・コンテナをディープ・コピーし、記述子に新しいJSON DOMドキュメントを設定します。
OCIJsonTextBufferParse

記述子の固定サイズのJSONテキスト・バッファを解析し、モードによって指定された形式でバイナリ・イメージをマニフェストします。

OCIJsonTextStreamParse

記述子の固定サイズのJSON読取りOrastreamを解析し、モードによって指定された形式でバイナリ・イメージをマニフェストします。

OCIJsonBinaryBufferLoad

バッファから記述子にバイナリ・イメージ(エンコードされたJSON)をロードします。

OCIJsonBinaryStreamLoad

ストリームから記述子にバイナリ・イメージ(エンコードされたJSON)をロードします。

OCIJsonClone

記述子を複製します。あるイメージ・フォームから別のイメージ・フォームへのJSON記述子のディープ・コピーに使用できます。

36.1.1 OCIJsonDomDocSet ()

JSON DOMドキュメント・コンテナをディープ・コピーし、記述子に新しいJSON DOMドキュメントを設定します。

用途

JSON DOMドキュメント・コンテナをディープ・コピーし、記述子に新しいJSON DOMドキュメントを設定します。

構文

sword OCIJsonDomDocSet (
      void        *hndlp, 
      OCIJson     *jsond,  
      JsonDomDoc  *jDomDoc,  
      OCIError    *errhp,  
      ub4          mode 
);

パラメータ

パラメータ モード 説明
hndlp IN

割り当てられているOCIサービス・コンテキスト・ハンドルまたは動作中のOCI環境ハンドルです。

jsond IN/OUT

割り当てられているOCI JSON記述子。

jDomDoc OUT JSON DOMドキュメント・コンテナ。
errhp IN/OUT

割り当てられているOCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、errパラメータに記録され、OCI_ERRORが戻されます。OCIErrorGet()関数のコールによって診断情報を取得できます。

mode IN
実行のモードを指定します。
  • OCI_DEFAULT: デフォルト・モードです。

戻り値

  • ドキュメントが正常に設定された場合は、OCI_SUCCESSです。
  • 実行中にエラーが発生した場合は、OCI_ERRORです。OCIErrorパラメータに必要なエラー情報が示されます。

使用方法

  • ソースのJSON DOMドキュメントのプロパティは、記述子で保持されます。入力として指定されたDOMドキュメントのポインタを解放するのはユーザーの責任です。
  • 後続の読取り関数は、書込み操作がエラーなしで成功した場合にのみ、この記述子に対してコールできます。操作が失敗した場合、記述子は前の状態にリストアされません。
  • 指定したハンドルがOCIサービス・コンテキスト・ハンドルである場合、この関数はそのハンドルのコールをシリアライズします。

36.1.2 OCIJsonTextBufferParse ()

固定サイズのJSONテキスト・バッファを解析し、記述子に書き込みます。

用途

固定サイズのJSONテキスト・バッファを解析して、記述子に書き込みます。

構文

sword OCIJsonTextBufferParse (
      void        *hndlp, 
      OCIJson     *jsond,  
      void        *bufp,  
      oraub8       buf_sz,  
      ub4          validation,  
      ub2          encoding,  
      OCIError    *errhp,  
      ub4          mode 
);

パラメータ

パラメータ モード 説明
hndlp IN

割り当てられているOCIサービス・コンテキスト・ハンドルまたは動作中のOCI環境ハンドルです。

bufp IN

入力バッファへのポインタです。

buf_sz IN 入力バッファのサイズ(バイト単位)。
検証 IN

パーサーの検証モード。詳細は、『XML C APIリファレンス』ガイドの「JSON検証定数」を参照してください。

encoding IN

JSONのテキストのキャラクタ・セットのエンコーディング。詳細は、『XML C APIリファレンス』ガイドの「JSONエンコーディング定数」を参照してください。

errhp IN/OUT

割り当てられているOCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、errパラメータに記録され、OCI_ERRORが戻されます。OCIErrorGet()関数のコールによって診断情報を取得できます。

mode IN
実行のモードを指定します。
  • OCI_DEFAULT: デフォルト・モードです。

戻り値

  • OCI_SUCCESS: バッファに有効なJSONコンテンツが含まれていた場合。
  • OCI_SUCCESS_WITH_INFO: 入力のテキストJSONがNULLの場合。
  • 実行中にエラーが発生した場合は、OCI_ERRORです。OCIErrorパラメータに必要なエラー情報が示されます。

使用方法

  • 書込み関数が記述子に対してコールされるたびに、既存の移入済のDOMコンテナがすべて自動的に解放されます。
  • 後続の読取り関数は、この書込み関数がエラーなしで成功した場合にのみ、この記述子に対してコールできます。
  • 指定したハンドルがOCIサービス・コンテキスト・ハンドルである場合、この関数はそのハンドルのコールをシリアライズします。

36.1.3 OCIJsonTextStreamParse ()

読取りOrastreamからのテキストJSONを解析し、記述子に書き込みます。

用途

読取りOrastreamからのテキストJSONを解析して、記述子に書き込みます。

構文

sword OCIJsonTextStreamParse (
      void         *hndlp, 
      OCIJson      *jsond,  
      orastream    *r_stream,  
      ub4           validation,  
      ub2           encoding,  
      OCIError     *errhp,  
      ub4           mode 
);

パラメータ

パラメータ モード 説明
hndlp IN

割り当てられているOCIサービス・コンテキスト・ハンドルまたは動作中のOCI環境ハンドルです。

jsond IN/OUT

割り当てられているOCI JSON記述子。

r_stream IN

Orastream (読取りストリーム)の入力へのポインタです。詳細は、『XML C APIリファレンス』ガイドの「C API用のorastreamパッケージ」を参照してください。

検証 IN

パーサーの検証モード。詳細は、『XML C APIリファレンス』ガイドの「JSON検証定数」を参照してください。

encoding IN

JSONのテキストのキャラクタ・セットのエンコーディング。詳細は、『XML C APIリファレンス』ガイドの「JSONエンコーディング定数」を参照してください。

errhp IN/OUT

割り当てられているOCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、errパラメータに記録され、OCI_ERRORが戻されます。OCIErrorGet()関数のコールによって診断情報を取得できます。

mode IN
実行のモードを指定します。
  • OCI_DEFAULT: デフォルト・モードです。

戻り値

  • OCI_SUCCESS: 読取りストリームに有効なJSONが含まれている場合。
  • OCI_SUCCESS_WITH_INFO: 入力のテキストJSONがNULLの場合。
  • 実行中にエラーが発生した場合は、OCI_ERRORです。OCIErrorパラメータに必要なエラー情報が示されます。

使用方法

  • 解析関数が記述子に対してコールされるたびに、既存の移入済のDOMツリーがすべて自動的に解放されます。
  • 後続の読取り関数は、この書込み関数がエラーなしで成功した場合にのみ、この記述子に対してコールできます。
  • 入力の読取りストリームが開いていない場合は、自動的に開かれます。読取りストリームを閉じるのはユーザーの責任です。
  • 指定したハンドルがOCIサービス・コンテキスト・ハンドルである場合、この関数はそのハンドルのコールをシリアライズします。

36.1.4 OCIJsonBinaryBufferLoad ()

バッファから記述子にバイナリ・イメージ(エンコードされたJSON)をロードします。

用途

バッファから記述子にバイナリ・イメージ(エンコードされたJSON)をロードします。

sword OCIJsonBinaryBufferLoad ( 
      void         *hndlp, 
      OCIJson      *jsond,  
      ub1          *bufp,  
      oraub8        buf_sz,  
      OCIError     *errhp,  
      ub4           mode 
);

パラメータ

パラメータ モード 説明
hndlp IN

割り当てられているOCIサービス・コンテキスト・ハンドルまたは動作中のOCI環境ハンドルです。

jsond IN/OUT

割り当てられているOCI JSON記述子。

bufp IN

入力バッファへのポインタです。

buf_sz IN

入力バッファのサイズ(バイト単位)。

errhp IN/OUT

割り当てられているOCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、errパラメータに記録され、OCI_ERRORが戻されます。OCIErrorGet()関数のコールによって診断情報を取得できます。

mode IN
実行のモードを指定します。
  • OCI_DEFAULT: デフォルト・モードです。

戻り値

  • OCI_SUCCESS: バッファに有効なJSONコンテンツが含まれていた場合。
  • OCI_SUCCESS_WITH_INFO: 入力のテキストJSONがNULLの場合。
  • 実行中にエラーが発生した場合は、OCI_ERRORです。OCIErrorパラメータに必要なエラー情報が示されます。

使用方法

  • 書込み関数が記述子に対してコールされるたびに、既存の移入済のDOMコンテナがすべて自動的に解放されます。
  • 後続の読取り関数は、この書込み関数がエラーなしで成功した場合にのみ、この記述子に対してコールできます。
  • 入力の読取りストリームが開いていない場合は、自動的に開かれます。読取りストリームを閉じるのはユーザーの責任です。
  • 指定したハンドルがOCIサービス・コンテキスト・ハンドルである場合、この関数はそのハンドルのコールをシリアライズします。

36.1.5 OCIJsonBinaryStreamLoad ()

ストリームから記述子にバイナリ・イメージ(エンコードされたJSON)をロードします。

用途

ストリームから記述子にバイナリ・イメージ(エンコードされたJSON)をロードします。

構文

sword OCIJsonBinaryStreamLoad ( 
      void         *hndlp, 
      OCIJson      *jsond,  
      orastream    *r_stream,  
      oraub8        buf_sz,  
      OCIError     *errhp,  
      ub4           mode 
);

パラメータ

パラメータ モード 説明
hndlp IN

割り当てられているOCIサービス・コンテキスト・ハンドルまたは動作中のOCI環境ハンドルです。

jsond IN/OUT

割り当てられているOCI JSON記述子。

r_stream IN

Orastream (読取りストリーム)の入力へのポインタです。詳細は、『XML C APIリファレンス』ガイドの「C API用のorastreamパッケージ」を参照してください。

errhp IN/OUT

割り当てられているOCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、errパラメータに記録され、OCI_ERRORが戻されます。OCIErrorGet()関数のコールによって診断情報を取得できます。

mode IN
実行のモードを指定します。
  • OCI_DEFAULT: デフォルト・モードです。

戻り値

  • OCI_SUCCESS: 読取りストリームに有効なJSONが含まれている場合。
  • OCI_SUCCESS_WITH_INFO: 入力のテキストJSONがNULLの場合。
  • 実行中にエラーが発生した場合は、OCI_ERRORです。OCIErrorパラメータに必要なエラー情報が示されます。

使用方法

  • 書込み関数が記述子に対してコールされるたびに、既存の移入済のDOMコンテナがすべて自動的に解放されます。
  • 後続の読取り関数は、この書込み関数がエラーなしで成功した場合にのみ、この記述子に対してコールできます。
  • 入力の読取りストリームが開いていない場合は、自動的に開かれます。読取りストリームを閉じるのはユーザーの責任です。
  • 指定したハンドルがOCIサービス・コンテキスト・ハンドルである場合、この関数はそのハンドルのコールをシリアライズします。

36.1.6 OCIJsonClone ()

記述子および関連するJSONコンテンツを複製します。

用途

記述子および関連するJSONコンテンツを複製します。

sword OCIJsonClone ( 
      OCISvcCtx    *svchp, 
      OCIJson      *src_jsond,  
      OCIJson      *dest_jsond,  
      OCIError     *errhp,  
      ub4           mode 
);

パラメータ

パラメータ モード 説明
svchp IN

割り当てられているOCIサービス・コンテキスト・ハンドル。

src_jsond IN

有効なソースJSONドキュメント記述子。

dest_jsond IN/OUT

複製先ロケータ。割り当てられてソースからデータがコピーされます。

errhp IN/OUT

割り当てられているOCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、errパラメータに記録され、OCI_ERRORが戻されます。OCIErrorGet()関数のコールによって診断情報を取得できます。

mode IN
実行のモードを指定します。
  • OCI_DEFAULT: デフォルト・モードです。

戻り値

  • OCI_SUCCESS: ドキュメントが正常に複製された場合。
  • 実行中にエラーが発生した場合は、OCI_ERRORです。OCIErrorパラメータに必要なエラー情報が示されます。

使用方法

  • ソースからコピー先へのJSON記述子のディープ・コピーに使用して、イメージ・フォームを別のイメージ・フォームに変更できます。
  • 書込み関数が記述子に対してコールされるたびに、既存の移入済のDOMコンテナがすべて自動的に解放されます。
  • 後続の読取り関数は、この書込み関数がエラーなしで成功した場合にのみ、この記述子に対してコールできます。
  • 入力の読取りストリームが開いていない場合は、自動的に開かれます。読取りストリームを閉じるのはユーザーの責任です。
  • この関数では、指定されたサービス・コンテキスト・ハンドルに対するコールがシリアライズされます。

36.2 JSON記述子から読み取るための関数

JSON記述子から読み取るための関数をリストします。

関数 用途
OCIJsonDomDocGet 記述子からDOMドキュメント・コンテナを戻し、モードに指定された形式でバイナリ・イメージをマニフェストします。
OCIJsonToTextBuffer

記述子のJSONコンテンツのテキスト文字列表現を戻します。テキスト文字列は、ユーザーのバッファに書き込まれます。

OCIJsonToTextStream

記述子のJSONコンテンツのテキスト文字列表現を戻します。テキスト文字列は、ユーザーの書込みストリームに書き込まれます。

OCIJsonToBinaryBuffer

JSONドキュメント記述子からユーザーのバッファに書き込まれたバイナリ・イメージのバイト数を戻します。

OCIJsonToBinaryStream

JSONドキュメント記述子からユーザーの書込みストリームに書き込まれたバイナリ・イメージのバイト数を戻します。

OCIJsonBinaryLengthGet

JSONのバイナリ表現のサイズ(バイト単位)を戻します。

36.2.1 OCIJsonDomDocGet ()

記述子に設定されている形式に似ているDOMドキュメント・コンテナを記述子から戻します。

用途

記述子に設定されている形式に似ているDOMドキュメント・コンテナを記述子から取得します。

sword OCIJsonDomDocGet ( 
      OCISvcCtx    *svchp, 
      OCIJson      *jsond,  
      JsonDomDoc  **jDomDoc,  
      OCIError     *errhp,  
      ub4           mode 
);

パラメータ

パラメータ モード 説明
svchp IN

割り当てられているOCIサービス・コンテキスト・ハンドル。

jsond IN

割り当てられているOCI JSON記述子。

jDomDoc OUT JSON記述子が指しているJSON DOMドキュメント・コンテナ。
errhp IN/OUT

割り当てられているOCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、errパラメータに記録され、OCI_ERRORが戻されます。OCIErrorGet()関数のコールによって診断情報を取得できます。

mode IN
実行のモードを指定します。
  • OCI_DEFAULT: デフォルト・モードです。

戻り値

  • OCI_SUCCESS: ドキュメントが正常に戻された場合。
  • OCI_SUCCESS_WITH_INFO: OCIJson記述子が空の場合。
  • 実行中にエラーが発生した場合は、OCI_ERRORです。OCIErrorパラメータに必要なエラー情報が示されます。

使用方法

  • デフォルトでは、この関数は以前に指定したモードでドキュメント・コンテナ(JsonDomDoc *)を戻します。以前に指定されたことがない場合、この関数は不変DOMを戻します。
  • この関数から返されるJSON DOMコンテナは記述子にバインドされるため、ユーザーが明示的に解放しないでください。JSON記述子が解放されるときに自動的に解放されます。
  • この関数では、指定されたサービス・コンテキスト・ハンドルに対するコールがシリアライズされます。

36.2.2 OCIJsonToTextBuffer ()

記述子のJSONコンテンツのテキスト文字列表現を戻します。テキスト文字列は、ユーザーのバッファに書き込まれます。

用途

記述子のJSONコンテンツのテキスト文字列表現を戻します。

sword OCIJsonToTextBuffer ( 
      OCISvcCtx    *svchp, 
      OCIJson      *jsond,  
      oratext      *bufp,  
      oraub8       *byte_amtp,  
      ub4           wflags,  
      ub2           encoding,  
      OCIError     *errhp,  
      ub4           mode 
);

パラメータ

パラメータ モード 説明
svchp IN

割り当てられているOCIサービス・コンテキスト・ハンドル。

jsond IN 割り当てられているOCI JSON記述子。
bufp IN/OUT

テキストJSONの読取り先バッファへのポインタです。byte_amtpのメモリー長が割り当てられるとみなされます。

byte_amtp IN/OUT
  • IN - 線形バッファの入力サイズ。
  • OUT: ユーザー・バッファに読み取られるバイト数です。
wflags IN

出力テキストJSONのライター・フラグ。詳細は、『XML C APIリファレンス』ガイドの「JSON出力定数」を参照してください。

errhp IN/OUT

割り当てられているOCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、errパラメータに記録され、OCI_ERRORが戻されます。OCIErrorGet ()のコールによって診断情報を取得できます。

mode IN
実行のモードを指定します。
  • OCI_DEFAULT: デフォルト・モードです。

戻り値

OCI_SUCCESS: テキスト文字列がストリームに正常に書き込まれた場合。

OCI_SUCCESS_WITH_INFO: OCIJson記述子が空の場合。

実行中にエラーが発生した場合は、OCI_ERRORです。OCIErrorパラメータに必要なエラー情報が示されます。

使用方法

  • 入力バッファがテキストJSONを収容するために十分な大きさではない場合は、エラーが戻されます。そのような場合、ユーザーはストリーミング・インタフェースを使用するか、より大きいバッファを指定できます。
  • 戻されるテキストJSONは、AL32UTF8キャラクタ・セットです。
  • この関数では、指定されたサービス・コンテキスト・ハンドルに対するコールがシリアライズされます。

関連項目:

JSON出力定数

36.2.3 OCIJsonToTextStream ()

記述子のJSONコンテンツのテキスト文字列表現を戻します。テキスト文字列は、ユーザーの書込みストリームに書き込まれます。

用途

記述子のJSONコンテンツのテキスト文字列表現を戻します。

sword OCIJsonToTextStream (
      OCISvcCtx    *svchp, 
      OCIJson      *jsond,  
      orastream    *w_stream,  
      oraub8       *byte_amtp,  
      ub4           wflags,  
      OCIError     *errhp,  
      ub4           mode 
);

パラメータ

パラメータ モード 説明
svchp IN

割り当てられているOCIサービス・コンテキスト・ハンドル。

jsond IN

割り当てられているOCI JSON記述子。

w_stream IN

Orastream (書込みストリーム)の入力へのポインタです。詳細は、『XML C APIリファレンス』ガイドの「C API用のorastreamパッケージ」を参照してください。

byte_amtp OUT

ストリームに書き込まれるテキストJSONに対応する合計バイト数。

wflags IN

出力テキストJSONのライター・フラグ。詳細は、『XML C APIリファレンス』ガイドの「JSON出力定数」を参照してください。

errhp IN/OUT

割り当てられているOCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、errパラメータに記録され、OCI_ERRORが戻されます。OCIErrorGet()関数のコールによって診断情報を取得できます。

mode IN
実行のモードを指定します。
  • OCI_DEFAULT: デフォルト・モードです。

戻り値

  • OCI_SUCCESS: テキスト文字列がストリームに正常に書き込まれた場合。
  • OCI_SUCCESS_WITH_INFO: OCIJson記述子が空の場合。
  • 実行中にエラーが発生した場合は、OCI_ERRORです。OCIErrorパラメータに必要なエラー情報が示されます。

使用方法

  • 戻されるテキストJSONは、AL32UTF8キャラクタ・セットです。
  • 入力の読取りストリームが開いていない場合は、自動的に開かれます。読取りストリームを閉じるのはユーザーの責任です。
  • この関数では、指定されたサービス・コンテキスト・ハンドルに対するコールがシリアライズされます。

36.2.4 OCIJsonToBinaryBuffer ()

JSONドキュメント記述子からユーザーのバッファに書き込まれたバイナリ・イメージのバイト数を戻します。

用途

JSONドキュメント記述子からユーザーのバッファに書き込まれたバイナリ・イメージのバイト数を戻します。

構文

sword OCIJsonToBinaryBuffer (    
      OCISvcCtx    *svchp, 
      OCIJson      *jsond,  
      ub1          *bufp,  
      oraub8       *byte_amtp  
      OCIError     *errhp,  
      ub4           mode 
);

パラメータ

パラメータ モード 説明
svchp IN

割り当てられているOCIサービス・コンテキスト・ハンドル。

jsond IN

有効なJSONドキュメント記述子。

bufp IN/OUT

テキストJSONの読取り先バッファへのポインタです。byte_amtpのメモリー長が割り当てられるとみなされます。

byte_amtp IN/OUT
  • IN - 線形バッファの入力サイズ。

  • OUT: ユーザー・バッファに読み取られるバイト数です。

errhp IN/OUT

割り当てられているOCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、errパラメータに記録され、OCI_ERRORが戻されます。OCIErrorGet()関数のコールによって診断情報を取得できます。

mode IN
実行のモードを指定します。
  • OCI_DEFAULT: デフォルト・モードです。

戻り値

  • OCI_SUCCESS: ドキュメント・イメージが正常に読み取られた場合。
  • OCI_SUCCESS_WITH_INFO: OCIJson記述子が空の場合。
  • 実行中にエラーが発生した場合は、OCI_ERRORです。OCIErrorパラメータに必要なエラー情報が示されます。

使用方法

  • 入力サイズ・バッファがバイナリ・イメージのサイズを収容するために十分な大きさではない場合は、エラーが発生します。この場合、ユーザーはストリーミング・インタフェースを使用するか、OCIJsonBinaryLengthGet ()を使用して実際のイメージのサイズを取得します。
  • JSON記述子に可変DOMが保持されている場合、この関数は線形バイナリ表現に対応するバイト数を戻します。
  • この関数では、サービス・コンテキスト・ハンドルに対するコールがシリアライズされます。

36.2.5 OCIJsonToBinaryStream ()

JSONドキュメント記述子からユーザーの書込みストリームに書き込まれたバイナリ・イメージのバイト数を戻します。

用途

JSONドキュメント記述子からユーザーの書込みストリームに書き込まれたバイナリ・イメージのバイト数を取得します。

構文

sword OCIJsonToBinaryStream (     
      OCISvcCtx    *svchp, 
      OCIJson      *jsond,  
      orastream    *w_stream,  
      oraub8       *byte_amtp,  
      OCIError     *errhp,  
      ub4           mode 
);

パラメータ

パラメータ モード 説明
svchp IN

割り当てられているOCIサービス・コンテキスト・ハンドル。

jsond IN

割り当てられているOCI JSON記述子。

w_stream IN

Orastream (書込みストリーム)の入力へのポインタです。詳細は、『XML C APIリファレンス』ガイドの「C API用のorastreamパッケージ」を参照してください。

byte_amtp OUT テキストJSONに対応する合計バイト数。
errhp IN/OUT

割り当てられているOCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、errパラメータに記録され、OCI_ERRORが戻されます。OCIErrorGet()関数のコールによって診断情報を取得できます。

mode IN
実行のモードを指定します。
  • OCI_DEFAULT: デフォルト・モードです。

戻り値

  • OCI_SUCCESS: テキスト文字列がストリームに正常に書き込まれた場合。
  • OCI_SUCCESS_WITH_INFO: OCIJson記述子が空の場合
  • 実行中にエラーが発生した場合は、OCI_ERRORです。OCIErrorパラメータに必要なエラー情報が示されます。

使用方法

  • JSON記述子のバイナリ・イメージがDOMツリーの形式である場合、この関数は線形表現に対応するバイトを書き込みます。
  • 入力の読取りストリームが開いていない場合は、自動的に開かれます。読取りストリームを閉じるのはユーザーの責任です。
  • この関数では、サービス・コンテキスト・ハンドルに対するコールがシリアライズされます。

36.2.6 OCIJsonBinaryLengthGet ()

JSONのバイナリ表現のサイズ(バイト単位)を戻します。

用途

JSONのバイナリ表現のサイズ(バイト単位)を取得します。

構文

sword OCIJsonBinaryLengthGet (     
      OCISvcCtx    *svchp, 
      OCIJson      *jsond,  
      oraub8       *byte_amtp,  
      OCIError     *errhp,  
      ub4           mode 
);

パラメータ

パラメータ モード 説明
svchp IN

割り当てられているOCIサービス・コンテキスト・ハンドル。

jsond IN

有効なJSONドキュメント記述子。

byte_amtp OUT JSONイメージのバイト数。
errhp IN/OUT

割り当てられているOCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、errパラメータに記録され、OCI_ERRORが戻されます。OCIErrorGet()関数のコールによって診断情報を取得できます。

mode IN
実行のモードを指定します。
  • OCI_DEFAULT: デフォルト・モードです。

戻り値

  • OCI_SUCCESS: ドキュメント・イメージの長さが正常に読み取られた場合。
  • 実行中にエラーが発生した場合は、OCI_ERRORです。OCIErrorパラメータに必要なエラー情報が示されます。

使用方法

  • JSON記述子のバイナリ・イメージがDOMツリーの形式である場合、この関数は線形表現に対応するバイトを書き込みます。
  • この関数では、サービス・コンテキスト・ハンドルに対するコールがシリアライズされます