5.203 DBA_DB_LINK_SOURCES

DBA_DB_LINK_SOURCESは、ローカル・データベースへのデータベース・リンクがオープンされている、すべての一意のソース・データベースを示します。

デフォルトでは、DBAのみがこのビューにアクセスできます。ただし、DBAは他の者にこのビューへのアクセスを許可できます。

このビューは、データベース監査で使用されるものと同じシステム表領域に存在する永続的な表に基づいています。

マルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)環境では、すべてのDBA_ビューに対応するCDB_ビューが存在し、CDB内のすべてのプラガブル・データベース(PDB)のデータが含まれています。CDB$ROOTコンテナ内で行われるCDB_DB_LINK_SOURCESビューに対する問合せでは、すべてのPDBに記録されているすべてのデータベース・リンクのソースが表示されます。PDB内で行われる対応するDBA_DB_LINK_SOURCESビューに対する問合せでは、そのPDB(つまり、インバウンド・データベース・リンクのターゲットである特定のPDB)に対応する情報のみが表示されます。

CDB_ビューには、問合せの発行時にオープンされているPDBからのデータのみが表示されることに注意してください。したがって、データベース・リンクのソースを診断する場合は、診断に役立つ情報が含まれている可能性のある任意のまたはすべてのPDBをオープンしておくことをお薦めします。

データ型 NULL 説明

SOURCE_ID

NUMBER

NOT NULL

受信データベース・リンクを識別する一意のID

DB_NAME

VARCHAR2(256)

NOT NULL

ソース・データベースのグローバル名

DBID

NUMBER

NOT NULL

ソース・データベースのデータベース識別子。V$DATABASE内のソース・データベースのDBIDにマップされる。

DB_UNIQUE_NAME

VARCHAR2(256)

ソース・データベースの一意のデータベース名。V$DATABASE内のソース・データベースのDB_UNIQUE_NAMEにマップされる。この情報を指定していないソース・データベースの場合はnull。

HOST_NAME

VARCHAR2(256)

解決済ホスト名。使用できない場合はnull。

IP_ADDRESS

VARCHAR2(128)

ソース・マシンのIPアドレス。使用できない場合はnull。

PROTOCOL

VARCHAR2(64)

ipcsdptcptcpsなどのサポートされているプロトコルの1つ。使用できない場合はnull。

USERNAME

VARCHAR2(128)

NOT NULL

ローカル・データベースにログインしているユーザーのOracleユーザー名。V$SESSION内のUSERNAME列にマップされる。

USER#

NUMBER

NOT NULL

ローカル・データベースにログインしているユーザーのOracleユーザーID。V$SESSION内のUSER#列にマップされる。

FIRST_LOGON_TIME

TIMESTAMP(6)

NOT NULL

このデータベース・リンクの最初の接続のタイムスタンプ(UTC)

LAST_LOGON_TIME

TIMESTAMP(6)

このデータベース・リンクの最後の接続のタイムスタンプ(UTC)

LOGON_COUNT

NUMBER

このデータベース・リンクを介して接続が確立された回数

関連項目: