5.247 DBA_EXTERNAL_SCN_ACTIVITY
DBA_EXTERNAL_SCN_ACTIVITY
は、SCNアクティビティの高いソースを決定するため、DBA_DB_LINK_SOURCES
およびDBA_DB_LINKS
ビューと連携して機能します。
インバウンド・データベース・リンクによってSCNが増加した場合は、DBA_EXTERNAL_SCN_ACTIVITY
ビューをINBOUND_DB_LINK_SOURCE_ID
列でDBA_DB_LINK_SOURCES
ビューと結合して、SCNの増加が発生したリモート・データベースの詳細を取得できます。
アウトバウンド・データベース・リンクによってSCNが増加した場合は、INBOUND_DB_LINK_SOURCE_ID
列はNULL
になりますが、DBA_DB_LINKS
ビューで、OUTBOUND_DB_LINK_NAME
およびOUTBOUND_DB_LINK_OWNER
の列をそれぞれDB_LINK
およびOWNER
の列と結合して、SCNの増加原因となったリモート・データベースを決定できます。
前述のいずれもが当てはまらない場合(INBOUND_DB_LINK_SOURCE_ID
、OUTBOUND_DB_LINK_NAME
およびOUTBOUND_DB_LINK_OWNER
のすべてがNULL
)は、SCNの増加はクライアント接続によるもので、別のデータベースとのインバウンドまたはアウトバウンドのデータベース・リンクの結果として発生したものではありません。V$SESSION
で、SESSION_ID
およびSESSION_SERIAL#
の列をSID
およびSERIAL#
の列と結合して、クライアントのセッションの詳細を取得できます。
マルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)環境では、すべてのDBA_ビューに対応するCDB_ビューが存在し、CDB内のすべてのプラガブル・データベース(PDB)のデータが含まれています。
SCNはCDB(PDBではなく)のプロパティであるため、大きなSCNジャンプに関心を持つDBAは、CDB_EXTERNAL_SCN_ACTIVITY
ビューの方がCDB上のSCNのジャンプ診断に役立つことがわかります。CDB$ROOT
からのCDB_EXTERNAL_SCN_ACTIVITY
ビューの問合せにより、すべてのPDBで発生した外部SCNジャンプを確実に調べ、検出できます。これに対して、PDBから実行される、対応するDBA_EXTERNAL_SCN_ACTIVITY
ビューに対する問合せ、またはCDB_EXTERNAL_SCN_ACTIVITY
ビューに対する問合せは、そのPDBのデータのみが表示されます(つまり、大きなSCNジャンプを引き起こした、その特定のPDBで発生した外部アクティビティに関する詳細)。
CDB_ビューには、問合せの発行時にオープンされているPDBからのデータのみが表示されることに注意してください。したがって、外部SCNアクティビティのソースを診断する場合は、診断に役立つ情報が含まれている可能性のある任意のまたはすべてのPDBをオープンしておくことをお薦めします。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
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SCNが受信されたときのタイムスタンプ(UTC) |
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このエントリを作成したローカル・セッションのセッション識別子。 |
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このエントリを作成したローカル・セッションのセッション・シリアル番号。 |
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ローカル・データベースにログインしているユーザーのOracleユーザー名。 |
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SCNがインバウンド・データベース・リンクによって増加した場合は、 SCNがインバウンド・データベース・リンクによって増加していない場合は、この値はnull。 |
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SCNがアウトバウンド・データベース・リンクによって増加した場合は、 この列および SCNがアウトバウンド・データベース・リンクによって増加していない場合は、この値はnull。 |
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SCNがアウトバウンド・データベース・リンクによって増加した場合は、 この列および SCNがアウトバウンド・データベース・リンクによって増加していない場合は、この値はnull。 |
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取得されるSCNアクティビティは次のとおり。
エラーまたは警告が発生しない通常のSCNアクティビティは取得されない。SCNのエラーおよび警告は、 |
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インバウンド・データベース・リンク、アウトバウンド・データベース・リンクまたはクライアントから受信した外部SCN |
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