2.180 LOG_ARCHIVE_DEST
LOG_ARCHIVE_DESTを使用してREDOログ・ファイルのアーカイブ先を指定します。
| 特性 | 説明 |
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パラメータ・タイプ |
文字列 |
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構文 |
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デフォルト値 |
Null |
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変更可能 |
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PDBで変更可能 |
いいえ |
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値の範囲 |
有効なパス名またはデバイス名(RAWパーティションを除く) |
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基本 |
いいえ |
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Oracle RAC |
複数インスタンスには、異なる値を指定可能。 |
ノート:
Enterprise Editionを使用している場合、LOG_ARCHIVE_DEST_nパラメータが設定されていると、このパラメータは非推奨になります。Oracle Enterprise Editionがインストールされていない場合、またはインストールされているがLOG_ARCHIVE_DEST_nパラメータを指定していない場合は、このパラメータは有効です。
LOG_ARCHIVE_DESTは、データベースをARCHIVELOGモードで起動している場合またはアーカイブREDOログからデータベースをリカバリしている場合のみ適用できます。LOG_ARCHIVE_DESTはLOG_ARCHIVE_DEST_nパラメータと非互換であり、またLOG_ARCHIVE_DEST_nパラメータにNULL文字列以外の値がある場合、NULL文字列("")または('')で定義されている必要があります。REDOログ・ファイルをアーカイブするとき、ディスク・ファイルまたはテープ・デバイスのデフォルト位置およびルートを指定するには、テキスト文字列を使用してください。(テープへのアーカイブは、すべてのオペレーティング・システムでサポートされているわけではありません。)この値には、RAWパーティションは指定できません。
LOG_ARCHIVE_DESTが明示的に指定されていて、すべてのLOG_ARCHIVE_DEST_nパラメータがNULL文字列値を持つ場合、LOG_ARCHIVE_DESTは、インスタンスの起動時にオペレーティング・システム依存のデフォルト値に設定されます。
このパラメータで指定する宛先をオーバーライドするには、別の宛先を指定するか(手動アーカイブの場合)、SQL*PlusコマンドのARCHIVE LOG START filespecを使用します(自動アーカイブの場合)。このfilespecは、新しいアーカイブ先です。宛先を永続的に変更するには、ALTER SYSTEM SET LOG_ARCHIVE_DEST = filespec文を使用します。filespecは、新しいアーカイブ先です。
LOG_ARCHIVE_DESTおよびLOG_ARCHIVE_FORMATは、それ自体が完全なファイルまたはディレクトリ指定子である必要はありません。必要なのは、変数がLOG_ARCHIVE_FORMATに代入され、この2つのパラメータが連結された後、有効なファイル・パスを形成することのみです。
関連項目:
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このパラメータの設定の詳細は、「LOG_ARCHIVE_DUPLEX_DEST」、「LOG_ARCHIVE_MIN_SUCCEED_DEST」および「V$ARCHIVE_DEST」を参照してください。
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デフォルト値、および
LOG_ARCHIVE_DESTを使用して宛先パスまたはファイル名を指定する方法については、ご使用のOracleオペレーティング・システム固有のOracleマニュアルを参照してください。