2.334 SHARED_SERVERS

SHARED_SERVERSには、インスタンスの起動時に作成するサーバー・プロセスの数を指定します。システム負荷が減少する場合は、このサーバーの最小値が保持されます。そのため、SHARED_SERVERSをシステムの起動時にあまり高く設定しないように注意してください。
特性 説明

パラメータ・タイプ

整数

デフォルト値

0(共有サーバーがオンでないことを示す)

共有サーバー・アーキテクチャを使用している場合、またはディスパッチャの合計数が1以上になるようにDISPATCHERSパラメータが設定されている場合は1

変更可能

ALTER SYSTEM

PDBで変更可能

はい

値の範囲

このパラメータの値は、MAX_SHARED_SERVERS未満である必要がある。MAX_SHARED_SERVERS以上の場合は、サーバーの数は自動チューニングされず、SHARED_SERVERSで指定されたままの数になる。

基本

はい

Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.2)以降では、SHARED_SERVERSパラメータをPDBで設定できます。ただし、PDBで設定可能な他のほとんどのパラメータとは異なり、このパラメータはPDB内でのみ使用して、そのPDBに対する共有サーバーの使用可能と使用不可を切り替えることができます。そのため、PDBでは、DBAは、SHARED_SERVERSを0に設定して該当PDBに対して共有サーバーを使用不可にするか、ALTER SYSTEM RESET SHARED_SERVERSを使用してPDBに対して共有サーバーを再度有効にすることができます。CDBの共有サーバーの構成は、ルートでのみ実行できます。

関連項目: