WebLogic Serverでは、JMS仕様を完全にサポートし、標準のJMS APIではサポートされない様々な拡張機能を備えたエンタープライズクラスのメッセージング・システムを提供しています。WebLogic Serverプラットフォームと密接に統合されているため、非常にセキュアなJava EEアプリケーションを構築して、WebLogic Serverコンソールで簡単に監視したり管理したりできます。XAトランザクションの完全サポートに加え、WebLogic Serverのメッセージング機能では、クラスタリング機能およびサービス移行機能を通じた高可用性も実現できます。また、他のバージョンのWebLogic Serverやサードパーティ・メッセージング・ベンダー製品とのシームレスな相互運用性も可能です。
WebLogic Serverのメッセージング機能は次の領域から構成されます。
weblogic-jmsmd.xsd
スキーマに準拠するXMLドキュメントによって定義されます。JMSシステム・モジュールは、ドメイン・ディレクトリのconfig\jmsサブディレクトリに格納され、このモジュールに対する参照がJMSSystemResource
要素としてドメインの構成ファイルに追加されます。システム・モジュールは、ドメインに構成されたサーバーおよびクラスタの対象指定に対して全面的に利用できます。つまり、同じ対象にデプロイされているすべてのアプリケーションおよびクライアント・アプリケーションで利用できます。