分析およびダッシュボードでのライトバックの有効化

管理者は、ユーザーによる分析およびダッシュボードでデータの編集を有効にできます。

  1. データ・モデルを設定します。
    1. 開発者クライアント・ツールで、データ・モデル(RPDファイル)を開きます。
    2. 物理レイヤーで、ライトバックを有効にする列を含む物理表をダブルクリックします。
    3. 「物理表」ダイアログの「一般」タブで、「キャッシュ可能」が選択されていないことを確認します。このオプションの選択を解除することによって、プレゼンテーション・サービスのユーザーが更新内容を即座に表示できるようになります。
    4. 「ビジネス・モデルとマッピング」レイヤーで、対応する論理列をダブルクリックします。
    5. 「論理列」ダイアログで、「書込み可能」を選択してから、「OK」をクリックします。
    6. 「プレゼンテーション」レイヤーで、ライトバックを有効にした論理列に対応する列をダブルクリックします。
    7. 「プレゼンテーション列」ダイアログで、「権限」をクリックします。
    8. 該当するユーザーとアプリケーション・ロールの「読取り/書込み」権限を選択します。
    9. 変更内容を保存します。
  2. ライトバック・テンプレートを作成して、クリップボードにコピーします。次に例を示します。
    <?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
    <WebMessageTables xmlns:xsi='http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance' xmlns='oracle.bi.presentation/writebackschemas/v1'>
    <WebMessageTable lang="en-us" system="WriteBack" table="Messages">
       <WebMessage name="SetQuotaUseID">
          <XML>
             <writeBack connectionPool="Supplier">
                <insert>INSERT INTO regiontypequota VALUES(@{c0},@{c1},'@{c2}','@{c3}',@{c4})</insert>
                <update>UPDATE regiontypequota SET Dollars=@{c4} WHERE YR=@{c0} AND Quarter=@{c1} AND Region='@{c2}' AND ItemType='@{c3}'</update>
             </writeBack>
          </XML>
       </WebMessage>
    </WebMessageTable>
    </WebMessageTables>
  3. Oracle Analyticsでライトバック・テンプレートを適用します。
    1. 「コンソール」をクリックしてから、「システム設定」をクリックします。
    2. ライトバック・テンプレートXMLに、ステップ2でコピーしたライトバック・テンプレートを貼り付けます。
  4. ライトバック・コードを使用する権限を付与します。
    1. クラシック・ホームに移動し、「管理」をクリックします。
    2. 「セキュリティ」で、「権限の管理」をクリックし、「ライトバック」に移動します。
    3. 認証されたユーザーに「データベースへのライトバック」を付与します。
    4. BIサービス管理者に「ライトバックの管理」を付与します。
  5. 列でのライトバックを有効にするには:
    1. 分析エディタで、ライトバックを有効にする列の「列のプロパティ」を表示します。
    2. 「列のプロパティ」ダイアログで、「ライトバック」タブをクリックします。
      リポジトリで、列に対してライトバックが有効になっている場合、「ライトバックの有効化」ボックスが使用可能です。
    3. 「ライトバックの有効化」オプションを選択します。
    4. デフォルトを変更する場合は、他のオプションの値を指定します。
    5. 変更内容を保存します。
    列を含む分析で、この列に対してライトバックが有効になります。
  6. 表ビューでのライトバックを有効にするには:
    1. 分析エディタで、編集する表ビューを開きます。
    2. 「プロパティの表示」をクリックします。
    3. 「表のプロパティ」ダイアログで、「ライトバック」タブをクリックします。
    4. 「ライトバックの有効化」オプションを選択します。
    5. 「テンプレート名」ボックスを選択し、ステップ2で指定したライトバック・テンプレートに"WebMessage name="の値を指定します。
      たとえば、ステップ2のサンプル・テンプレートの「テンプレート名」は'SetQuotaUseID'です。
    6. 変更内容を保存します。