エクスポートの手動による構成

分析結果やビューをエクスポートする方法を変更する各種オプションを構成できます。

  1. 次のinstanceconfig.xmlファイルを開いて編集します。

    BI_DOMAIN/config/fmwconfig/biconfig/OBIPS

  2. 次のネームスペース宣言をWebConfig要素に挿入します。
    xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"
    

    Export要素に、エクスポートのタイプを指定する必須属性xsi:typeが含まれていることに注意してください。有効な値は次のとおりです。

    • excel (Microsoft Excelへのエクスポート)

    • formattedText (データ・エクスポートの場合)

    • pdf (PDFにエクスポートする場合)

    • ppt (Microsoft Powerpointへのエクスポート)

    • all (すべての印刷およびエクスポート・オプションについて、trueまたはfalseを使用してチャート、イメージまたは書式設定を除外するかどうかを選択できます)
  3. 次の表で説明している要素を追加する必要があるDownloadセクションを見つけます。
  4. 次の例に示すように、必要な要素とその祖先要素を追加します。

    ノート:

    デフォルトのエクスポート値はUseRawValueです。ただし、丸められた値をエクスポートする場合、かわりにUseFormattedValue値を使用する必要があります。
    <ServerInstance>
      <Download>
        <Export xsi:type="excel">
            <DataValue>UseRawValue</DataValue>
            <RepeatRows>false</RepeatRows>
        </Export>
    
        <Export xsi:type="formattedText">
            <Delimiter char=","/>
        </Export>
    
        <Export xsi:type="pdf">
            <KeepRowsTogether>true</KeepRowsTogether>
            <Orientation>Landscape</Orientation>
        </Export>
    
        <Export xsi:type="ppt">
            <Orientation>Portrait</Orientation>
        </Export>
        
        <Export xsi:type="all">
            <ExportCharts>false</ExportCharts>
            <ExportImages>false</ExportImages>
            <ExportFormatting>false</ExportFormatting>
        </Export>
    
    
      </Download>
    </ServerInstance>
    
  5. 変更内容を保存し、ファイルを閉じます。
  6. Oracle Analytics Server再起動します。

次の表に、エクスポートの手動構成に使用される要素について説明します。

要素 説明 デフォルト値

DataValue

データ値(数値および日付)をExcelにエクスポートする場合に、完全な数値精度および書式設定マスクが設定されたRAW書式でエクスポートするか、または指定されたデータ書式の文字列でエクスポートするかどうかを指定します。

有効な値は次のとおりです。

  • UseRawValue

  • UseFormattedValue

エクスポート・タイプは次のとおりです。

xsi:type="excel"

UseRawValue

RepeatRows

表およびピボット表をExcelにエクスポートする場合に、複数の行にわたるセルおよび複数の列にわたるセルを繰り返すかどうかを指定します。

trueに設定すると、分析エディタの「値の抑制」の設定に関係なく、複数の行にわたるセルおよび複数の列にわたるセルが繰り返されます。たとえば、YearとMonthの値を含む表では、すべてのMonthの値に対してYearが繰り返されます。

falseに設定すると、その動作は、分析エディタの「値の抑制」オプションで定義されているのと同じです。

  • 「値の抑制」「抑制」に設定されている場合、行をまたがるセルおよび列をまたがるセルは繰り返されません。たとえば、YearとMonthの値を含む表では、Yearは複数のMonthの値に対して1回のみ表示されます。

  • 「値の抑制」「繰返し」に設定されている場合、行をまたがるセルおよび列をまたがるセルが繰り返されます。たとえば、YearとMonthの値を含む表では、すべてのMonthの値に対してYearが繰り返されます。

「値の抑制」オプションの詳細は、Oracle Analytics Serverでのデータのビジュアル化を参照してください

エクスポート・タイプは次のとおりです。

xsi:type="excel"

false

Delimiter

結果およびビューからRAWデータをエクスポートする場合に、セミコロン(;)などの「CSV形式」オプションの列区切り文字を指定します。

エクスポート・タイプは次のとおりです。

xsi:type="formattedText"

","

KeepRowsTogether

PDFにエクスポートする場合に、複数の行をページ区切りでまとめるかどうかを指定します。

trueに設定すると、複数の行をページ区切りでまとめます。

falseに設定すると、複数の行をページ区切りをまたいで分割します。

エクスポート・タイプは次のとおりです。

xsi:type="pdf"

false

Orientation

PDFおよびPowerpointへエクスポートする場合に、方向(PortraitまたはLandscape)を指定します。

PDFへエクスポートする場合のエクスポート・タイプは次のとおりです。

xsi:type="pdf"

Powerpointへエクスポートする場合のエクスポート・タイプは次のとおりです。

xsi:type="ppt"

Landscape (PDFへのエクスポート)

Portrait (Powerpointへのエクスポート)

QuoteTxtTab

「CSV形式」オプションの引用符を追加します。falseに設定すると、引用符は追加されません。

エクスポート・タイプは次のとおりです。

xsi:type="formattedText"

true