表ビュー、ピボット表ビューおよびトレリス・ビューのデータをフェッチするための設定の手動による構成

データを参照する方法としてスクロールを使用する表ビュー、ピボット表ビューおよびトレリス・ビューのデータのフェッチ方法を指定するには、GridViews要素(DefaultRowFetchSlicesCountなど)内の設定を使用できます。

コンテンツ・デザイナは、「表のプロパティ」ダイアログ: 「スタイル」タブ、「ピボット表のプロパティ」ダイアログまたは「トレリスのプロパティ」ダイアログ: 「一般」タブでそれぞれ、表ビュー、ピボット表ビューまたはトレリス・ビューのデータの参照に使用する方法(スクロールまたはページ・コントロールのいずれか)を指定します。Oracle Analytics Serverでのデータのビジュアル化を参照してください。

  1. 次のinstanceconfig.xmlファイルを開いて編集します。

    BI_DOMAIN/config/fmwconfig/biconfig/OBIPS

  2. 次の表で説明している要素を追加する必要があるGridViewsの親セクションを見つけます。
  3. 次の例に示すように、必要な要素とその祖先要素を追加します。
    <ServerInstance>
      <Views>
        <GridViews>
            <DefaultRowFetchSlicesCount>1000</DefaultRowFetchSlicesCount>
            <DefaultColumnFetchSlicesCount>300</DefaultColumnFetchSlicesCount>
            <DefaultFreezeHeadersClientRowBlockSize>60</DefaultFreezeHeadersClientRowBlockSize>
            <DefaultFreezeHeadersClientColumnBlockSize>15</DefaultFreezeHeadersClientColumnBlockSize>
            <DefaultFreezeHeadersWidth>1000</DefaultFreezeHeadersWidth>
            <DefaultFreezeHeadersHeight>1000</DefaultFreezeHeadersHeight>
        <DefaultScrollingEnabled>false</DefaultScrollingEnabled>
        </GridViews>
      </Views>
    </ServerInstance>
    
  4. 変更内容を保存し、ファイルを閉じます。
  5. Oracle Analytics Server再起動します。

次の表では、データのフェッチのための一般的な要素について説明します。

要素 説明 デフォルト値

DefaultRowFetchSlicesCount

スクロールするビューが最初に表示されるときに、そのサイズの計算に使用する最大行数を指定します。ユーザーがビュー内の最後の行までスクロールすると、(さらに行がある場合は)残りの行をフェッチするためのリンクが表示されます。

1000

DefaultColumnFetchSlicesCount

スクロールするビューが最初に表示されるときに、そのサイズの計算に使用する最大列数を指定します。ユーザーがビュー内の最後の列までスクロールすると、(さらに列がある場合は)残りの列をフェッチするためのリンクが表示されます。

300

DefaultFreezeHeadersClientRowBlockSize

AJAXリクエストで(つまり、ユーザーのスクロールにより、表ビュー、ピボット表ビューまたはトレリス・ビューに行を追加するようサーバーに対してリクエストが必要となるような場合)、クライアントに返す行数を指定します。

60

DefaultFreezeHeadersClientColumnBlockSize

AJAXリクエストで(つまり、ユーザーのスクロールにより、表ビュー、ピボット表ビューまたはトレリス・ビューに列を追加するようサーバーに対してリクエストが必要となるような場合)、クライアントに返す列数を指定します。

15

DefaultFreezeHeadersWidth

表ビュー、ピボット表ビューおよびトレリス・ビューのデフォルトの最大幅をピクセルで指定します。

ビューのプロパティ・ダイアログの「最大幅」フィールドを使用して、コンテント・デザイナはこの値をオーバーライドします。

700

DefaultFreezeHeadersHeight

表ビュー、ピボット表ビューおよびトレリス・ビューのデフォルトの最大高さをピクセルで指定します。

ビューのプロパティ・ダイアログの「最大高さ」フィールドを使用して、コンテント・デザイナはこの値をオーバーライドします。

400

DefaultScrollingEnabled

次のように、テーブル・ビューのデータ・ビューのスクロールを指定します。
  • true: 「スクロール・コンテンツがある固定ヘッダー」としてデータ・ビューで出力を表示するようにレポートを設定します。

  • false: 「コンテンツ・ページング」としてデータ・ビューを表示するようにレポートを設定します。

true