13 Oracle BIサーバーの問合せ用の集計の作成および永続化
Oracle Analytics Serverで集計の永続性を設定および使用する方法について説明します。
データ・ウェアハウスの多くの専門家は、高度に集約された問合せのパフォーマンスを向上させるために集計データ表を作成します。集計表にはあらかじめ計算された結果が格納され、その結果はディメンションの一連の属性に対する、組み合されたメジャー(通常は合計)です。集計表を使用すると、意志決定サポート・システムにおいて問合せの応答時間を改善できます。
SQL問合せを使用する場合、またはどの表が存在するかのみを理解しその意味を理解していないツールを使用する場合、集計表の数が増加するにつれて集計表の使用がより複雑になります。Oracle BIサーバーの集計ナビゲーション機能を使用すると、問合せにおいて集計表に格納されている情報を自動的に使用することが可能になります。Oracle BIサーバーを利用することにより、ユーザーは適切なビジネス上の質問を行うことに集中でき、最も高速に回答を返す表がどれであるかはサーバーによって判断されます。
Oracle Analytics Serverでは、ソース・データベースの集計を利用します。論理表ソース(マッピング)の管理を参照してください。集計の永続性では、集計表とこれに対応するメタデータ・マッピングの作成およびロードが自動化されるため、データ集計の作成と維持およびデータベース・スクリプトとこれに対応するメタデータ・マッピングのロードに必要な時間が最小化されます。
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