LinuxでのDataDirect Connect ODBCドライバの使用
Oracle Analytics Serverには、MySQL、Sybase ASE、Informix、HiveおよびImpalaの各データベースへの接続性の確保のために、Linuxオペレーティング・システム用にDataDirect Connect ODBCドライバおよびドライバ・マネージャが用意されています。
Amazon Redshiftデータ・ソースもサポートされています。Amazon Webサービスから使用可能なAmazon Redshift ODBCドライバを使用する必要があります。その他のデータ・ソース用にドキュメント化されているステップを使用して、Amazon Redshiftデータ・ソースを構成します。
DataDirectドライバは、Oracle Analytics Serverのインストール・プロセスでインストールされます。DataDirect Connect ODBCドライバは、MW_HOME/bi/modules/oracle.bi.datadirect.odbc/7.1.6/lib
ディレクトリにあります。
DataDirect Connect ODBCドライバを設定するために、ODBCINI環境変数を設定する必要はありません。この変数は、インストール中に自動的に設定されます。
DataDirectを使用するためのOracle Analytics Serverの構成
Oracle Analytics Serverをインストールすると、必要なDataDirect 7.1.6ドライバがインストールされ、自動的に構成されます。
obis.properties
およびodbc.ini
ファイルのデフォルト設定を定義できます。
既存のデータベース構成を変更して、DataDirectドライバを使用する必要があります。既存のデータベース構成の変更の詳細は、次の手順を参照してください。
DB2データベースのためのDataDirect Connect ODBCドライバの構成
DB2データベースに接続するには、次のステップを使用します。
MySQLデータベースに接続するDataDirect ODBCドライバ・ファイルの名前は、ARdb227.so
です。
MySQLデータベースのためのDataDirect Connect ODBCドライバの構成
MySQLデータベースに接続するには、次のステップを使用します。
MySQLデータベースに接続するDataDirect ODBCドライバ・ファイルの名前は、ARmysql27.so
です。
Sybase ASEデータベースのためのDataDirect Connect ODBCドライバの構成
Sybase ASEデータベースに接続するDataDirect ODBCドライバのファイル名は、ARase27.soです。
InformixデータベースのためのDataDirect Connect ODBCドライバの構成
Informixデータベースに接続するDataDirect ODBCドライバ・ファイルを構成するには、次のステップを使用します。使用するファイルはARifcl27.soです。
Cloudera ImpalaデータベースのためのDataDirect Connect ODBCドライバの構成
Cloudera Impalaデータベースに接続するためのDataDirect ODBCドライバ・ファイルの名前は、ARimpala27.so
です。
Impala 1.3.xを構成してLIMIT句を含めるを参照してください。
Impala 1.3.xを構成してLIMIT句を含める
Impala 1.3.xでは、ORDER BY句のある問合せにLIMIT句が含まれている必要があります。
この句を構成で指定する方法は3つあります。Impalaデーモンのデフォルトの問合せオプションを変更する方法の使用をお薦めします。2番目と3番目の方法については、Impala DefaultOrderByLimitを変更する代替方法を参照してください。
次のいずれかの方法で制限したデフォルトの順番を指定すると、句によってORDERのある問合せに対して最大2,000,000列が戻ります。
Impalaデーモンのデフォルトの問合せオプションを変更する方法を使用してLIMIT句を指定したときに、問合せにORDER BY句が含まれていると、Impalaは最大2,000,000列を戻します。この制限を超過すると、Impalaは例外をスローします。
問合せが2,000,000列を超える場合のために、default_order_by_limit
値を高く指定します。
Default Order By Limit
は、Impalaサーバーのかわりにクライアント使用して指定することもできます。
先の方法を使用してImpalaデーモンを変更する権限がない場合、この方法を使用してください。この方法を使用すると、Impalaにより、値が2,000,000列まで静的に切り詰められます。
Impala DefaultOrderByLimitを変更する代替方法
Impala環境がCloudera Managerに管理されていない場合は、1番目のDefaultOrderByLimitオプションを使用します。2番目のDefaultOrderByLimitのオプションは、Impalaデーモンを変更するための権限がない場合に使用します。
Cloudera Managerを使用することなくImpalaデーモンのデフォルトの問合せオプションを変更する
Cloudera Managerで管理されている環境を使用していて、必要になる権限を持っている場合は、Impalaデーモンを更新するための推奨方法であるDefaultOrderByLimit
を使用してください。Impala 1.3.xを構成してLIMIT句を含めるを参照してください。
Cloudera Managerで管理されていないImpala環境を使用している場合は、LIMIT
句の変更に役立つImpala製品のドキュメントを使用します。『CDH 5 Installation Guide』の、コマンドラインを使用したImpalaスタートアップ・オプションの構成に関する項を参照してください。
この方法を使用してLIMIT句を指定し、問合せにORDER BY句が含まれている場合、Impalaは最大2,000,000列を戻します。この制限を超過すると、Impalaは例外をスローします。
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コマンドラインを使用したImpalaスタートアップ・オプションの構成に関する項のタスクのステップを完了した後、
IMPALA_SERVER_ARGS
に次のエントリを追加します。-default_query_options 'default_order_by_limit=2000000;abort_on_default_limit_exceeded=true'
odbc.ini Impala DSNエントリのDefaultOrderByLimitパラメータを変更する
先の方法を使用してImpalaデーモンを変更する権限がない場合、この方法を使用してください。この方法を使用すると、Impalaにより、値が2,000,000列まで静的に切り詰められます。
問合せが戻す数を2,000,000列よりも大きく指定する場合、DefaultOrderByLimit
パラメータの値をそれよりも高く指定します。
Default Order By Limitは、Impalaサーバーのかわりにクライアント使用して指定することもできます。
BI_DOMAIN/config/fmwconfig/bienv/core
ディレクトリでodbc.ini
ファイルを開きます。- Impala_DBデータベース・エントリを検索し、
DefaultOrderByLimit
パラメータを検索します。 - 値を2000000に更新します(例:
DefaultOrderByLimit=2000000
)。 odbc.ini
ファイルを保存して閉じます。