日常のリポジトリ開発におけるソース・コントロール管理の使用
これらのトピックでは、日常のリポジトリ開発中に発生する一般的なシナリオについて説明します。
このセクションには次のトピックが含まれます:
ソース・コントロールの下でのリポジトリの更新、保存および変更のチェックイン
MDS XMLリポジトリをソース・コントロールの下で設定した後、リポジトリの更新、保存および変更のチェックインを行うには次のステップに従います。
エラーの処理
SCMシステムでのエラーの処理方法を説明します。
管理ツールがSCMシステムに変更を配信するときに、ときどき、期限切れラベルやネットワークの問題などのエラーが発生することがあります。
バイナリOracle BIリポジトリ・ファイルへの保存が、後で再試行するのみでよいネットワーク・エラーなどの一時的な問題に対する最も簡単なオプションです。競合する変更のマージなど問題を修正するためにいくらかの作業が必要な場合は、MDS XMLとして保存する必要があります。
この手順のステップ4と5により、管理ツールが保存済Oracle BIリポジトリ・ファイルまたはMDS XMLファイルからメモリー・オブジェクトをロードしたままにしますが、かわりにそれらをソース・コントロールMDS XMLリポジトリに属していると見なすようになります。「保存」をクリックすると、管理ツールによってそのメモリー・オブジェクトがソース・コントロール・リポジトリに保存されます。
ソース・コントロールの下でのリポジトリのテスト
リポジトリの開発中は、オンライン・モードでテストを実行し、リポジトリを検証する必要があります。
Oracle BIリポジトリをRPD形式でOracle BIサーバーにロードした場合にのみ、問合せに使用できるようになります。このため、オンライン・テストを実行する場合は、ときどきデプロイメントMDS XMLリポジトリをOracle BIリポジトリ形式で保存する必要があります。
リポジトリを問合せで使用可能化を参照してください。
- Oracle BI管理ツールで、MDS XMLリポジトリをオフライン・モードで開き、「名前を付けて保存」を選択してから「リポジトリ」を選択して、問合せでリポジトリを使用できるようにします。
ソース・コントロール・ログの表示
「ソース・コントロール・ログ」ウィンドウは、管理ツールがSCMシステムに発行するコマンドを表示します。
SCM構成エディタの「保存後コメント」タブで指定した保存後テキストがあればそれも表示されます。
デフォルトでは、「ソース・コントロール・ログ」ウィンドウは、SCMコマンドが実行されているときに表示されます。かわりに、「ファイル」を選択し、「ソース・コントロール」を選択し、「ログの表示」を選択して「ソース・コントロール・ログ」ウィンドウを表示できます。
このダイアログについては、次のオプションを選択できます。
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コマンドの終了時に閉じる: コマンドがエラーを発生させずに完了した場合にログ・ウィンドウが自動的に閉じるようになります。
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エラーが発生したときにダイアログのみ表示: SCMコマンドの処理中は、エラーが発生しないかぎりウィンドウを非表示にします。デフォルトでは、このオプションが選択されていない場合は、「ソース・コントロール・ログ」は、SCMコマンドが実行されているときに自動的に表示されます。
「ソース・コントロール・ログ」に表示されるテキストは、リポジトリを閉じるまで永続します。これは、個別の操作中にダイアログが開いているかどうかに関係なく、すべてのSCMコマンド出力が、ビューに使用できることを意味します。SCMコマンドが実行されている間は、SCMコマンドが終了するか、エラーで停止するまで「閉じる」ボタンは無効化されています(「エラーが発生したときのみダイアログを表示」が選択されていない場合)。
「ソース・コントロール・ログ」には、32K文字の制限があります。ウィンドウ・バッファがいっぱいになったとき、最も古いコマンドが「ソース・コントロール・ログ」の表示から削除され、最新のコマンド出力を表示する場所が作られます。すべての出力を確認するには、次の場所にある管理ツール・ログに移動します。
ORACLE_INSTANCE/diagnostics/logs/OracleBIServerComponent/coreapplication_obisn/user_name_NQSAdminTool.log