クラスタをKubernetesリリース1.17にアップグレードします。
オペレータ・ノードで、olcnectl module updateコマンドを使用して最新のKubernetesリリースにアップグレードします。この例では、myenvironment
環境のmycluster
というKubernetesモジュールをKubernetesリリース1.17にアップグレードします。
$ olcnectl --api-server 127.0.0.1:8091 module update \
--environment-name myenvironment \
--name mycluster \
--kube-version 1.17.9
--kube-version
オプションでは、アップグレード先のリリースを指定します。この例では、リリース番号1.17.9を使用します。
必ず最新のKubernetesリリースにアップグレードしてください。最新のKubernetesリリースのバージョン番号を取得するには、リリース・ノートを参照してください。
プラットフォームCLIによってデプロイされたNGINXロード・バランサを使用している場合は、マスター・ノードのNGINXもアップグレードする必要があります。NGINXのアップグレードに使用するNGINXコンテナ・イメージをプルする場所は、--nginx-image
オプションを使用して指定します。
たとえば、Oracleコンテナ・レジストリからNGINXをアップグレードするには、olcnectl module updateコマンドに次の追加行を含めます。
--nginx-image container-registry.oracle.com/olcne/nginx:1.17.7
必ず最新のNGINXリリースにアップグレードしてください。最新のNGINXコンテナ・イメージのバージョン番号を取得するには、リリース・ノートを参照してください。
Kubernetesリリース1.14から1.17にアップグレードする場合、リリース1.17までの各Kubernetesリリースへの更新が繰り返されます。つまり、ノードはKubernetesリリース1.15に、次に1.16に、最後に1.17にアップグレードされます。
リリース1.17へのアップグレードを実行する場合以外に、Kubernetesリリース1.15および1.16を使用しないでください。
クラスタ内の各ノードが次のKubernetesリリースにアップグレードされるとき、クラスタの状態が検証されます。クラスタが正常である場合は、すべてのノードを最新のリリースにアップグレードするまで、バックアップのサイクル、次のリリースへのアップグレード、クラスタの検証が再度開始されます。