構成管理

Cloud Controlでは、エンタープライズ全体のすべての管理対象ターゲットに関する情報が収集されます。収集された構成情報は、HTTPまたはHTTPSで管理リポジトリに定期的に送信され、Cloud Controlを介してエンタープライズ全体の最新の構成情報にアクセスできます。

Cloud Controlは、Enterprise Managerで認識されたすべての管理対象ターゲットについて収集された構成情報を表示、保存、追跡、比較、検索およびカスタマイズする機能を備えています。さらに、構成トポロジ・ビューアでは、ターゲットと他のターゲットの関係がビジュアルなレイアウトで示されます。たとえば、システムのメンバーとその相互関係を表示することで、システムの構造を判断できます。

表26-1に、ターゲット・タイプの小さいサンプリングについて収集された構成情報の一部を例として示します。

表26-1 各種ターゲットの収集済構成

ターゲット・タイプ 収集される構成情報

ホスト脚注 1

  • ハードウェア(メモリー、CPU、I/Oデバイス、ネットワーク情報など)

  • オペレーティング・システム(インストールされたパッチとパッチ・セットなど)

  • Oracleソフトウェア(インストール済の製品とそれらのコンポーネント、パッチ・セット、OPatchを使用して適用された個別パッチなど)

  • その他のソフトウェア(オペレーティング・システムには、インストールされたパッケージおよびパッチ・セットが含まれる)

  • Kspliceカーネル・パッチおよび選択ユーザー・スペース・ライブラリ

データベース脚注 2

  • データベースおよびインスタンスのプロパティ

  • 初期化およびシステム・グローバル領域のパラメータ

  • 表領域、データファイルおよび制御ファイル情報

  • REDOログ、ロールバック・セグメントおよび高可用性情報

  • ライセンス情報

ミドルウェア(WebLogicサーバーなど)

  • ノード・マネージャ、マシン、WebサービスおよびWebサービス・ポートの構成

  • リソース・アダプタ(アウトバウンドなど)

  • WebおよびEJBモジュール

  • サーバー情報

  • JDBCデータソースおよびマルチ・データソース

  • リソース使用率

  • 仮想ホスト

  • 起動クラスと停止クラス

  • Jolt接続プール

  • ワーク・マネージャ

  • JMSトピック、キューおよびコネクション・ファクトリ

  • ネットワーク・チャネル

Elastic Cloud Infrastructure

  • スイッチの詳細

  • ストレージ・アプライアンスの詳細

  • コンピュータ・ノードの詳細(関連するホスト・ターゲットのGUIDも含む)

  • スイッチ・ポートの構成

  • ネットワーク・トポロジ(スイッチ・ポートとデバイスの関連付けのメトリック)

VMサーバー・プール

  • サーバー・プールの構成詳細(ディスク領域の合計、使用可能メモリーなど)

  • VMゲスト・メンバーの詳細

  • VMサーバー・メンバーの詳細

クライアント

  • ハードウェア

  • オペレーティング・システム(プロパティ、ファイル・システム、パッチなど)

  • オペレーティング・システムに登録されたソフトウェア

  • ネットワーク・データ(Webサーバーへの待機時間と帯域幅)

  • クライアント固有のデータで、クライアント構成収集アプレットのアクセスに使用したブラウザの構成を記述したもの

  • その他のクライアント指向型データ項目

Oracle以外のシステム

  • ハードウェア詳細(ベンダー、アーキテクチャ、CPU、I/Oデバイス情報など)

  • オペレーティング・システム詳細(名前、バージョン、ソフトウェアとパッケージのリスト、カーネル・パラメータ、ファイル・システム情報など)

  • OS登録済ソフトウェア(製品名、ベンダー、場所、インストール時間など)

vCPU

vCPUは、エンジニアド・システムの管理フレームワークであり、システムにデプロイされている製品またはライセンス・エディションで使用される最大VCPUに関するデータを収集するために仮想化が有効にされています。時間単位、日単位、月単位の3つの期間における、個々のエンジニアド・システムおよび1つのタイプのすべてのエンジニアド・システムによって消費される最大VCPUが報告されます。ECM VCPUに現在登録されているエンジニアド・システムは次のとおりです。

  • Exalogicシステム
  • Exalyticsシステム

エンジニアド・システムのVCPUデータの収集を有効にするには、システムのインテグレータがECM VCPUに登録する必要があります。登録はxmlを使用してMRS経由で行います。

脚注 1

ホスト構成情報のデフォルト収集時間は24時間です。

脚注 2

データベース構成情報のデフォルト収集時間は12時間です。

Cloud Controlを使用してエンタープライズ構成を管理します。

  • 収集された構成データの検索

  • 構成の比較

  • 最新かつ保存済の構成、ならびにインベントリおよび使用率の詳細の表示

  • 構成履歴の変更のモニター

  • 構成拡張の構築およびカスタム・ターゲット・タイプの導入

  • 外部クライアント構成の収集および分析

  • 根本原因分析と影響分析の実行