EMCLIを使用したパッチ適用

Enterprise Managerコマンドライン・インタフェースを使用してターゲットにパッチを適用できます。パッチのダウンロードと適用にCloud Controlは必須ではありません。

次の表は、EM CLIのパッチ適用シナリオを示しています。

表A-4 EM CLIのパッチ適用シナリオ

ケース番号 シナリオ ステップの概要
ケース1 パッチ適用ターゲットの新規プロパティ・ファイルの作成 新規プロパティ・ファイルを使用してターゲットにパッチを適用するには、次のステップを実行します。
  1. ターゲットを選択し、計画に追加するパッチを検索します。
  2. プロパティ・ファイルを作成し、一時的な場所に保存します。
  3. プロパティ・ファイルを入力として使用して計画を作成します。
  4. 送信前にパッチ計画を確認し、特定のパッチ計画が送信可能かどうかを判断します。アクションの内容に応じて、次のようにします。
    • 「分析」の場合は、分析するパッチ計画を送信できます。
    • 「デプロイ」の場合は、デプロイするパッチ計画を送信できます。
  5. 送信した計画のステータスを検証します。
EM CLIコマンドを使用して各ステップを実行する方法の詳細は、「パッチ適用ターゲットの新規プロパティ・ファイルの作成」を参照してください。
ケース2 既存のパッチ計画のプロパティ・ファイルを更新してターゲットにパッチを適用

マルチパート・パッチをアップロードするには、次のステップを実行します。

  1. 特定のパッチ計画についてユーザー編集可能なデータを取得し、出力をプロパティ・ファイルとして保存します。
  2. エディタを使用してプロパティ・ファイルを編集します。たとえば、viエディタなどを使用します。
  3. 編集したユーザー・データを保存します。
  4. 送信前にパッチ計画を確認し、特定のパッチ計画が送信可能かどうかを判断します。アクションの内容に応じて、次のようにします。
    • 「分析」の場合は、分析するパッチ計画を送信できます。
    • 「デプロイ」の場合は、デプロイするパッチ計画を送信できます。
  5. 送信した計画のステータスを検証します。
EM CLIコマンドを使用して各ステップを実行する方法の詳細は、「既存のパッチ計画のプロパティ・ファイルを使用してターゲットにパッチを適用」を参照してください。
ケース3 マルチパート・パッチのアップロード マルチパートのEMCLIパッチをアップロードするには、upload_patchesマルチパート・パッチのアップロードに概要が説明されているステップに従います。