移行ツールのアップロード
移行ワークベンチでは、Instant ClientおよびADBスキーマ・アドバイザを移行ツールキットの一部として使用します。データベース移行が正常に機能するように、これらのユーティリティがEnterprise Managerソフトウェア・ライブラリにアップロードされていることを確認します。MOSプロキシまたは直接インターネット接続のいずれかを使用して設定すると、Enterprise Managerはツールの最新バージョンを自動的にダウンロードします。これらのユーティリティがオペレーティング・システムのソフトウェア・ライブラリから使用できない場合は、手動でダウンロードする必要があります。これは通常、最新バージョンの移行ツールが現在のバージョンのオペレーティング・システムと互換性がない場合に発生します。
Instant Client
Oracle Instant Clientには、Oracle Databaseクライアント側に必要なコマンドライン・ユーティリティ(SQL*Plus、SQL*LoaderおよびOracle Data Pump)が用意されています。Instant Clientでは、クライアント・マシン上のOracleホームが不要になり、フットプリントが大幅に小さくなるため、アプリケーションのデプロイメントが簡略化されます。操作 | 使用するツール | 備考 |
---|---|---|
エクスポート | expdp |
これは、リフト操作の一環としてソース・データベース・ホームから使用されます。 |
アップロード | 該当なし | OCI REST APIが使用されます |
インポート | sqlplus/impdp |
これらは宛先データベースで必要です。OCIデータベースのバージョンと一致する最新バージョンがあることを確認してください。 |
移行のために移行ツールをEnterprise Managerにアップロードするには、「データベース移行ワークベンチを使用した移行」のステップ3、オプションの移行ツールのアップロードを参照してください。
ADBスキーマ・アドバイザ
これは、オンプレミスまたはクラウドのOracle DatabaseスキーマをOracle Autonomous Databaseに移行する前に互換性を分析する軽量ユーティリティです。アドバイザは、スキーマ・オブジェクトを検出して詳細分析を実行し、ソース・データベースと、オブジェクトがOracle Autonomous Data WarehouseまたはOracle Autonomous Transaction Processingデータベースで作成されるときの違いをハイライトします。ADBスキーマ・アドバイザは次のMOSノートの一部として提供されています: Oracle Autonomous Databaseスキーマ・アドバイザ(ドキュメントID 2462677.1)