データベース移行ワークベンチを使用した移行
データベース移行ワークベンチを使用したデータベースの移行は、オンプレミス・データベースを設定してOracle Autonomous Databasesに移行するための単純で直感的なプロセスです。
データベース移行ワークベンチを使用してデータベース移行を開始するには、最初に移行ワークベンチの前提条件を確認します。
ノート:
「データ移行」の下で、「スタート・ガイド」の横にある矢印をクリックして、データベース移行ワークベンチのフロー・ダイアグラムを表示します。- メイン・メニュー・バーから「エンタープライズ」」をクリックし、「移行」→「移行および統合」→「データベース」→データベース移行ワークベンチを選択します。移行アクティビティの作成をクリックします。
- アクティビティの命名の下に移行名を入力します(このフィールドにはデフォルト値が事前に移入されています)。「移行」で、全データベースを移行するか、スキーマのみを移行するかを選択します。
- ソース・データベースを選択するには、バーをクリックしてデータベースを選択するか、拡大鏡をクリックしてデータベースを検索します。拡大鏡で新しいポップアップ・ウィンドウが開き、タイプ、ステータス、ホスト、バージョンおよびプラットフォーム情報を含むすべてのデータベースが表示されます。「データベース名」および「ターゲット・タイプ」(データベース・インスタンス、プラガブル・データベース、クラスタ・データベース)でさらにフィルタできます。
移行するソース・データベースをクリックします。
- 宛先データベースを選択するには、バーをクリックしてデータベースを選択するか、拡大鏡をクリックしてデータベースを検索します。拡大鏡で新しいポップアップ・ウィンドウが開き、タイプ、ステータス、ホスト、バージョンおよびプラットフォーム情報を含むすべてのデータベースが表示されます。「データベース名」および「ターゲット・タイプ」でさらにフィルタできます。
移行先となる宛先データベースをクリックします。
- ソース・データベースを選択するには、バーをクリックしてデータベースを選択するか、拡大鏡をクリックしてデータベースを検索します。拡大鏡で新しいポップアップ・ウィンドウが開き、タイプ、ステータス、ホスト、バージョンおよびプラットフォーム情報を含むすべてのデータベースが表示されます。「データベース名」および「ターゲット・タイプ」(データベース・インスタンス、プラガブル・データベース、クラスタ・データベース)でさらにフィルタできます。
- オプションの移行ツールのアップロード: Enterprise Managerでは、ツールの最新バージョンが自動的にダウンロードされますが、使用しているオペレーティング・システムのソフトウェア・ライブラリから使用できない場合は、それらをアップロードする必要があります。詳細は、移行ツールのアップロードを参照してください。
- Instant Clientのアップロードを選択して、Instance Clientファイルをソフトウェア・ライブラリにアップロードします。オペレーティング・システム・プラットフォームを選択し、Instant Client基本zipパッケージ、Instant Client SQL*Plus zipパッケージおよびInstant Clientツールzipパッケージのzipファイルを環境からアップロードします。
- スキーマ・アドバイザのアップロードを選択して、Autonomous Databaseスキーマ・アドバイザSQLファイルをアップロードします。詳細は、My Oracle Supportのノート2462677.1を参照してください
- 詳細の追加ページには、入力した情報のサマリーが表示されます。
- ソース: 情報が正しいことを確認し、「モニタリング・エージェントのホストの資格証明」および「データベース資格証明」(優先または名前付き)を選択します。名前付き資格証明を選択する場合は、ドロップダウン・メニューから資格証明を選択します。
- 宛先: 情報が正しいことを確認し、「データベース資格証明」および「モニタリング・エージェントのホストの資格証明」(優先または名前付き)を選択します。名前付き資格証明を選択する場合は、ドロップダウン・メニューから資格証明を選択します。必要に応じて、「サービス名」を指定できます。指定しない場合は、デフォルトがロードされます。
- アクション(データ・ポンプ):
- 移行が正常に完了したら、移行ワークベンチでスキーマ内のすべての無効なオブジェクトを再コンパイルできるようにするには、移行後に無効なオブジェクトを再コンパイルを選択します。このオプションはデフォルトで選択されていません。
- 移行後にパフォーマンスを比較を選択して、パフォーマンス分析を構成し、移行後に比較分析を実行できるようにします。
- ソース・データ・ポンプ・ディレクトリで、「暗号化のパスワード」を入力して確認し、クラウド・ストレージURL、バケット名および資格証明を入力します。
- データベースOCI認証資格証明で、デフォルトのクラウド資格証明が表示され、事前選択されます。必要に応じて、リストから別の資格証明を選択できます。
- カスタマイズ・ページで、次のように設定します。
ノート:
- スキーマ・ベースの移行では、「エクスポート・オプション」の上にコンボ・ボックスが表示され、移行するスキーマを選択します。
- 説明を表示するには、「エクスポート」または「インポート」オプションの横にある疑問符を選択します。
- エクスポート・オプション:
- EXCLUDE
- ENCRYPTION
- ENCRYPTION ALGORITHM
- CONTENT
- PARALLEL
- インポート・オプション:
- TABLE EXISTS ACTION
- DATA_OPTIONS
- PARALLEL
- REMAP SCHEMA
- REMAP TABLESPACE
- TRANSFORM
- アップロード・オプション: ソース・データベースのモニタリング・エージェントを使用するか、別のエージェントを使用するかをラジオ・ボタンで選択します。別のエージェントを選択した場合は、エージェント、ホスト資格証明およびステージング・ディレクトリを入力します。
- 確認および発行ページでは、移行を続行する前にすべての情報を確認し、テストを実行して適切な移行を確認できます。「ソース」の下のソースの分析をクリックして、スキーマ・アドバイザを実行することをお薦めします。移行設定を検証し、「検証」ボタンをクリックします。事前チェックを実行するポップアップが表示されます。
ソースの分析および「検証」によって提示されたすべての問題が解決したら、「発行」をクリックして移行します。
- ポップアップでは、ソース分析が完了したこと、および移行を即時開始するか後で開始するかを確認する必要があります(移行を開始する日時が必要です)。
「発行」をクリックします。
データベース移行アクティビティ・ダッシュボード画面
メインの「データベースの移行」画面に、最新の移行アクティビティ情報が表示されます。
- すべて: 24時間以内に発生した移行
- 完了: 過去24時間以内に完了した移行
- 進行中: 現在進行中の移行
- 問題: 過去24時間以内に問題が発生した移行
- スケジュール済: 次の24時間以内に発生するようにスケジュールされた移行
- 警告: 過去24時間以内に警告付きで完了した移行
ノート:
ダッシュボードの右上隅の「データの表示」で時間範囲を「7日」または「すべて」に選択することで、ダッシュボード・ビューを変更できます。移行アクティビティ表には、特定の移行ごとの詳細情報が表示されます。各アクティビティに固有の右側のメニューをクリックすると、次の操作を実行できます。
- クリーンアップ: 移行中に作成されたダンプ・ファイルをデータ・ポンプ・ディレクトリおよびオブジェクト・ストレージから削除します。クリーン・アップの詳細は、移行ファイルのクリーン・アップを参照してください。
ノート:
クリーン・アップ・アクティビティでは、進行中の移行の削除、取消し、ロールバックまたは停止は行われません。 - 詳細の表示: 選択したアクティビティの特定の詳細を含む新しい画面に移動します。このビューでは、ステップごとに特定のステップと結果を表示できます。
- 分析の表示: 「検証」、「エクスポート」、「インポート」ダッシュボードおよび詳細情報が表示される新しい画面に移動し、特定の検証およびスキーマにドリルダウンして、移行したデータベースのパフォーマンスを適切に分析できます。詳細は、移行されたデータベースのパフォーマンスの分析を参照してください。
- パフォーマンスの比較: この画面では、移行前(ソース・データベース)と移行後(宛先データベース)のパフォーマンスを比較できます。詳細は、移行されたデータベースのパフォーマンスの分析を参照してください。
- 完了としてマーク: 警告が発生した移行アクティビティは「エラーで完了」ステータスでレポートされ、移行をレビューして「完了」としてマークできます。詳細は、「ステータスの確認と移行の完了」を参照してください。