A Microsoft HP Operations Managerのカスタマイズ

この付録では、HP OMUマッピングおよびその他の様々な構成のデフォルトについて、次の各項で説明します。

HP OMUメッセージのXML書式

例A-1は、HP OMUでの新規メッセージの作成にHP OMU Webサービスで必要とされる書式を表しています。更新リクエストの書式も、ルート・ノードが作成されるかわりに更新される点を除いて同じです。

例A-1 HP OMU Webサービスの作成書式のサンプル

<iwaveaf:create xmlns:iwaveaf="http://iwavesoftware.com/services/
   adapter-framework">
      <event>
 
        <summary></summary>
 
        <urgency></urgency>
 
        <resolvedBy></resolvedBy>
 
        <identifier></identifier>
 
        <group>
          <name></name>
        </group>
 
        <object>
          <displayName></displayName>
        </object>
 
        <source>
          <computerName></computerName>
        </source>
 
        <extended-fields>
          <!-- OMU Application -->
          <string-field name="application">
            <xsl:value-of select="a:TargetType"/>
          </string-field>
          <!-- Do not add CMA data -->
          <string-field name="ovo_ts_field">NONE</string-field>
          <!-- Own the event after it is created -->
          <string-field name="own">true</string-field>
        </extended-fields>

XML書式とメッセージ・フィールド名とのマッピング

表A-1は、HP Operations Managerメッセージ・フィールド名とHP Operations Manager Webサービスで使用されるXML書式とのマッピングを示しています。HP Operations Managerメッセージ属性を設定するには、HP Operations Manager Webサービスに提示するXMLドキュメントに対応するフィールドが設定されている必要があります。これには、表5-1に示した適切な変換ファイルでの処理が必要です。

表A-1 メッセージ属性とXMLパス・マッピング

HP Operations Managerメッセージ属性 XMLパス

Message No.

/create/event/type

Message Text

/create/event/summary

Message Type

/create/event/type

Severity

/create/event/urgency

No. of Duplicates

/create/event/repeatCount

Owned By

/create/event/owner

Time Created

/create/event/createDate

Time Acknowledged

/create/event/resolvedDate

Acknowledged By

/create/event/resolvedBy

Message Group

/create/event/group/name

Object

/create/event/object/displayName

Source

/create/event/source/name

Application

/create/event/source/name

Node

次の「拡張フィールド」を参照。

CMAフィールド

次の「拡張フィールド」を参照。

拡張フィールド

拡張フィールドは、拡張フィールド・ノードの子である<string-field/>要素として定義されます。拡張フィールドの名前はname属性で指定され、このフィールドの値は要素の値として指定されます。

いくつかの予約拡張フィールド名は、別の方法で処理されます。予約フィールド名を、その処理の説明とともに次に示します。

  • application - HP Operations Managerアプリケーション属性用に予約。このフィールドに指定された値は、HP Operations Managerメッセージの作成または更新時にapplicationフィールドの設定に使用されます。

  • disown - HP Operations Managerエージェントの動作を変更します。デフォルトでは、メッセージの作成に使用されたHP Operations Managerアカウントは、所有者として残ります。このフィールドをtrueに設定することにより、メッセージは作成後に所有が解除されます。

  • ovo_ts_field - トランザクション・ループバックを防止します。常にNONEに設定する必要があります。

その他の拡張フィールド名を指定すると、メッセージにカスタム・メッセージ属性(CMA)フィールドが追加されます。Name属性のCMAフィールドの名前を指定し、要素の値を指定します。

注意:

CMAフィールドを追加すると、オーバーヘッドの原因になります。多数のCMAフィールドを追加しようとする場合、パフォーマンスに多少影響が出る可能性があります。

デフォルト・ポート番号の変更

ほとんどの場合、HP OMU Webサービスで使用されるデフォルト・ポート番号を使用できます。ただし、既存アプリケーションとの競合があれば、ポート番号を変更する必要があります。

この後の項では、これらのデフォルト・ポート番号を変更する方法の手順について説明します。

エージェント・リスナー・ポート(9007)の変更

9007は、Oracle OMUエージェントとOMU Webサービス間の通信に使用されるデフォルト・ポート番号です。このポート番号を変更するには、HP Operations Managerサーバー・システムで次のステップを実行します。

<OMUA_INSTALL>を、Oracle OMUエージェントがインストールされているディレクトリに置き換えます。

  1. コマンド・プロンプト・ウィンドウを開き、作業ディレクトリを次のディレクトリに変更します。

    <OMUA_INSTALL>/ovo-agent/scripts
    
  2. 次のコマンドを入力してOracle OMUエージェントを停止します。エージェントを停止するための資格証明を要求されます。

    ./stop.sh

    注意:

    Oracle OMUエージェントを停止する権限のあるアカウントのユーザー名およびパスワードを指定する必要があります。Oracle OMUエージェントを停止する権限があるアカウントの詳細は、HP Operations Manager用のOracle Agentのインストールと実行を参照してください。

  3. 次のファイルのバックアップ・コピーを作成します。

    <OMUA_INSTALL>/ovo-agent/conf/ovooper.txt
    
  4. テキスト・エディタでファイルを開きます。

  5. 文字列ListenPort=が含まれる行を検索します。

  6. 9007を新規のポート番号に変更します。

  7. ファイルを保存して終了します。

  8. 次のコマンドを入力して、HP Operations Managerエージェントを起動します。

    ./start.sh
    

    Oracle OMUエージェントでは、構成の変更を取得し、新規のポート番号を使用します。

OMU Webサービスがインストールされているシステムで次のステップを実行します。<OMUWS_INSTALL>を、OMU Webサービスがインストールされているディレクトリに置き換えます。

  1. コマンド・プロンプト・ウィンドウを開き、作業ディレクトリを次のディレクトリに変更します。

    <OMUWS_INSTALL>/adapters/conf
    
  2. framework.propertiesファイルのバックアップ・コピーを作成します。

  3. テキスト・エディタでframework.propertiesファイルを開きます。

  4. hpovou.xmlagentプロパティが含まれる行を検索します。ポート番号を9007から新しいポート番号に変更します。

  5. ファイルを保存して終了します。

  6. UNIXでのWebサービスの実行およびUNIXでのWebサービスのテストの説明に従って、OMU Webサービスを再起動します。

エージェント停止ポート(9008)の変更

OMUエージェントには、エージェントが停止したときに停止する必要のあるコンポーネントが2つあります。これらのコンポーネントで使用するデフォルトのポート番号は9008および9009です。これらのポート番号を変更するには、HP Operations Managerサーバー・システムで次のステップを実行します。

  1. コマンド・プロンプト・ウィンドウを開き、作業ディレクトリを次のディレクトリに変更します。

    <OMUA_INSTALL>/ovo-agent/scripts
    

    <OMUA_INSTALL>を、Oracle OMUエージェントがインストールされているディレクトリに置き換えます。

  2. 次のコマンドを入力してOracle OMUエージェントを停止します。Oracle OMUエージェントを停止するための資格証明を要求されます。

    ./stop.sh
    

    Oracle OMUエージェントを停止する権限のあるアカウントのユーザー名およびパスワードを指定する必要があります。エージェントを停止する権限があるアカウントの詳細は、HP Operations Manager用のOracle Agentのインストールと実行を参照してください。

  3. ovooper.txtファイルのバックアップ・コピーを作成し、そのファイルをテキスト・エディタで開きます。

  4. 文字列ShutdownPortが含まれる行を検索します。

  5. デフォルトのポート番号を9008から新しいポート番号に変更します。

  6. ファイルを保存して終了します。

  7. 次のコマンドを入力して、HP Operations Managerエージェントを起動します。

    ./start.sh
    

    Oracle OMUエージェントでは、構成の変更を取得し、新規のポート番号を使用します。

  8. 次のコマンドを入力して、作業ディレクトリをスクリプト・ディレクトリに変更します。

    cd ../scripts
    
  9. stop.shスクリプト・ファイルのバックアップ・コピーを作成し、そのファイルをテキスト・エディタで開きます。

  10. SEND_SHUTDOWN_PORTおよびRCV_SHUTDOWN_PORT変数を、9008から新しいポート番号に変更します。

  11. ファイルを保存して終了します。

Webサービス・ポート(8080)の変更

OMU Webサービスは、インストール時にHTTP (SSLなし)を使用するようにWebサービスが構成されている場合、通信のデフォルト・ポートとしてポート8080を使用します。このポート番号を異なる値に変更するには、Oracle OMUエージェントがインストールされているシステムで次のステップを実行します。

HP OMU Webサービスがインストールされているシステムで次のステップを実行します。<OMUWS_INSTALL>を、HP OMU Webサービスがインストールされているディレクトリに置き換えます。

  1. Enterprise Managerコンソールの「設定」メニューから、「拡張性」「管理コネクタ」の順に選択します。

  2. OMUコネクタの名前をクリックします。

    「管理コネクタの構成」ページの「一般」タブが表示されます。

  3. 「Webサービス・エンドポイント」セクションに表示されているURLを、新規ポート番号を使用するように変更します。

  4. 「OK」をクリックして、変更を保存します。

Webサービス・ポート(8443)の変更

デフォルトのSSLポート8443を異なるポートに切り替える上でサポートが必要な場合は、Oracleサポートに連絡してください。

Webサービス資格証明の変更

指定された資格証明が間違っているために、OMU Webサービスにアクセスする際に問題が発生する場合があります。この状況が発生する場合は常に、WebサービスからHTTP 403エラーが表示されます。最初に、指定された資格証明を確認して、適切な情報を入力したことを確認します。指定した資格証明が正しく、引き続き403エラーが表示される場合は、最善の方法としてWebサービス資格証明をリセットすることをお薦めします。

OMU Webサービス資格証明をリセットするには:

  1. コマンド・プロンプト・ウィンドウを開き、次のコマンドを使用して、作業ディレクトリをOMU Webサービスconfディレクトリに変更します。

    <OMUWS_INSTALL>/adapters/conf
    

    <OMUWS_INSTALL>を、HP OMU Webサービスがインストールされているディレクトリに置き換えます。

  2. 次のコマンドを入力して、OMU Webサービスにアクセスするためのユーザー名およびパスワードを変更します。

    ../bin/propertiesEditor.sh -e 
    framework.username="<username>" -h 
    framework.password="<password>" framework.properties
    

    ここで、<username>はWebサービス用に指定するユーザー名、<password>はパスワードです。

    propertiesEditor.shスクリプトはUNIXプラットフォーム専用です。Windowsプラットフォーム用の同等のスクリプトはpropertiesEditor.batです。

  3. UNIXでのWebサービスの実行およびUNIXでのWebサービスのテストの説明に従って、OMU Webサービスを停止してから起動します。