S 監視対象ネットワーク・トラフィックの確認
この付録では、TCP診断機能を使用して、必要なすべてのネットワーク・トラフィックをRUEIでチェックする方法について説明します。 ネットワーク変更のあと、収集されたネットワーク・トラフィックを組織内のネットワーク・エンジニアが検証することをお薦めします。
概要
TCP診断ユーティリティを使用すると、選択したコレクタによって監視されているネットワーク通信の1分間のスナップショットを作成できます。 このスナップショットは、予想したトラフィック・フローに差があるかどうかを判断するのに役立ちます。 たとえば、構成されていないポート番号や、正しく指定されていないVLAN IDがある可能性があります。
TCP通信は、ポート番号やVLAN IDはもとより、クライアントやサーバーのIPアドレスおよびMACアドレス全体にわたって分析できます。 ネットワーク・トラフィック情報に関して、各スナップショットの有効範囲を「図S-1」で示します。
図S-1 ネットワーク・トポロジの例

「図S-1 ネットワーク・トポロジの例」の説明