3.2 キーボードを使用したOracle Application Expressへのアクセス

このセクションでは、キーボードを使用してOracle Application Expressのコンポーネントにアクセスする方法について説明します。

重要:

Oracle Application ExpressインタフェースはUSキーボード・レイアウトでの使用を意図しています。他のキーボード・レイアウトを使用するユーザーは、' (一重引用符)のキーなど、数字と特殊文字キーに関する非互換性の可能性があるため、このドキュメントと一緒にUSキーボード・レイアウトを参照してください。

3.2.1 日付ピッカーの使用

日付ピッカー用の多数のキーボード・ショートカットがあります。

日付ピッカーを開くには:

  1. [Tab]を使用して、適切な入力フィールドに移動します。

  2. [Ctrl]+[Home]を押して、日付ピッカーを開きます。

  3. 日付ピッカーが開くと、次のナビゲート・オプションを使用できます。

    • 月単位:

      • [Page Up]を押すと、前の月に移動します。

      • [Page Down]を押すと、次の月に移動します。

      • [Ctrl]+[Home]を押すと、現在の月に移動します。

    • 週単位:

      • [Ctrl]+[↑]を押すと、前の週に移動します。

      • [Ctrl]+[↓]を押すと、次の週に移動します。

    • 日単位:

      • [Ctrl]+[←]を押すと、前の日に移動します。

      • [Ctrl]+[→]を押すと、次の日に移動します。

日付ピッカーでの作業が終了したら、次のステップを実行します。

  1. [Enter]を押して、選択された日付を受け入れます。
  2. [Esc]を押して、選択せずに日付ピッカーを閉じます。
  3. [Ctrl]+[End]を押して、日付ピッカーを閉じて、日付を消去します。

3.2.2 一般的なキーボード・ショートカット

表3-1に、一般的なOracle Application Expressキーボード・ショートカットを示します。

ページに特殊なキーボード・ショートカットが組み込まれている場合、「ヘルプ」アイコン(ページの右上にある)をクリックし、「ショートカット」を選択します。(すべてのページに特殊なショートカットがあるわけではありません。)

表3-1 Oracle Application Expressキーボード・ショートカット

使用場所 キー アクション

任意のページ

[Ctrl]+引用符

グローバル検索の表示

特殊なキーボード・ショートカットを使用するページ

[Alt]+[Shift]+[F1]

そのページで有効なキーボード・ショートカットのリストを表示

ページ・デザイナ、レイアウト

[Ctrl]+[Alt]+[D]

ここから表示

ページ・デザイナ、レイアウト

[Ctrl]+[Alt]+[T]

ページから表示

ページ・デザイナ

[Alt]+[2]

動的アクションに移動

ページ・デザイナ

[Alt]+[9]

ギャラリ、ボタンに移動

ページ・デザイナ

[Alt]+[8]

ギャラリ、アイテムに移動

ページ・デザイナ

[Alt]+[7]

ギャラリ、リージョンに移動

ページ・デザイナ

[Alt]+[5]

レイアウトに移動

ページ・デザイナ

[Alt]+[F1]

ヘルプに移動

ページ・デザイナ

[Ctrl]+[F1]

メッセージに移動

ページ・デザイナ

[Alt]+[4]

ページ共有コンポーネントに移動

ページ・デザイナ

[Alt]+[3]

処理に移動

ページ・デザイナ

[Alt]+[6]

プロパティ・エディタに移動

ページ・デザイナ

[Alt]+[1]

レンダリングに移動

ページ・デザイナ

[Alt]+[Shift]+[F1]

キーボード・ショットカットのリスト表示

ページ・デザイナ

[Ctrl]+[Alt]+[F]

ページ検索

ページ・デザイナ

[Ctrl]+[Y]

やり直し

ページ・デザイナ

[Alt]+[F11]

リストア/展開

ページ・デザイナ

[Ctrl]+[Alt]+[S]

保存

ページ・デザイナ

[Ctrl]+[Alt]+[R]

ページの保存と実行

ページ・デザイナ

[Ctrl]+[Alt]+[E]

「空の位置の非表示」の切替え

ページ・デザイナ

[Ctrl]+[Z]

元に戻す

ページ・デザイナで、コンテキスト・メニューがある場所にフォーカスを置いた状態

[Shift]+[F10]またはコンテキスト・メニュー・キー

コンテキスト・メニューを開く

ページ・デザイナのレイアウトの、ウィザード内のギャラリおよびアイコン・リスト

矢印キー

選択の移動

ページ・デザイナのプロパティ・エディタで、グループ・ヘッダーにフォーカスを置いた状態

上/下矢印キー

前/次のグループに移動

ページ・デザイナのプロパティ・エディタで、グループ・ヘッダーにフォーカスを置いた状態

[Home]/[End]キー

最初/最後のグループに移動

ページ・デザイナのプロパティ・エディタで、グループ・ヘッダーにフォーカスを置いた状態

左/右矢印キーまたは[Enter]または[Space]

グループの展開または縮小

ページ・デザイナで、タブにフォーカスを置いた状態

矢印キー

前/次のタブを選択

スプリッタ・ハンドルにフォーカスを置いた状態

矢印キー

スプリッタの移動

スプリッタ・ハンドルにフォーカスを置いた状態

[Enter]

スプリッタの展開または縮小(スプリッタでサポートされている場合)

スプリッタがあるページ

[Ctrl]+[F6]

次のスプリッタに移動

スプリッタがあるページ

[Ctrl]+[Shift]+[F6]

前のスプリッタに移動

ヘルプ・アイコン(?)のあるフィールドにフォーカスを置いた状態

[Alt]+[F1]

フィールド・ヘルプ・ダイアログを開く

フィールド・ヘルプ・ダイアログにフォーカスを置いた状態

[Alt]+[F6]

ダイアログを閉じずにフォーカスをフィールドに戻す

ダイアログにフォーカスを置いた状態

[Esc]

ダイアログを閉じる

ページで、リージョン表示セレクタ・タブにフォーカスを置いた状態

矢印キー

前/次のタブを選択

SQLコマンド

[Ctrl]+[Enter]

現在のコマンドを実行

コード・エディタ

[Ctrl]+[Z]

元に戻す

コード・エディタ

[Ctrl]+[Shift]+[Z]

やり直し

コード・エディタ

[Ctrl]+[F]

検索

コード・エディタ

[Ctrl]+[Shift]+[F]

置換

コード・エディタで、検索フィールドにフォーカスを置いた状態

上/下矢印

前/次のインスタンスを検索

コード・エディタ

[Ctrl]+[Space]

オートコンプリート(使用可能な場合)

コード・エディタ

[Alt]+[F6]

コード・エディタを離れ、次のタブ・ストップに移動

コード・エディタ

[Alt]+[Shift]+[F6]

コード・エディタを離れ、前のタブ・ストップに移動

3.2.3 CSSカレンダのキーボード・ショートカット

表3-2に、CSSカレンダで使用可能なOracle Application Expressキーボード・ショートカットを示します。

カレンダ・グリッド(月、週または日ビュー)にフォーカスしているとき、矢印キーを使用してカレンダ内をナビゲートできます。既存のカレンダ・イベントにフォーカスするイベント参照と、日付または日付範囲を自由に選択できるカレンダ参照の2つのカレンダ参照方法があります。初期モードはイベント参照です。実際の動作は、現在のビューによって異なります。

表3-2 CSSカレンダのOracle Application Expressキーボード・ショートカット

使用場所 キー アクション

イベント参照

上矢印

前のイベントに移動します。指定されたビューの最初のイベントが表示されている場合は、最後のイベントに移動します。

イベント参照

下矢印

次のイベントに移動します。指定されたビューの最後のイベントが表示されている場合は、最初のイベントに移動します。

イベント参照

[N]

カレンダ参照モードに切り替えます。

イベント参照

[Esc]

参照モードを終了します。カレンダ・グリッドがフォーカスされ、[Tab]を使用して他のアプリケーション・リージョンにナビゲートできます。

月表示

左矢印

前の日に移動します(月の最初の日が表示されている場合は、前の月に切り替えます)。

月表示

右矢印

次の日に移動します(月の最後の日が表示されている場合は、次の月に切り替えます)。

月表示

下矢印

次の週の同じ曜日に移動します。

月表示

上矢印

前の週の同じ曜日に移動します。

月表示

[Shift]+[→]

選択範囲を1日拡張します。現在のビューの最後までのみ拡張されます。

月表示

[Shift]+[←]

選択範囲を1日縮小します。選択範囲が1日以上にわたる場合にのみ縮小されます。

月表示

[Enter]または[Space]

開発者がプラグイン属性として指定した「リンクの作成」を実行するか、カレンダ日付選択イベントを起動します。

月表示

[Esc]

カレンダ参照を終了し、イベント参照に戻ります。

月表示

[Page Up]または[Page Down]

前または次の月に移動します。

週表示

[←]

前の日に移動します(週の最初の日が表示されている場合は、前の週に切り替えます)。

週表示

[→]

次の日に移動します(月の最後の日が表示されている場合は、次の月に切り替えます)。

週表示

[Shift]+[→]

選択範囲を1日拡張します。現在のビューの最後までのみ拡張されます。

週表示

[Shift]+[←]

選択範囲を1日縮小します。選択範囲が1日以上にわたる場合にのみ縮小されます。

週表示

[↑]

選択範囲を30分前に戻します。

週表示

[↓]

選択範囲を30分先に進めます。

週表示

[Shift]+[↓]

選択範囲を30分拡張します。

週表示

[Shift]+[↑]

少なくとも30分残っている場合は、選択範囲を30分縮小します。

週表示

[Enter]または[Space]

開発者がプラグイン属性として指定した「リンクの作成」を実行するか、カレンダ日付選択イベントを起動します。

週表示

[Esc]

カレンダ参照を終了し、イベント参照に戻ります。

週表示

[Page Up]または[Page Down]

前または次の月に移動します。

日表示

[←]

前の日に移動します。

日表示

[→]

次の日に移動します。

日表示

[↑]

選択範囲を30分前に戻します。

日表示

[↓]

選択範囲を30分先に進めます。

日表示

[Shift]+[↓]

選択範囲を30分拡張します。

日表示

[Shift]+[↑]

少なくとも30分残っている場合は、選択範囲を30分縮小します。

日表示

[Enter]または[Space]

開発者がプラグイン属性として指定した「リンクの作成」を実行するか、カレンダ日付選択イベントを起動します。

日表示

[Esc]

カレンダ参照を終了し、イベント参照に戻ります。

日表示

[Page Up]または[Page Down]

前または次の日に移動します。

リスト・ビュー

該当なし

リスト・ビューには特別なキーボード・ショートカットはありません。アプリケーション開発者によって編集リンクが定義されている場合は、[Tab]キーを使用してエントリ間をナビゲートできます

3.2.4 対話グリッド・リージョンのキーボード・ショートカット

Oracle Application Expressの対話グリッド・リージョンには、キーボードのみのユーザーおよびパワー・ユーザーを支援するために、多くのキーボード・ショートカットとキーボード固有の機能が付属しています。具体的に言うと、マウスで使用できるすべての機能を、キーボード・ユーザーも使用できるように設計されています。

また、データを含むグリッドには、ナビゲーション・モードと編集モードの2つの異なる対話モードがあります。ナビゲーション・モードは、グリッドが現在編集可能でない場合に使用するように設計されており、キーボードを使用して迅速かつ容易にグリッドをナビゲートできます。ナビゲーション・モードは、対話グリッドが編集可能でない場合のデフォルト・モードおよび唯一のモードです。編集モードは、グリッドが現在編集可能な場合に使用するように設計されており、キーボード動作は以降のセクションで説明するように若干異なります。

次の表に、対話グリッド・リージョンで使用可能なOracle Application Expressキーボード・ショートカットを示します。「モード」に「任意」と記載されている場合、対応するキーボード・ショートカットはナビゲーション・モードと編集モードの両方で動作します。

表3-3 対話グリッド・リージョンのOracle Application Expressキーボード・ショートカット

Mode 場所 キー 説明

任意

グリッド・ビュー

F8

選択モードを行の選択とセルの選択との間で切り替えます。

任意

ノート: 編集モードでは、タブは、編集可能セル間を移動する場合など、状況によっては特別な意味を持つことがあります。

一般

[Tab]または[Shift]+[Tab]

対話グリッド・リージョンの次または前のタブ・ストップに移動します。

ノート: 対話グリッド・リージョンは複数の個別のユーザー・インタフェース要素で構成され、その一部は、要素タイプおよび予想されるキーボード・セマンティックスに応じて異なる方法でタブ・ストップを扱います。たとえば、ツールバーとページ区切りコントロールは別個のタブ・ストップとして実装されますが、グリッド・ビューとアイコン・ビューは単一のタブ・ストップとして実装され、ビューにフォーカスがあるときにカーソル・キー・ナビゲーションを使用してビュー要素間を移動します。

任意

グリッド・ビュー、列ヘッダーにフォーカスがある状態

[Enter]または[Space]

列ヘッダー・メニューが開き、特定の列に対するクィック・アクションが可能になります(フィルタリング、集計、非表示など)。

任意

グリッド・ビュー、列ヘッダーにフォーカスがある状態

Windows: [Ctrl]+[←]/[Ctrl]+[→]

Mac: [Ctrl]+[Cmd]+[←]/[Ctrl]+[Cmd]+[→]

列幅を増加または減少させます。列に最小列幅レポート設定を設定します。

任意

グリッド・ビュー、列ヘッダーにフォーカスがある状態

[Shift]+[←]、[Shift]+[→]

列を次または前の列位置に移動します。列の表示順序を設定します。

任意

グリッド・ビュー、列ヘッダーにフォーカスがある状態

[Alt]+[↑]/[Alt]+[↓]

[Shift]+[Alt]+[↑]/[Shift]+[Alt]+[↓]

現在の列を昇順(上)または降順(下)でソートします。[Shift]キー修飾子を使用して、既存の検索列に追加します。

任意

グリッド・ビュー、列ヘッダー・メニューが開いた状態

[Tab]または[Shift]+[Tab]

列ヘッダー・メニューの次または前のタブ・ストップに移動します。フォーカスはメニュー・ウィジェットに制約されているため、メニューの最後のフォーカス可能要素にタブ移動すると、フォーカスが最初のフォーカス可能要素にループ・バックします。

ノート: これは現在、単一タブ・ストップとして実装されていないため、[Tab]/[Shift]+[Tab]を使用してメニュー内をナビゲートする必要があります。

任意

グリッド・ビュー、列ヘッダー・メニューが開いた状態

[Esc]

列ヘッダー・メニューを閉じます。

任意

グリッド・ビュー、単一行ビュー、列にフォーカスがある状態

[Alt]+[F1]

アイテムのヘルプを表示します。

ノート: ヘルプが表示されるのは、その列にヘルプが定義されている場合のみです。

ナビゲーション

グリッド・ビュー

上/下/左/右矢印キー

グリッド・ビューにフォーカスがある場合、矢印カーソルを使用してグリッド全体を移動します(列ヘッダー・メニューを含む)。行にフォーカスがある場合、行も自動的に選択されます。

ノート: グリッド・ビューは最後にフォーカスされたセルを覚えているため、タブ移動した場合、後からグリッド・ビューにフォーカスが戻り、最後にフォーカスされたセルに戻ります。

ナビゲーション

グリッド・ビュー

Windows: [Ctrl]+[↑]/[Ctrl]+[↓]、[Space]、[Ctrl]+[Space]

Mac: [Ctrl]+[Alt]+[↑]/[Ctrl]+[Alt]+[↓]、[Space]、[Ctrl]+[Alt]+[Space]

選択内容を変更せずに移動します。[Space]キーを使用して選択するか、[Ctrl]+[Space]キーを使用して選択内容を切り替えます。

関連項目: 複数選択をサポートする対話グリッドの構成について

ナビゲーション

グリッド・ビュー

[Shift]+[↑]/[Shift]+[↓]

複数の行範囲を選択または選択解除します

関連項目: 複数選択をサポートする対話グリッドの構成について

ナビゲーション

グリッド・ビュー

[Page Up]/[Page Down]

現在の列で1ページ上または下に移動します。

ナビゲーション

グリッド・ビュー

[Home]/[End]

現在の列の最初または最後のセルに移動します。

ナビゲーション

グリッド・ビュー

[Enter]または[F2]

ナビゲーション・モードから編集モードに切り替えます。

注意: 対話グリッドが編集可能と定義されている場合にのみ機能します。Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド「既存の対話グリッドを編集可能にする」を参照してください。

ナビゲーション

編集可能グリッド

[Insert]

最後に選択された行の後に行を追加するか、行が選択されていない場合は最初の行の前に行を追加します。

ナビゲーション

編集可能グリッド

Delete

選択した行を削除します。

ナビゲーション

アイコン・ビュー

上/下/左/右矢印キー

アイコン・ビューにフォーカスがある場合、矢印カーソル・キーを使用してアイコンの周囲を移動します。アイコンがフォーカスされている場合、対応する行が自動的に選択されます。

ノート: アイコン・ビューは最後にフォーカスされたアイコンを覚えているため、タブ移動した場合、後からアイコン・ビューにフォーカスが戻り、最後にフォーカスされたアイコンに戻ります。

ナビゲーション

アイコン・ビュー

[Home]/[End]

最初または最後のアイコンに移動します。

Edit

グリッド・ビュー

[Tab]または[Shift]+[Tab]

行ナビゲーション。同じ行の次または前のセルに移動し、そのセルの編集コントロールが自動的に開きます(存在する場合)。

ノート: 行の末尾で[Tab]を押すと、次の行の最初のセルに移動します。

Edit

グリッド・ビュー

[Enter]または[Shift]+[Enter]

列ナビゲーション。同じ列の次または前のセルに移動し、そのセルの編集コントロールが自動的に開きます(存在する場合)。

ノート: 編集コントロール自体が[Enter]キーを使用する場合(テキスト領域など)、このショートカットは機能しないため、[Ctrl]+[F6]を押して編集モードを離れずにポップアップを閉じた後、[Enter]または[Shift]+[Enter]を押す必要があります。もう一度[Ctrl]+[F6]を押すと、閉じられたポップアップが開きます。

Edit

グリッド・ビュー

[Esc]

編集モードを終了してナビゲーション・モードに戻ります。

ノート: 編集コントロール自体が[Escape]キーを使用する場合(ポップアップ・コントロールを使用する無線グループなど。[Escape]キーはポップアップを閉じます)、[Escape]を2回押して、まずポップアップを閉じて、次に編集モードを終了する必要があります。

3.2.5 複数選択をサポートする対話グリッドの構成について

対話グリッドは複数選択をサポートするように構成する必要があります。複数選択が有効化されている場合、ユーザーは矢印キーを使用してグリッド全体を移動でき、[Space]キーを使用して選択したり、[Ctrl]+[Space]を使用して選択内容を切り替えることができます。

複数選択をサポートするように対話グリッドを構成するには:

  • 編集可能な対話グリッド - 対話グリッドを編集可能にするときに自動的に作成されるAPEX$ROW_SELECTOR列を構成します。「設定」「複数選択の有効化」属性を「はい」(デフォルト)に設定します。

  • 編集不能な対話グリッド - 詳細なJavaScript構成を使用します。例を参照するには、パッケージ・アプリケーションであるサンプル対話グリッドをインストールし、「レポート」の下で複数選択の例を参照します。

関連項目:

3.2.6 対話モード・レポート・リージョンへのアクセス

このセクションでは、対話モード・レポート・リージョン内の一般的な機能にアクセスする方法について説明します。

3.2.6.1 対話モード・レポートでのデータの検索

検索バーが対話モード・レポートの上に表示されている場合は、「レポート属性」の「検索バーを含める」属性が有効になっています。新しい対話モード・レポートを作成すると、この属性はデフォルトで有効になります。

検索を行うには:

  1. 検索フィールドがフォーカスされるまで、[Tab]を押します。

  2. 検索フィールドに、検索キーワードを入力します。

  3. [Enter]を押して、検索を実行します。

  4. 特定の列に検索を絞り込むには:

    1. [Tab]を押して、検索フィールドの左にある虫眼鏡アイコンにアクセスします。

    2. [Enter]を押して、プルダウン・メニューをアクティブにし、検索に使用できるすべての列のリストを表示します。

    3. キーボードの[↓]または[↑]キーを押して、のリストをナビゲートします。

    4. [Enter]を押して、検索対象の列を選択します。これによって、後続の検索のコンテキストが、選択した列に特化したものに設定されます。

  5. ステップ1および2を繰り返して、列に特化した検索を実行します。

3.2.6.2 「アクション」メニューの使用

新しい対話モード・レポートには、デフォルトで、検索バーおよび「アクション」メニューの両方が含まれています。これらの両方の機能は、レポート属性ページの「検索バーを含める」および「アクション」メニュー属性を有効にすることによって、開発者が制御します。開発者がレポートを作成する方法に応じて、「アクション」メニューには様々なオプションを含めることができます。

キーボードを使用して「アクション」メニューにアクセスするには:

  1. 「アクション」メニューがフォーカスされるまで、[Tab]を押します。
  2. [Enter]を押して、メニューを開きます。
  3. メニューが開くと、次のナビゲート・オプションを使用できます。
    • [↓]キーを押して、メニューを下に移動します。

    • [↑]キーを押して、メニューを上に移動します。

    • [→]キーを押して(右矢印で示されている)サブメニューを開き、フォーカスをサブメニューの最初のアイテムに移動します。

    • [←]キーを押してサブメニューを閉じ、フォーカスを親メニューの適切なアイテムに戻します。

  4. 「アクション」メニューを終了するには:
    • [Enter]を押して、アクション固有のダイアログをロードします。フォーカスは、ダイアログ・ボックス内のフォーカス可能な最初の要素に設定されます。

    • [Esc]を押して、選択せずにメニューを閉じます。

関連項目:

Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド「アクション・メニューについて」

3.2.6.3 バルク更新の管理

Oracle Application Expressの一部の対話モード・レポートには、バルク更新をコンポーネントに適用するためのフォーム・アイテムが含まれています。レポート内のすべてのフォーム・アイテムと、変更を適用するためのボタンには、キーボードでアクセスできます。また、一部のページには、バルク処理を実行するためのチェック・ボックスが最初の行にあり、対応する「すべて選択」「すべて選択解除」リンクがレポートの下にあります。これらのすべてのアイテムには、キーボードでアクセスできます。

3.2.6.4 ドリルダウン・リンクの使用

Oracle Application Expressの一部の対話モード・レポートには、特定のサブコンポーネントを編集または表示するための1つ以上のリンクが含まれています。これらはすべて標準のリンクであるため、キーボードでアクセスできます。

3.2.6.5 既存のフィルタの編集

対話モード・レポートに既存の検索フィルタを適用すると、検索バーの下に検索フィルタが表示されます。

検索フィルタには、次のようにキーボードを使用してアクセスできます。

  • 検索フィルタの編集

    [Tab]を押して検索フィルタにナビゲートし、[Enter]を押して「フィルタ」ダイアログ・ボックスを開きます。フォーカスは、ダイアログ・ボックス内のフォーカス可能な最初の要素に自動的に設定されます。

  • 検索フィルタの有効化または無効化

    [Tab]を押してフィルタの左側にあるチェック・ボックスにナビゲートし、[Space]を押して、フィルタを有効化または無効化します。

  • 検索フィルタの削除

    [Tab]を押して検索フィルタにナビゲートし、[Enter]を押して、「フィルタ」ダイアログ・ボックスを開きます。[Tab]または[Shift]+[Tab]を押して「削除」ボタンにナビゲートし、[Enter]を押します。

3.2.6.6 保存済レポートのロード

対話モード・レポートに、検索バー、「アクション」メニューおよび保存済レポートのサポートが含まれている場合、これらのオプションはレポート属性ページで開発者によって有効にされています。

保存済レポートをロードするには:

  1. 「レポート」選択リストがフォーカスされるまで、[Tab]を押します。「レポート」選択リストが表示されるのは、保存済レポートが存在する場合のみであることに注意してください。
  2. [↑]および[↓]キーを押して、表示する特定の保存済レポートを選択します。
  3. [Enter]を押して、保存済レポートを表示します。

関連項目:

Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド「対話モード・レポート属性の管理」