3.8 メタデータの管理

「メタデータの管理」の下にあるリンクを使用して、セッション・ステート、電子メール・キュー、インストール済の翻訳、対話モード・レポートの説明を表示し、管理します。

3.8.1 インスタンスのセッション・ステートの管理

「セッション・ステート」ページでセッション・ステートの統計を表示し、セッション・ステートを消去します。

3.8.1.1 セッション・ステートの概要

セッションは、ページ・ビュー間で永続性(またはステートフルな動作)を確立するために使用される論理的な構成体です。

各セッションには、一意のIDが割り当てられ、Application Expressエンジンは、このセッションIDを使用して、各ページ・ビューの前後に、アプリケーションで作業中のデータ・セット(セッション・ステート)を格納および取得します。自動プロセスによって、8時間ごとに、経過時間が24時間を超えたセッションがクリアされます。インスタンス管理者は、セッションを手動で消去することもできます。

参照:

Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドセッションの概要

3.8.1.2 消去前のセッションの詳細の表示

セッションを消去する前に、インスタンス管理者は「最近のセッション」ページで最近のセッションのリストを表示してから、セッションの詳細にドリルダウンすることができます。

最近のセッションのリストを表示するには:

  1. Oracle Application Express管理サービスにサインインします。
  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。
  3. 「メタデータの管理」で、「セッション・ステート」をクリックします。

    セッション・ステート・ページが表示されます。

  4. 「最近のセッション」をクリックします。
  5. 最近のセッション・ページでは、次の操作を実行できます。
    • セッション番号をクリックして、追加の詳細情報を表示します。

    • 「セッションの消去」をクリックして、表示されているセッションを削除します。

3.8.1.3 経過時間によるセッションの消去

「セッションのパージ」ページで、経過時間別にセッションを消去します。

経過時間別にセッションを消去するには:

  1. Oracle Application Express管理サービスにサインインします。
  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。
  3. 「メタデータの管理」で、「セッション・ステート」をクリックします。

    セッション・ステート・ページが表示されます。

  4. 「セッションのパージ」をクリックします。

    「セッションのパージ」ページが表示されます。

  5. 「パージする最大セッション」で、削除するセッションの最大数を指定します。
  6. 「これより古いセッションのみをパージ」に、削除するセッションの経過時間を指定します。
  7. 選択したセッションを消去するには、「セッションの消去」をクリックします。

3.8.1.4 消去前のセッション統計の表示

「セッション・ステートの統計」ページで、消去前に現在のセッションに関する統計を表示します。

セッション・ステートの統計を表示するには:

  1. Oracle Application Express管理サービスにサインインします。
  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。
  3. 「メタデータの管理」で、「セッション・ステート」をクリックします。

    セッション・ステート・ページが表示されます。

  4. 「セッション・ステートの統計」を選択します。
  5. 現在のセッションを削除するには、「セッションのパージ」をクリックします。

3.8.2 メール・キューの管理

メール・キュー内の電子メール・メッセージを監視することで、アプリケーションから送信された電子メールを管理します。

ヒント:

メール・ログを表示するには、開発インスタンス間のアクティビティの監視を参照してください。

3.8.2.1 メール・キューのメッセージの送信と削除

「メール・キュー」で、メール・キューのメッセージをプッシュ、削除、リセットします。

メール・キューのメッセージを送信および削除するには:

  1. Oracle Application Express管理サービスにサインインします。
  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。
  3. 「メタデータの管理」で、「メール・キュー」をクリックします。

    メール・キュー・ページが表示されます。

    電子メールの送信に問題がある場合(間違った電子メール・アドレスや使用できないメール・サーバーなど)、メール・メッセージは最後に発生したエラーとともにメール・キューに保持されます。Oracle Application Expressインスタンスにより、このメール・メッセージの再送信が14回まで自動的に試行されます。その後に試行される電子メール送信では、送信を試みる間隔が指数関数的に長くなっていきます(2分、4分、8分、16分と長くなっていく)。配信の失敗が続く場合は、メール・メッセージがキューから削除され、最新のエラーがapex_mail_logディクショナリ・ビューに取得されます。

  4. 次のボタンを使用して、メール・キュー内のメッセージを管理します。
    • 削除: 選択したメッセージが削除されます。
    • すべてのメールの送信の強制: エラーが発生したメッセージに対する計算された遅延が無視され、キュー内のすべてのメッセージの送信が試行されます。
    • すべてのメールの送信: キュー内のメッセージを送信します。エラーが発生したメッセージに対する計算された遅延が監視されます。

3.8.3 インストール済の翻訳の表示

「インストール済の翻訳」ページにアクセスして、現行の開発インスタンス内にインストールされた翻訳言語を表示します。

インストール済の翻訳のリストを表示するには:

  1. Oracle Application Express管理サービスにサインインします。
  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。
  3. 「メタデータの管理」で、「インストール済の翻訳」をクリックします。

    インストール済の翻訳ページが表示されます。このページには、言語のリストが表示され、翻訳がロードされたかどうかが示されます。

参照:

Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドの「アプリケーションのグローバリゼーションの管理」

3.8.4 対話モード・レポートのサブスクリプションの削除

現在の開発インスタンス内にある対話モード・レポートのサブスクリプションを管理します。

対話モード・サポートのサブスクリプションを削除するには:

  1. Oracle Application Express管理サービスにサインインします。
  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。
  3. 「メタデータの管理」で、「対話モード・レポートのサブスクリプション」をクリックします。

    「対話モード・レポートのサブスクリプション」ページは、対話モード・レポートとして表示されます。ページの外観は、ページ上部にある検索バーを使用してカスタマイズできます。

  4. 削除するサブスクリプションを選択して、左にあるチェック・ボックスを選択します。
  5. 「チェックした項目の削除」をクリックします。

参照: