4 初期アプリケーションの作成

このレッスンについて

このレッスンでは、アプリケーションの作成ウィザードを使用して、サンプル・データセットに基づくアプリケーションの基盤ページを構築します。

アプリケーションの基盤を作成したら、ページ・デザイナの ページの作成ウィザードを使用して既存のアプリケーションに新しいページを追加し、アプリケーションを初回実行します。

警告:

この章は、中断せずに完了することが重要です。終了するまで作業内容は保存できません。完了前に止めてセッションがタイムアウトになると、作業内容がすべて失われるため、この章をはじめからやり直す必要があります。

4.1 アプリケーションの作成ウィザードを実行するとき

ワークスペースに表が移入されていれば、アプリケーションの作成ウィザードを使用してすぐに開始できます。

アプリケーションの作成ウィザードでは、レポート、フォーム、マスター・ディテールなど、様々なタイプのページを作成できます。

初期アプリケーションを作成するには:

  1. 「アプリケーション・ビルダー」をクリックし、「作成」を選択します。

    「アプリケーションの作成」ウィザードが表示されます。

    ヒント:

    画面最上部のタブで下矢印アイコンをクリックすることで、ウィザードなどのページへのショートカットのリストを表示することもできます。
  2. 「新規アプリケーション」をクリックします。

アプリケーションの名前と外観をカスタマイズするには:

  1. 「名前」に、「Demo Projects」と入力します。

    ノート:

    アプリケーションの作成ウィザードは、自動的にホームページを作成します。
  2. 「外観の設定」アイコンをクリックします。
    「外観」ダイアログが表示されます。
  3. 「Vita - レッド」をクリックします。
  4. 「アプリケーション・アイコン」で、「新規アイコンの選択」をクリックします。

    「アプリケーション・アイコンの選択」ダイアログが表示されます。

  5. 赤い円のアイコンをクリックします。
  6. 新しいアプリケーション・アイコン(3人の人など)を選択します。
  7. 「アプリケーション・アイコンの設定」をクリックして、「変更の保存」をクリックします。

4.2 カード・ページの追加

開発初期には、アプリケーションに必要なページの一部しかわかっていないことがよくあります。アプリケーションの作成ウィザードで、必要な数のページを作成できます。少数のページ群を今生成しておくと、時間を節約できます。後でいつでも別のウィザード(ページの作成ウィザード)を使用してページを追加できます。

従業員が各自の連絡先情報をすばやく表示および保守できるようにする、カード・ページから始めます。

ノート:

カード・ページは、インデックス・カードのような個別のボックスで構成され、1ページにレイアウトされています。各カードには最大3つの情報が含まれます。

EBA_PROJECTS表に基づいてカード・ページを追加するには:

  1. 「ページ」セクションで、「ページの追加」をクリックします。
  2. 「カード」をクリックします。
  3. 次のように入力します。
    1. 「ページ名」に、Projectsと入力します
    2. 表またはビュー - 「LOV」アイコン(箇条書きの行)をクリックし、「EBA_PROJECTS」を選択します
    3. カード・タイトル - 「NAME」を選択します
    4. 説明列 - 「DESCRIPTION」を選択します
    5. 追加のテキスト列 - 「BUDGET」を選択します
    6. 「ページの追加」をクリックします。

4.3 ダッシュボード・ページの追加

次に、ダッシュボード・ページを追加します。ダッシュボード・ページは、最大4つのチャートで構成されます。開発者は各チャートの詳細を指定するか、デフォルトのサンプル・チャートのままにしておいて後でページを更新できます。

ダッシュボード・ページを追加するには:

  1. 「ページの追加」をクリックします。
  2. 「ダッシュボード」をクリックします。

ダッシュボード・ページは、便利なメトリックが移入された状態で提供されます。プロジェクト予算およびプロジェクト・ステータスの追跡用に2つのチャートを構成し、他の2つは未構成のままにします。保持し続けるかどうかは後で決めることができます。

チャートを構成するには:

  1. 「チャート1」に次のように入力します。
    1. チャート・タイプ - 棒バーをクリックします。
    2. グラフ名 - 「Project Costs」と入力します
    3. 表またはビュー - 「EBA_PROJECTS_V」を選択します
    4. ラベル列 - 「NAME」を選択します
    5. 集計タイプ - 「列値」をクリックします
    6. 値列 - 「COST」を選択します
  2. 「チャート2」をクリックします。
  3. 次のように入力します。
    1. チャート・タイプ - 「円」をクリックします
    2. グラフ名 - 「Project Status」と入力します
    3. 表またはビュー - 「EBA_PROJECTS」を選択します
    4. ラベル列 - 「STATUS_ID」を選択します
    5. 集計タイプ - 「件数」をクリックします
  4. 「ページの追加」をクリックします。

4.4 アプリケーションの作成ウィザードでのページの移動

ページを作成したら、「編集」アイコンをクリックして、ページ名の編集、ナビゲーション・メニューに表示されるアイコンの変更、詳細オプションの編集、またはページの削除を実行できます。「編集」ボタン以外に、ドラッグ・アンド・ドロップしてページの順序を変更することもできます。

アプリケーションの作成ウィザードでページを移動するには:

  1. ダッシュボード・ページの場合は、「編集」ボタンの横にあるメニュー・アイコン(横線)をクリックして押し続けます。
    ハンバーガー・アイコン
  2. 「Projects」ページの上にダッシュボード・ページをドラッグしてマウスを放します。
    ダッシュボード・ページがその場所に収ります。
  3. リストに次の順序で3つのページが含まれていることを確認します。
    1. ホーム、空白

    2. ダッシュボード、ダッシュボード

    3. プロジェクト、カード(eba_projects)



4.5 機能および詳細設定の構成

機能はアプリケーション・レベルの機能を提供し、通常はアプリケーションごとに1回追加されます。機能を追加すればアプリケーションの適用範囲が広まり、単に概念実証用ではなく、広く配布できるアプリケーションになります。

ヒント:

より複雑な場合もありますが、ページの作成ウィザードを使用して、既存のアプリケーションに機能を後で追加することもできます。

アプリケーションに機能を追加するには:

  1. 「機能」ヘッダーの横にある「すべてをチェック」をクリックします。

    「すべてをチェック」ボタン

設定では、アプリケーション全体に有効な、アプリケーションの生成に使用する属性を定義します。

詳細設定を編集するには:

  1. 「設定」セクションの「詳細設定」フィールドで、「詳細設定の定義」アイコン(ボックスに入る矢印)をクリックします。

    「詳細設定の定義」アイコン

  2. 「説明」セクションで、次のように入力します。
    1. 短い説明 - 「Maintain project details」と入力します。
    2. 説明 - 「This application is used to maintain project details for the team. Projects include milestones, where you can define due dates. Tasks can be defined against a milestone or directly against the project. As well as tracking dates, this application also tracks budget, for the project, and costs against each task.」と入力します。
    3. 「変更の保存」をクリックします。

4.6 アプリケーションの作成ウィザードの完了

アプリケーションの作成ウィザードを完了するには:

  1. 次のスクリーンショットと自分のアプリを比較してください。
  2. 「アプリケーションの作成」をクリックします。

    進捗バーが表示されます。完了すると、アプリケーション・ビルダーのアプリケーションのホーム・ページにApplication Expressが移動します。

    ノート:

    ページ0は、すべてのページに表示するコンポーネントを定義できるグローバル・ページです。ページ9999は、最初にアプリケーションにアクセスしたときに、エンド・ユーザーが(ユーザー名とパスワードを入力して)認証する「サインイン」ページです。ページ1000以上が、選択した機能用に作成される管理ページです。

4.7 アプリケーションの初回実行

アプリケーションは、機能的には実行の準備ができています。

アプリケーションを実行するとは、新しいブラウザ・ウィンドウを開いてアプリケーションをレンダリングするようApplication Expressに指示することです。レンダリングされたアプリケーションは、「アプリケーション・ランタイム」(または単に「ランタイム」)と呼ばれます。新しいページを作成したら、そのページを個別に実行するか、またはアプリケーション全体を実行できます。

アプリケーションのホーム・ページからアプリケーションを初回実行してアプリケーション・ランタイムをレビューします。

アプリケーションのホーム・ページからアプリケーションを実行するには:

  1. 「アプリケーションの実行」をクリックします。
    「サインイン」ページが表示されます。
  2. Application Expressの資格証明を入力し、「サインイン」をクリックします。

    アプリケーションのホーム・ページが開きます。

  3. メニュー・アイコン(左上)をクリックして、ナビゲーション・メニューを表示します。
    メニュー・アイコンの場所を覚えておいてください。これは、チュートリアルの以降の部分でアプリケーションのナビゲートに使用します。
  4. ナビゲーション・ペインでメニュー・アイテムをクリックして異なるページに移動することでアプリケーション内を探索します。

    サンプルの表とデータは未加工の形式で様々なページに表示されます。チュートリアルのこの先では、エンド・ユーザーに対するこのデータの表示と機能を向上させるための開発プロセスをガイドします。

次のレッスンに進みます。