7.2 オブジェクト・ブラウザからのRESTオブジェクトの有効化

オブジェクト・ブラウザから「REST」タブを使用してRESTオブジェクトを有効にします。TABLEVIEWPACKAGEPROCEDUREまたはFUNCTIONを選択すると、オブジェクト・ブラウザに新しい「REST」タブが表示されます。このタブには、ORDSを使用してデータベース・オブジェクトをREST対応にする機能を持つフォームが表示されます。

ノート:

Oracle REST Data Services (ORDS)リリース19.1以降を使用するOracle Application Express 19.2のインストール環境では、ORDSのAutoREST機能を使用してデータベース・オブジェクトをREST対応にする機能がサポートされています。AutoRESTはデータベース・オブジェクトに基づいてRESTfulサービスを作成する最も簡単な方法ですが、短所および制限事項があります。

AutoRESTの詳細は、Oracle REST Data Servicesインストレーション、構成および開発ガイドRESTアクセス(AutoREST)のためのスキーマ・オブジェクトの自動有効化を参照してください。

必須

このプロシージャを実行するには、次の要件を満たしている必要があります。

  • ORDSでスキーマを登録する必要があります。

    スキーマを登録するには、ORDSへのスキーマの登録を参照してください。

  • 有効にするRESTオブジェクトが存在し、AutoRESTに準拠している必要があります。

オブジェクトをREST対応にするには:

  1. ワークスペースのホームページで、「SQLワークショップ」をクリックします。
  2. 「オブジェクト・ブラウザ」を選択します。
  3. オブジェクト・タイプのリストから、オブジェクト・タイプ(「表」など)を選択します。
  4. オブジェクトを選択します。
  5. 「REST」タブをクリックします。

    オブジェクト詳細にORDSバージョンが表示され、オブジェクトをAutoREST対応にするためのフォームが表示されます。

    ordsrestful_schema_enabled.pngの説明が続きます
    図ordsrestful_schema_enabled.pngの説明
  6. 「REST」タブで、次のようにします。
    1. オブジェクトのRESTの有効化 - 「はい」をクリックして有効にします。
    2. 認可が必要 - 「いいえ」をクリックして無効にします。

      ノート:

      「認可が必要」設定を無効にすると、オブジェクトがパブリック・アクセス可能になります。この設定を有効にするには、さらにユーザー・ロールを構成してユーザーにアクセス権を付与する必要があります。
    3. 「適用」をクリックします。

      成功メッセージが表示され、「RESTful URI」フィールドが表示されます。「RESTful URI」には、REST対応オブジェクトへのアクセスに使用される、大/小文字が区別されるURIが表示されます。

      restful_uri.pngの説明が続きます
      図restful_uri.pngの説明

オプション

オブジェクトがREST対応になると、提供されたURIを使用してデータにアクセスできるようになります。このURIは、JSON形式です。

ブラウザを使用してRESTful URIのプレーン・テキスト・コンテンツを表示するには:

  1. RESTful URIをコピーします。

    ヒント:

    「クリップボードにコピー」アイコン(クリップボードにコピー)をクリックすると、RESTful URIをすばやくコピーできます。
  2. 新しいブラウザ・タブを開き、コピーしたURIをURLフィールドに貼り付け、[Enter]を押します。

    選択した表の表データを公開するJSONドキュメントが、ブラウザに表示されます。