7 RESTfulサービスを使用したデータ交換の有効化
RESTfulサービスは、データベースへのアクセスに使用されるRESTfulサービスの宣言仕様を有効にします。
RESTfulサービスを使用すると、ワークスペースで使用可能なデータベース・オブジェクトの上部に標準ベースの一連のAPIを作成できます。これらのAPIにより、基礎となるデータ・ソースに直接接続することなく、外部システムが問合せ、挿入、更新または削除でデータを安全に操作できるようになります。
リリース18.1より前は、Oracle Application Express内で作成したRESTfulサービスの定義は、コアApplication Expressスキーマのメタデータ表内に格納されていました。リリース18.1では、Oracle REST Data Services (ORDS)リポジトリにすべてのRESTfulサービスを移行することをお薦めします。この移行によって、Application Express、SQL Developer、SQL Plus、SQLclなど多数のツールを使用して、RESTfulサービスを1つの場所で管理することが容易になります。
この項では、RESTfulサービスの概念を示し、Application Expressを使用してRESTfulサービスを作成、編集および削除する方法について説明します。
ノート:
RESTfulサービスを有効にするかどうかは、ワークペース管理者が制御します。無効化されている場合、「RESTfulサービス」アイコンは表示されません。
- Application ExpressでのOracle RESTfulサービスについて
この項では、Oracle REST Data Services (ORDS)によって実装されるRESTfulサービスを紹介します。また、Application Express内やその他のOracleツール内で使用される、RESTfulサービスを構成する様々なコンポーネントを示す用語を説明します。 - オブジェクト・ブラウザからのRESTオブジェクトの有効化
オブジェクト・ブラウザから「REST」タブを使用してRESTオブジェクトを有効にします。 - REST対応オブジェクトに対する認可の有効化
オブジェクト・ブラウザ内の「REST」タブで、REST対応オブジェクトに対するアクセスを制限します。結果としてもたらされた認可ロール情報を使用して、ORDSでユーザー・ロールを構成します。 - RESTfulサービスにアクセスする方法
SQLワークショップからRESTfulサービスにアクセスします。 - ORDSベースのRESTfulサービス・モジュールの例の作成方法
ORDSベースのRESTfulサービス・モジュールの例を作成する方法を学習します。 - RESTfulサービス・モジュールの管理
サンプルのRESTfulサービス・モジュールをインストールする方法を学習します。ORDS RESTfulサービス・モジュールを作成、編集および削除できます。 - リソース・テンプレートの管理
リソース・テンプレートは、URIをグループ化して、特定のRESTfulサービス・モジュールに関連付ける方法です。 - リソース・ハンドラの管理
リソース・ハンドラは、特定のHTTPメソッドを処理するための問合せまたは無名PL/SQLブロックです。
関連項目:
『Oracle Application Express管理ガイド』のワークスペースでのRESTfulサービスの制御に関する項