3.11 トリガーの管理

データベース・トリガーは、データベースの表、ビューまたはイベントに関連付けられているストアド・サブプログラムです。トリガーを作成、参照、編集、コンパイル、ダウンロード、削除、無効化または有効化し、レポートを表示できます。

トリガーは、イベントが発生したときなどに1回コールするか、INSERT、UPDATEまたはDELETE文の影響を受ける各行などに対して複数回コールすることができます。

• トリガーの作成
  オブジェクト・ブラウザを使用してトリガーを作成します。
• トリガーの参照
  「オブジェクト選択」ペインからトリガーを選択して、トリガーに関する各種レポートを表示します。
• トリガーのレポート
  オブジェクト・ブラウザでトリガーを表示する際、代替ビューを使用できます。
• トリガーの手動編集
  「オブジェクト選択」ペインからトリガーを選択して、「コード」をクリックします。
• トリガーのコンパイル
  「オブジェクト選択」ペインからトリガーを選択して、「保存してコンパイル」をクリックします。
• トリガーのダウンロード
  「オブジェクト選択」ペインからトリガーを選択して「ソースのダウンロード」をクリックし、現在のトリガーをファイルとして保存します。
• トリガーの削除
  「オブジェクト選択」ペインからトリガーを選択して、「削除」をクリックします。
• トリガーの無効化および有効化
  「オブジェクト選択」ペインからトリガーを選択して、「無効化」または「有効化」をクリックします。

関連項目:

• 「Oracle Database概要」

• 「Oracle Databaseアドバンスト・アプリケーション開発者ガイド」

3.11.1 トリガーの作成

オブジェクト・ブラウザを使用してトリガーを作成します。

オブジェクト・ブラウザでトリガーを作成するには:

1. ワークスペースのホームページで、「SQLワークショップ」をクリックして、「オブジェクト・ブラウザ」をクリックします。

   「オブジェクト・ブラウザ」が表示されます。

2. 「作成」アイコンをクリックします。
3. オブジェクト・タイプのリストから、「トリガー」を選択します。
4. 表名を選択して、「次へ」をクリックします。
5. 適切なトリガーの属性を選択し、トリガー本体を入力して「次へ」をクリックします。

   確認ページが表示され、トリガーの作成に使用されるSQLが表示されます。

6. 「トリガーの作成」をクリックします。

3.11.2 トリガーの参照

「オブジェクト選択」ペインからトリガーを選択して、トリガーに関する各種レポートを表示します。

オブジェクト・ブラウザでトリガーを参照するには:

1. ワークスペースのホームページで、「SQLワークショップ」をクリックして、「オブジェクト・ブラウザ」をクリックします。

   「オブジェクト・ブラウザ」が表示されます。

2. 「オブジェクト」リストから、「トリガー」を選択します。
3. 「オブジェクト選択」ペインからトリガーを選択します。

   「オブジェクトの詳細」ビューが表示されます。

4. ページ上部のタブをクリックして、トリガーに関する各種レポートを表示します。

関連項目:

「トリガーのレポート」

3.11.3 トリガーのレポート

オブジェクト・ブラウザでトリガーを表示する際、代替ビューを使用できます。

表3-10に、トリガーで使用可能なすべてのレポートを示します。

表3-10 トリガーで使用可能なレポート

ビュー	説明
オブジェクトの詳細	(デフォルト)カレント・トリガーの詳細を示します。実行できる操作は次のとおりです。 コンパイル ダウンロード 削除 無効化
コード	トリガーのソース・コードを表示します。このビューでコードを編集できます。このビューで実行できる操作は次のとおりです。 コードの手動編集 保存してコンパイル 検索 置換 オートコンプリート 元に戻す やり直し ソースのダウンロード 削除
エラー	カレント・トリガーに関連するエラーを表示します。
SQL	トリガーの再作成に必要なSQLを表示します。

関連項目:

• 「トリガーの手動編集」

• 「トリガーのコンパイル」

• 「トリガーのダウンロード」

• 「トリガーの削除」

3.11.4 トリガーの手動編集

「オブジェクト選択」ペインからトリガーを選択して、「コード」をクリックします。

1. ワークスペースのホームページで、「SQLワークショップ」をクリックして、「オブジェクト・ブラウザ」をクリックします。

   「オブジェクト・ブラウザ」が表示されます。

2. 「オブジェクト」リストから、「トリガー」を選択します。
3. 「オブジェクト選択」ペインからトリガーを選択します。

   「オブジェクトの詳細」ビューが表示されます。

4. 「コード」タブをクリックします。
5. このビューでコードを編集できます。他の編集コントロールは次のとおりです。

   • 検索

   • 置換

   • オートコンプリート

トリガーを編集する際には、コードの手動編集、検索および置換の実行、トリガーのコンパイルが可能です。

3.11.5 トリガーのコンパイル

「オブジェクト選択」ペインからトリガーを選択して、「保存してコンパイル」をクリックします。

ファンクションを編集および変更する場合は、変更内容を保存するためにコンパイルする必要があります。これはデータベース内のオブジェクトの単なるビューであるため、保存機能はありません。コンパイルによりデータベースのオブジェクトが再作成されます。

オブジェクト・ブラウザでトリガーをコンパイルするには:

1. ワークスペースのホームページで、「SQLワークショップ」をクリックして、「オブジェクト・ブラウザ」をクリックします。

   「オブジェクト・ブラウザ」が表示されます。

2. 「オブジェクト」リストから、「トリガー」を選択します。
3. 「オブジェクト選択」ペインからトリガーを選択します。

   「詳細」ビューが表示されます。

4. 現行トリガーをコンパイルするには:

   • 「オブジェクトの詳細」の下の「コンパイル」をクリックします。

   • 「コード」の下の「保存してコンパイル」をクリックします。

   コンパイルが失敗すると、コードの上にエラー・メッセージが表示されます。

3.11.6 トリガーのダウンロード

「オブジェクト選択」ペインからトリガーを選択して「ソースのダウンロード」をクリックし、現在のトリガーをファイルとして保存します。

現行のトリガーをファイルとして保存するには:

1. ワークスペースのホームページで、「SQLワークショップ」をクリックして、「オブジェクト・ブラウザ」をクリックします。

   「オブジェクト・ブラウザ」が表示されます。

2. 「オブジェクト」リストから、「トリガー」を選択します。
3. 「オブジェクト選択」ペインからトリガーを選択します。

   「詳細」ビューが表示されます。

4. 「ソースのダウンロード」をクリックすると、カレント・トリガーがファイルとして保存されます。
5. 現行トリガーをダウンロードするには:

   • 「オブジェクトの詳細」の下の「ダウンロード」をクリックします。

   • 「コード」の下の「ソースのダウンロード」をクリックします。

   コンパイルが失敗すると、コードの上にエラー・メッセージが表示されます。

3.11.7 トリガーの削除

「オブジェクト選択」ペインからトリガーを選択して、「削除」をクリックします。

オブジェクト・ブラウザでトリガーを削除するには:

1. ワークスペースのホームページで、「SQLワークショップ」をクリックして、「オブジェクト・ブラウザ」をクリックします。

   「オブジェクト・ブラウザ」が表示されます。

2. 「オブジェクト」リストから、「トリガー」を選択します。
3. 「オブジェクト選択」ペインからトリガーを選択します。

   「詳細」ビューが表示されます。

4. 「削除」をクリックします。

3.11.8 トリガーの無効化と有効化

「オブジェクト選択」ペインからトリガーを選択して、「無効化」または「有効化」をクリックします。

オブジェクト・ブラウザでトリガーを有効化および無効化するには:

1. ワークスペースのホームページで、「SQLワークショップ」をクリックして、「オブジェクト・ブラウザ」をクリックします。

   「オブジェクト・ブラウザ」が表示されます。

2. 「オブジェクト」リストから、「トリガー」を選択します。
3. 「オブジェクト選択」ペインからトリガーを選択します。

   「詳細」ビューが表示されます。

4. 「無効化」をクリックします。

   ノート:

   「有効化」ボタンがアクティブになります。トリガーを有効にする場合は、「有効化」をクリックします。