4.4 コマンド・エディタの使用

SQLコマンドのコマンド・エディタを使用して、Oracle Application Express内でSQLコマンドを実行します。

4.4.1 SQLコマンドの実行

実行するSQLコマンドをコマンド・エディタに入力して、「実行」をクリックします。

SQLコマンドを実行するには:

  1. ワークスペースのホームページで「SQLワークショップ」「SQLコマンド」の順にクリックします。

    SQLコマンド・ページが表示されます。

  2. 実行するSQLコマンドをコマンド・エディタに入力します。
  3. 「実行」([Ctrl]+[Enter])をクリックして、コマンドを実行します。

    ヒント:

    特定の文を実行する場合は、実行する文を選択して「実行」をクリックします。

    「結果」ペインに結果が表示されます。

  4. 結果レポートをカンマ区切り(.csv)としてエクスポートするには、「ダウンロード」リンクをクリックしてください。

4.4.2 「SQLコマンド」のトランザクションについて

トランザクション・モードは、更新の実行、確認するデータの選択、COMMITまたはROLLBACKの変更などを行うことができるステートフルなトランザクション・モードです。このモードは、DBMS_JOBSを使用して実装されます。

トランザクション・モードの次の動作を考慮してください。

  • 明示的なCOMMITコマンドを入力するまで操作はデータベースにコミットされません。

  • カレント・トランザクションは、「SQLコマンド」を終了すると終了し、ロールバックされます。

  • カレント・トランザクションは、セッション・タイムアウトにより終了し、ロールバックされます。

    環境設定(「SQLコマンドの最大停止時間」)で非アクティブ・セッションがタイムアウトするまでの時間が設定されることに注意してください。デフォルトのタイムアウトは60秒です。

  • 「CSVのエクスポート」オプションは使用できません。

関連項目:

Oracle Application Express管理ガイドSQLワークショップの構成に関する項

4.4.3 サポートされていないSQL*Plusコマンドについて

SQLコマンドではSQL*Plusコマンドをサポートしていません。

SET ECHODEFINEなどのSQLコマンドラインのコマンドをSQLコマンドに入力しようとすると、エラー・メッセージが表示されます。

4.4.4 コマンドの終了

「SQLコマンド」では、セミコロン(;)またはスラッシュ(/)を使用するか、あるいは何も付けずにコマンドを終了できます。

次に、有効な選択肢を示します。

SELECT * from emp;
SELECT * from emp
/
SELECT * from emp

最初の例ではセミコロン(;)、2番目の例ではスラッシュ(/)を使用しています。最後の例では、終了記号が付いていないコマンドを示しています。

4.4.5 バインド変数の使用方法

コマンドの実行時に、バインド変数の値を入力します。

バインド変数がサポートされています。コマンドの実行時に、バインド変数の値を入力するよう求められます。バインド変数の前にはコロンを付けます。

次に例を示します

SELECT * FROM emp WHERE deptno = :dept

4.4.6 「表の検索」ボタンの使用

「表の検索」ボタンを使用して、現在選択しているスキーマ内の表を表示します。

現在のスキーマ内の表を表示するには:

  1. 「SQLコマンド」にナビゲートします。
  2. 「スキーマ」リストから、スキーマを選択します(オプション)。
  3. 「表の検索」をクリックします。

    「表ファインダ」が表示されます。選択されたスキーマを表示するナビゲーション・バーはページの上部に表示され、次のコントロールが含まれています。

    • 検索。表名を検索します。「検索」フィールドに大/小文字を区別しないキーワードを入力し、「実行」をクリックします。すべての表を表示するには、「検索」フィールドをブランクのままにして「実行」をクリックします。

    • ビュー。生成されるレポートにビューを含めるには、「ビュー」チェック・ボックスを選択して「実行」をクリックします。

    • 。生成されるレポートに表示する行数を指定します。表示する行数を変更するには、リストから選択して「実行」をクリックします。

    表ファインダ・レポートが表示され、その中には表名、行数、最新分析日およびオブジェクト・タイプが含まれます。

  4. 表名を選択します。

    表ファインダ・レポートが表示されます。

    このレポートには列名、データ型、長さ、精度およびスケールが表示され、ページ下部には表を再作成するために必要なSQLが表示されます。

  5. このページからコマンド・エディタ内の既存のコマンドにSQLを追加するには、「追加」をクリックします。
  6. コマンド・エディタ内の既存のコマンドをこのページのSQLで置換するには、「置換」をクリックします。