19.5 リモート・サーバーの管理
リモート・サーバーは、Webソースのサーバー情報を格納する個別のエンティティです。リモート・サーバーは、複数のWebソース間で共有できるため、ベースURLや認証などの情報を共有できます。
親トピック: アプリケーション・データの管理
19.5.1 リモート・サーバーについて
Oracle Application Expressでは、Webソース・モジュールのエンドポイントURLが2つの部分に分割されます。最初の部分はサーバー固有の部分で、リモート・サーバーと呼ばれる個別のエンティティとして格納されます。それぞれが使用するサーバー、ポートおよびURLパス接頭辞(コンテキスト・ルート)が同じである場合は、複数のWebソース・モジュールを持つ1つのリモート・サーバーを再利用できます。リモート・サーバーはワークスペースレベルで格納され、すべてのアプリケーションに表示されます。
エンドポイントURLの2番目の部分は、Webソース・モジュールに固有です。複数のWebソース・モジュールが1つのリモート・サーバーを共有できることから、ベースURL、認証などの情報を共有します。リモート・サーバーの属性を変更すると、その変更はリモート・サーバーを使用しているすべてのWebソース・モジュールに影響を与えます。リモート・サーバーにより、Webソース・モジュールのコレクションを移動することが容易になります。たとえば、リモート・サーバー・オブジェクト内のURLを変更することで、テスト・システムから本番システムに移行できます。
リモート・サーバー情報のエクスポートおよびインポート
アプリケーションをエクスポートする際に、参照されているリモート・サーバーがエクスポート・ファイルに追加されます。アプリケーションを別のワークスペースにインポートすると、ターゲット・ワークスペースにすでに同じ静的IDのリモート・サーバーが含まれているかどうかがApplication Expressによって確認されます。リモート・サーバーがすでに存在する場合、アプリケーションはこれを使用します。そうでない場合は、インポート・ファイルからのリモート・サーバーが、ターゲット・ワークスペースに作成されます。
関連項目:
親トピック: リモート・サーバーの管理
19.5.2 リモート・サーバーの作成
リモート・サーバー・オブジェクトを作成するには:
- リモート・サーバー・ページにナビゲートします。
- 「ワークスペース・ユーティリティ」からの場合:
-
ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」をクリックします。
-
「ワークスペース・ユーティリティ」をクリックします。
-
「リモート・サーバー」をクリックします。
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- 「共有コンポーネント」からの場合:
-
ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」をクリックします。
-
アプリケーションを選択します。
-
アプリケーションのホームページで、ページの中央にある「共有コンポーネント」をクリックします。
-
「ワークスペース・オブジェクト」で、「リモート・サーバー」を選択します。
-
- 「ワークスペース・ユーティリティ」からの場合:
- リモート・サーバー・ページで、「作成」をクリックします。
- 名前: リモート・サーバー・オブジェクトの名前を入力します。リモート・サーバーの名前は、アプリケーション内で一意である必要があります。
- 静的ID: リモート・サーバーの静的IDを入力します。
- サーバー・タイプ: 次のいずれかを選択します。
- Webソース
- 認証
- ベースURL: リモート・サーバーのベースURLを入力します。
- インストール時にプロンプトを表示: Oracle Application Expressで、アプリケーションを別のワークスペースにインストールした後にベースURLのプロンプトを表示するには、「オン」を選択します。
- コメント: ここにコメントまたはノートを入力します。これらのコメントは、アプリケーションの実行時には表示されません。
- 「作成」をクリックします。
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