ChunkMigrationConnectionTimeout
シャーディングでは、元のシャードから新しいシャードへのデータの移行中に、特定のシャードへの接続リクエストが発生することがあります。この設定は、指定した時間内に移行が完了または失敗するまで接続リクエストを一時停止した後、リクエストされたデータを使用して正しいシャードに接続します。
宣言
// C# public int ChunkMigrationConnectionTimeout {get;set;}
プロパティ値
プールされた接続リクエストが一時停止してチャンク移行を待機する最小時間(秒)。
備考
デフォルトは120秒です。この設定では、接続プーリングを有効にする必要があります。
ODP.NETは、プール作成時にのみチャンク移行接続タイムアウト設定を読み取ります。タイムアウト設定の変更新しいタイムアウト設定は、新しいプールが作成されるまで使用されません。
接続に読取り専用アクセスのみが必要な場合、この設定は使用されません。この設定は、チャンク書込みアクセス権を持つ接続に対して有効です。
チャンク移行中、ODP.NET接続リクエストはチャンク移行接続タイムアウトにのみ従います。他のすべての接続タイムアウト値(OracleConnection.ConnectionTimeout
など)は無視され、使用されません。
ODP.NETチャンク移行接続タイムアウト値をチャンク移動サーバー・タイムアウト値より大きい値に設定することをお薦めします。このサーバー・タイムアウトを設定する1つの方法として、Global Data Services制御ユーティリティ(GDSCTL)のmove chunk
コマンドのtimeoutオプションを使用します。
OracleConnection ChunkMigrationConnectionTimeout
プロパティは、OracleConfiguration ChunkMigrationConnectionTimeout
プロパティから継承します。OracleConnection
プロパティは、OracleConfiguration
クラスに設定されたプロパティをオーバーライドするように個別に設定できます。