LONGQUERYTIMETHRESHOLD
長時間実行されるグリッドおよびMDX問合せに関する統計を取得します。 この設定では、統計情報を取得する問合せ時間の最小長を秒単位で指定できます。
構文
LONGQUERYTIMETHRESHOLD nここで、nは秒数です。 0に設定すると、この設定はオフになります。
異なる問合せトレース・オプションを使用する場合
QUERYTRACE構成設定は、問題が発生した場合に単一の問合せをデバッグするために設計されています。 トレース・ログがquery_trace.txtとしてキューブ・ディレクトリに出力され、ファイルは各問合せの実行前にデフォルトでクリアされます。 QUERYTRACEは、パフォーマンスに影響する可能性があるため、長期的に使用するためにアプリケーション構成で有効なままにしないでください。
TRACE_REPORT構成設定ではQUERYTRACEよりも詳細が少なくなりますが、複数の同時問合せをトレースできます。 TRACE_REPORTは、パフォーマンスに影響を与えないため、長期間の使用が可能です。 これは、一定期間にわたって実行されている多数の同時問合せに関する情報を収集する場合に適しています。 TRACE_REPORTでは、トレース・ログがtrace_report.logとしてキューブ・ディレクトリに出力され、ファイルは問合せ間でクリアされません。 LONGQUERYTIMETHRESHOLDが有効な場合、この設定は無効になり、trace_report.logには何も出力されません。
LONGQUERYTIMETHRESHOLD構成設定は、本番環境に適しています。 定義されたミリ秒数より長く実行される問合せに関する統計をアプリケーション・ログ・ファイルに出力します。
dbname.cfg (キューブ・ディレクトリ内)のQUERYLOGパラメータの設定による問合せロギングの有効化は、キューブのユーザー問合せパターンをXML形式でトラッキングするために設計されています。
例
LONGQUERYTIMETHRESHOLD 1010秒以上実行されている問合せの統計収集を指定します。