@MATCH
ワイルドカード・メンバー選択を実行します。
構文
@MATCH (mbrName|genName|levName, "pattern")
パラメータ
- mbrName
-
検索の基準となるメンバーのデフォルト名またはユーザー定義名。 Essbaseは、指定されたメンバーとその子孫のメンバー名と別名を検索します。
- genName
-
検索する世代のデフォルト名またはユーザー定義名。 Essbaseは、世代内のすべてのメンバー名およびメンバー別名を検索します。
- levName
-
検索するレベルのデフォルト名またはユーザー定義名。 Essbaseは、レベル内のすべてのメンバー名およびメンバー別名を検索します。
- "pattern"
-
ワイルドカード文字(
*
または?
)を含む、検索する文字パターン。?
は、任意の文字のいずれかの出現箇所を置換します。?
は、パターンの任意の場所で使用できます。*
は、任意の数の文字を置換します。*
は、パターンの最後にのみ使用できます。文字パターンにスペースを含めるには、二重引用符("")でパターンを囲みます。
ノート
この関数は、末尾のワイルドカード・メンバー選択を実行します。 Essbaseは、指定されたパターンに一致するメンバー名および別名を検索し、見つかったメンバーおよび別名を戻します。
検索するデータベース内のメンバー名で大/小文字が区別される場合、検索では大/小文字が区別されます。 そうでない場合、検索で大文字と小文字は区別されません。
計算スクリプトでは、@MATCHを複数回コールできます。
選択した文字パターンに一致するメンバーが見つからない場合、Essbaseはメンバー名を戻しず、計算スクリプトの他の計算コマンドを続行します。
例
Sample Basicデータベースで、次のようにします:
@MATCH(Product,"???-10")
100-10、200-10、300-10および400-10を返します
@MATCH(Year,"J*")
Jan、Jun、Julを返します
@MATCH(Product,"C*")
100 (Colas)、100-10 (Cola)、100-30 (Caffeine Free Cola)、300 (Cream Soda)を戻します