UDAの作成

メンバーのユーザー定義属性(UDA)を作成できます。たとえば、DebitというUDAを作成できます。 UDAは次の場所で使用します:

計算スクリプト UDAを定義した後、計算スクリプトでUDAのメンバーを問い合せることができます。たとえば、UDA借方を持つすべてのメンバーに -1を乗算して、(現在のデータの保管方法に応じて)正数または負数で表示できます。「ブロック・ストレージ・データベース用の計算スクリプトの開発」を参照してください。
データのロード。 UDAに基づいてデータベースにロードされるデータの符号を変更できます。

計算を実行したり、属性値に基づいてデータを選択的に取得したり、スプレッドシートで完全なクロス集計、ピボットおよびドリルダウン・サポートを提供するには、UDAのかわりに属性ディメンションを作成します。「属性とUDAの比較」を参照してください。

ノート:

集約ストレージ・データベースでUDAを使用してメンバー・グループを定義すると、Essbase関数の実行速度が大幅に低下します。このパフォーマンス損失を回避するには、属性ディメンションを使用してメンバー・グループを定義します。

UDAの作成時のルール:

メンバーごとに複数のUDAを定義できます。
同じUDAを1つのメンバーに2回設定することはできません。
異なるメンバーに同じUDAを設定できます。
UDA名は、メンバー、別名、レベルまたは世代名と同じにすることができます。メンバーと同じネーミング規則に従います。「ディメンション、メンバーおよび別名の命名規則」を参照してください。
共有メンバーにUDAを作成できません。
属性ディメンションのメンバーにUDAを作成できません。
UDAは、指定したメンバーにのみ適用されます。メンバーの子孫と祖先は、自動的に同じUDAを受け取りません。