データベース設計のプロセス

マルチディメンショナル・データベースを実装するには、アプリケーションとデータベースを設計および作成します。データ・ソースを分析して要件を慎重に定義し、単一サーバー・アプローチとパーティション化された分散アプローチのどちらがニーズに適しているかを判断します。アプリケーションをパーティション化するかどうかを決定するために確認できる基準については、「データベースのパーティション化のガイドライン」を参照してください。

この事例では、データベース計画プロセスの概要を示し、組織の単一キューブのマルチディメンショナル・データベース・ソリューションを設計するために従うことができる作業ルールについて説明します。「アプリケーションおよびデータベースの作成」を参照してください。

データベースの設計プロセスには、次の基本ステップが含まれます:

ビジネス・ニーズを分析し、プランを設計します。

作成するアプリケーションおよびデータベースは、ユーザーおよび組織の情報ニーズを満たす必要があります。したがって、ソース・データを識別し、ユーザー情報アクセスのニーズを定義し、セキュリティ上の考慮事項を確認し、データベース・モデルを設計します。「分析と計画」を参照してください。
データベース・アウトラインをドラフトします。

アウトラインによって、データベースの構造(情報が格納される構造と、様々な情報がどのように相互に関連しているか)が決まります。「製図アウトライン」を参照してください。
テスト・データをデータベースにロードします。

アウトラインとセキュリティ計画を準備した後、データベースにテスト・データをロードして、プロセスの後のステップを有効にします。「テスト・データのロード」を参照してください。
計算を定義します。

アウトライン連結のテスト、式の記述とテスト、および特殊な計算の計算スクリプトの定義を行います。「計算の定義」を参照してください。
ユーザーに確認します。

データベースがユーザーの目標を満たしていることを確認するには、フィードバックを要求し、慎重に検討します。「設計の確認」を参照してください。
このプロセスを繰り返します。

設計を微調整するには、ステップ1から5を繰り返します。