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動的計算の理解

データベース全体の計算を設計する場合、バッチ・データベースの計算中にメンバーの組合せを事前計算するよりも、データの取得時に一部のメンバーの組合せを計算する方が効率的な場合があります。 データベースの一部の値を動的に計算すると、データベース全体の計算のパフォーマンスを大幅に向上させることができます。

Essbaseでは、「動的計算」を持つようにメンバーを定義できます。 この定義は、ユーザーがリクエストしたメンバーのデータ値を計算するようにEssbaseに指示します。 動的計算により、バッチ・データベースの計算時間が短縮されますが、動的に計算されるデータ値の取得時間が長くなる場合があります。 「取得時間への影響の軽減」を参照してください。

Essbaseでは、メンバーごとに動的計算を指定します。 「動的計算メンバーの理解」を参照

動的計算メンバーの理解

「動的計算」としてタグ付けされたメンバーの場合、Essbaseはバッチ・データベースの計算時(CALC ALLなど)にデータ値を計算しません。 かわりに、Essbaseでは、取得時(たとえば、データをSmart Viewに取得するとき)にデータ値が計算されます。)

具体的には、次のいずれかの方法でデータ値をリクエストすると、Essbaseによってデータ値が動的に計算されます:

  • データ値をSmart Viewに取得

  • データ値を表示するレポート・スクリプトの実行

Essbaseでは、計算された値は格納されず、後続の取得ごとに値が再計算されます。

動的に計算された子値の親値の取得

「動的計算」の子メンバーから計算された親値を取得する場合、Essbaseでは、親値を計算する前に子メンバーの組合せを動的に計算する必要があります。