DEFAULTVIEWBUILD
DEFAULTVIEWBUILD構成設定は、Essbaseでデフォルトの集約ビューの作成およびメンテナンスを自動化する場合に、Essbase 19cの集約ストレージ・キューブ(ASO)にのみ適用されます。
Essbase 19cより前のリリースでは、Essbaseは、データ・サンプリングに基づく内部分析を使用してデフォルトの集約ビューを作成しました。Essbase 19c以降では、メタデータ分析に基づいてデフォルト・ビューを選択できます。このアルゴリズムが問合せのパフォーマンスに適している場合があります。
ノート: Essbase 21c以降では、この構成はMETADATABASEDAGGVIEWSBUILDに置き換わっています。
この構成は集約ストレージ・キューブにのみ適用されます。DEFAULTVIEWBUILDSIZE構成設定を使用して、自動集約の結果としてキューブの成長を制限します。
構文
DEFAULTVIEWBUILD appname TRUE | FALSE
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appname—アプリケーション名。構成は、指定されたアプリケーション内のすべてのキューブに適用されます。指定しない場合、構成はEssbaseサーバーのすべての集約ストレージ・キューブに適用されます。
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TRUE—Essbaseは、自動的なデフォルトの集約ビューの選択、構築およびメンテナンスを実行します。つまり、デフォルトの集約ビューの選択および生成が、次の正規のキューブ・イベントに対応して自動的に再作成されるということです。
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データが更新される(ロード、計算、割当またはSmart Viewからの送信が実行される)
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集約ビューの再設計または再構築が必要となるデータ・インデックスが更新される、メタデータの変更がある。
ビュー選択アルゴリズムに、Essbaseはデータベース・メタデータ分析を使用します。
DEFAULTVIEWBUILDSIZEを使用して、自動ビュー・メンテナンスの結果としてキューブの成長を制限します。
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FALSE—これがデフォルトです。デフォルトの集約ビューの作成およびメンテナンスは自動化されません。かわりに、自分で集約ビューの選択、構築およびメンテナンスを実行します。ビュー選択アルゴリズムに、Essbaseはデータ・サンプリングに基づいた内部分析を使用します。
例
DEFAULTVIEWBUILD TRUE