ESTIMATEDHASHSIZE
ESTIMATEDHASHSIZE構成設定は、ディメンション構築およびアウトライン編集時に名前の参照および名前の挿入のパフォーマンスを最適化するために、メモリーにロードされるEssbaseメンバー名および別名の文字列の推定数を100万単位で指定します。
ESTIMATEDHASHSIZEでは、新しいハッシュ表実装を構成できます。これにより、メモリー・フットプリントが増加します。この構成設定に設定する値は、アウトラインの編集時に使用されるメモリー量に影響します。この値を推定ストリング数より小さい数値に設定すると、ディメンション構築のパフォーマンスが影響を受ける可能性があります。
構成設定は、ブロック・ストレージ・アプリケーションおよび集約ストレージ・アプリケーションに適用されます。
構文
ESTIMATEDHASHSIZE [appname] n
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appname - オプション。推定ハッシュ・サイズが適用されるアプリケーションを指定します。アプリケーションを指定しない場合、設定はEssbaseサーバー上のすべてのアプリケーションに適用されます。
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n—拡張したハッシュ表に移入する推定ストリング数を指定します。値は1から256の整数で指定する必要があります。1の値は100万ストリング、256の値は2億5600万ストリングを示します。
デフォルト値は5 (500万ストリング)です。
例
ESTIMATEDHASHSIZE Sample 50
メモリーにロードされるメンバー名および別名の文字列の推定数をSampleアプリケーションに対して5000万に指定します。