Cube.Settingsワークシートの理解
アプリケーション・ワークブックのCube.Settingsワークシートは、Essbaseアプリケーション・タイプ(集約ストレージまたはブロック・ストレージ)、および別名表、アプリケーションおよびデータベース・プロパティ、属性設定、動的時系列メンバー、代替変数などの多数のキューブおよびアウトライン・プロパティを定義します。
Cube.Settingsワークシート内の5つのセクションのそれぞれには、フィールドおよび値に関する情報、およびキューブ・デザイナのデザイナ・パネルによるこれらのフィールドおよび値の変更方法に関する情報が含まれています。
Cube.Settingsワークシートの理解: 「別名表」
アプリケーション・ワークブックのCube.Settingsワークシートの「別名表」セクションには、キューブ・デザイナまたはEssbase Webインタフェースからキューブを構築するときに、Essbaseキューブで作成する必要がある別名表がリストされます。少なくとも「デフォルト」行を含める必要があります。
| プロパティまたはフィールド | 有効な値 | 説明 |
|---|---|---|
| Default | Default |
各キューブには、「デフォルト」という名前の表があります。「デフォルト」行に続く行に追加の別名表を作成できます。 |
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「デフォルト」行に続く行。新しい行は手動またはデザイナ・パネルを使用して作成できます。 |
メンバー名の命名ルールが適用されます。ディメンション、メンバーおよび別名の命名規則を参照してください。 |
複数の別名表を使用して、1つのメンバーに複数の別名を設定できます。 |
別名表を定義するには、Cube.Settingsワークシートの「別名表(代替メンバー名)」セクションで名前を追加します。たとえば、Sample Basicのワークブックでは、6つの別名表が定義されています。

必要な場合を除き、すべてのメンバーに別名を指定する必要はありませんが、別名表はアウトラインのすべてのメンバーに適用されます。アウトラインのメンバーに複数の名前が必要な場合は、最大56個の別名表を使用できます。
新しい別名表を作成したときに、その表は空の状態です。新しい別名のセットをユーザーが使用できるようにするには、いくつかのメンバーの別名で別名表の値を設定する必要があります。
別名表のコンテンツを定義するには、ディメンション・ワークシートの「メンバー」セクションに別名の列を追加して、ディメンションごとにこれを行う必要があります。

列の名前は、ALIAS.<AliasTableName>の形式で指定する必要があります。
ALIAS.Long Names列がないことがわかります。Cube.SettingsワークシートではLong Namesという名前の別名表が作成されることが示されていますが、この別名表は、ディメンション・ワークシートでそれに対して別名が定義されていない場合は空になります。
別名の設定も参照してください。
Cube.Settingsワークシートの理解: 「プロパティ」
キューブ・デザイナまたはEssbase Webインタフェースからキューブを構築するときに、アプリケーション・ワークブックのCube.Settingsワークシートの「プロパティ」セクションによって、Essbaseアプリケーション、データベースおよびアウトラインに関連するプロパティが決まります。
次の表に、Cube.Settingsワークシートの「プロパティ」セクションのフィールド、値および説明を示します。
表A-2 Cube.Settingsワークシートの「プロパティ」セクション
| プロパティまたはフィールド | 有効な値 | 説明 |
|---|---|---|
| Application Type |
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これはアプリケーションのプロパティです。 アプリケーション内のキューブで集約ストレージ(ASO)とブロック・ストレージ(BSO)のどちらを使用するのかを定義します。 |
| Outline Type |
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これは、データベースのプロパティです。
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| Aggregate missing values |
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これは、データベースのプロパティです。 欠落(#MISSING)値がキューブの計算時に集約されるかどうかを定義します。 |
| Create blocks on equations |
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これは、データベースのプロパティです。 「はい」を入力すると、データ・ブロックが存在しないメンバーの組合せに対して非定数値を割り当てたときに、データ・ブロックが作成されます。「はい」を入力すると、非常に大規模なキューブを作成できます。 他の値を含まない場合など、新しいブロックが不要な場合もあります。大規模なデータベースで、不要なブロックの作成および処理を行うと、処理時間とストレージ要件が増加します。 特定の制御用に、計算スクリプト内でSET CREATEBLOCKONEQ計算コマンドを使用して、コマンドがスクリプトで実行されたときにブロックの作成を制御できます。SET CREATEBLOCKONEQ計算コマンドを参照してください。 |
| Two-Pass calculation |
|
これは、データベースのプロパティです。 「はい」を入力すると、デフォルト計算の後に、2パスのタグが付いているメンバーが再計算され、最初の計算パスからの集約結果が上書きされます。2パスのタグは、勘定科目タグが付けられたディメンションのメンバー、および任意のディメンションの「動的計算」および「動的計算/保管」のメンバーに対してのみ作用します。 |
| Date Format |
アプリケーション・ワークブックでは、次の日付フォーマットがサポートされています:
|
これは、データベースのプロパティです。 日付メジャーにより、セル値が、フォーマットされた日付形式で使用可能になります。日付値は内部的には数値として保管されますが、それらの値は、Essbaseにはフォーマットされた日付文字列としてロードされます。問合せされると、日付メジャーは選択された日付フォーマットに応じて表示されます。 |
| Implied Share |
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強制オンを選択すると、親は、親に子が1つしかないか、または親に連結している子が1つしかない場合に、暗黙の共有として処理されます。 強制オフを選択すると、Essbaseでは暗黙の共有は使用されません。これがデフォルトの動作です。 |
| Scenario Sandboxes |
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この値は、キューブがデータのシナリオを作成するためにサンドボックス・ディメンションを含むかどうか、およびサンドボックス・ディメンション内のサンドボックス・メンバーの数を定義します。0の値は、サンドボックス・ディメンションがないことを示します。 |
キューブ・デザイナのデザイナ・パネルでCube.Settingsワークシートの「プロパティ」セクションを変更できます。「Cube.Settingsワークシートの操作: キューブ・デザイナの「プロパティ」」を参照してください。
Cube.Settingsワークシートの理解: 「動的時系列」
アプリケーション・ワークブックのCube.Settingsワークシートの「動的時系列」セクションによって、キューブ・デザイナまたはEssbase Webインタフェースからキューブを構築するときに定義できる動的時系列(DTS)メンバーに関連するプロパティが決まります。
表A-3 Cube.Settingsワークシートの「動的時系列」セクション
| プロパティまたはフィールド | 有効な値 | 説明 |
|---|---|---|
|
H-T-D |
世代番号を表す整数値 |
履歴初めからの累計 |
|
Y-T-D |
世代番号を表す整数値 |
当年初めからの累計 |
|
S-T-D |
世代番号を表す整数値 |
当季初めからの累計 |
|
P-T-D |
世代番号を表す整数値 |
当期間初めからの累計 |
|
Q-T-D |
世代番号を表す整数値 |
当四半期初めからの累計 |
|
M-T-D |
世代番号を表す整数値 |
当月初めからの累計 |
|
W-T-D |
世代番号を表す整数値 |
当週初めからの累計 |
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D-T-D |
世代番号を表す整数値 |
当日初めからの累計 |
キューブ・デザイナのデザイナ・パネルでCube.Settingsワークシートの「動的時系列」セクションを変更できます。「Cube.Settingsワークシートの操作: キューブ・デザイナの「動的時系列」を参照してください。
動的時系列メンバーの使用を参照してください。
Cube.Settingsワークシートの理解: 「属性の設定」
キューブ・デザイナまたはEssbase Webインタフェースからキューブを構築するときに、アプリケーション・ワークブックのCube.Settingsワークシートの「属性の設定」セクションによって、属性ディメンションおよびメンバーに関連するプロパティが決まります。
次の表に、Cube.Settingsワークシートの「属性の設定」セクションのフィールド、値および説明を示します:
表A-4 属性の設定
| プロパティまたはフィールド | 有効な値 | 説明 |
|---|---|---|
| Dimension Name | Default: Attributes Calculation |
アウトライン内で名前の重複を回避するために、属性計算ディメンションのメンバー名を変更できます。メンバーに使用する名前に関係なく、メンバーの機能は同じです。たとえば、Sumメンバーは、名前をどのように指定しても、常に合計を計算します。 「属性ディメンションのメンバー名の変更」を参照してください。 |
| Sum Member | Default: Sum |
これは、属性計算ディメンションのメンバーです。合計データをリクエストする場合に使用する名前です。 |
| Count Member | Default: Count |
これは、属性計算ディメンションのメンバーです。カウント・データをリクエストする場合に使用する名前です。 |
| Minimum Member | Default: Min |
これは、属性計算ディメンションのメンバーです。最小データをリクエストする場合に使用する名前です。 |
| Maximum Member | Default: Max |
これは、属性計算ディメンションのメンバーです。最大データをリクエストする場合に使用する名前です。 |
| Average Member | Default: Avg |
これは、属性計算ディメンションのメンバーです。平均データをリクエストする場合に使用する名前です。 |
| False Member | Default: False |
キューブ内の初期ブール・メンバーはTrueおよびFalseとして設定されます。 ブール属性メンバー名の設定を参照してください。 |
| True Member | Default: True |
キューブ内の初期ブール・メンバーはTrueおよびFalseとして設定されます。 ブール属性メンバー名の設定を参照してください。 |
| Prefix/Suffix Value |
|
属性ディメンションのメンバー名における、接頭辞および接尾辞のフォーマットの設定を参照してください。 |
| Prefix/Suffix Format |
|
アウトラインでブール、日付および数値属性ディメンションのメンバー名に接頭辞または接尾辞を付けて、一意の名前を定義できます。 属性ディメンションのメンバー名における、接頭辞および接尾辞のフォーマットの設定を参照してください。 |
| Prefix/Suffix Separator |
|
アウトラインでブール、日付および数値属性ディメンションのメンバー名に接頭辞または接尾辞を付けて、一意の名前を定義できます。 (接頭辞または接尾辞と元の名前の間に置く)セパレータ(アンダースコア( _ )、パイプ( | )またはカレット( ^ ))を選択します。 |
| Attribute Numeric Ranges |
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値の範囲を表すメンバー名の設定を参照してください。 |
| Date Member |
|
日付属性ディメンション・メンバーのフォーマットは変更できます。日付属性ディメンションのメンバー名の変更を参照してください。 |
キューブ・デザイナのデザイナ・パネルでCube.Settingsワークシートの「属性の設定」セクションを変更できます。「Cube.Settingsワークシートの操作: キューブ・デザイナの「属性の設定」」を参照してください。
Cube.Settingsワークシートの理解: 「代替変数」
アプリケーション・ワークブックのCube.Settingsワークシートを使用すると、Essbase代替変数を追加または変更できます。
代替変数は定期的に変化する情報のグローバルなプレースホルダとして機能します。変数および対応する文字列値を作成し、値はいつでも変更できます。
代替変数を問合せまたは計算スクリプト内で使用して、アウトラインのメンバーを表すことができます。デフォルトでは、キューブに定義されている代替変数はありません。
キューブ・デザイナのデザイナ・パネルで代替変数を追加するオプションはありませんが、アプリケーション・ワークブックに直接これらを追加できます。
- Cube.Settingsワークシートの「代替変数」セクションで、新しい行を作成します。
- 列Aに変数名を入力し、列Bにその値を入力します。値がメンバー名を表す場合は値を引用符で囲みます。
例:
CurrMonth "Jan"
代替変数の使用方法を参照してください。