@ATTRIBUTE

Essbaseの@ATTRIBUTE計算関数は、属性に関連付けられている基本メンバーを返します。

この関数は、指定された属性メンバー(attmbrName)に関連付けられているすべての基本メンバーのリストを出力します。この関数は、別の関数のパラメータとして使用できます。その場合、このパラメータは、単一メンバーまたはメンバーのリストです。

構文

@ATTRIBUTE (attmbrName)

パラメータ

attMbrName

単一の属性メンバー名。

ノート

この関数は、属性ディメンションのレベル0以外のメンバーとともに使用すると、属性メンバーの子に関連付けられているすべての基本メンバーを返します。たとえば、Sample Basicデータベースでは、@ATTRIBUTE(Large)は、属性の親であるLargeの母集団範囲の1つに該当するすべての基本メンバーを返します。

ブール属性ディメンションの名前(Caffeinatedなど)を指定すると、この関数は、Caffeinatedメンバー(TrueまたはFalseなど)のいずれかに関連付けられているすべての基本メンバーを返します。1つだけ返すには、メンバー名を指定します(@ATTRIBUTE(Caffeinated_True)など)。

アウトラインに重複したブール、日付、および数値の属性メンバー名がある場合があります。たとえば、12は、製品のサイズの属性値(オンス単位)であり、製品の梱包単位数の値である場合があります。重複メンバー名を区別するには、完全な属性メンバー名を指定します(@ATTRIBUTE(Ounces_12)など)。

生成されたメンバーのリストは、データベースのアウトラインから昇順でソートされます。この関数を特定の予測関数および統計関数とともに使用する場合は、この順序を考慮することが重要です。

Sample Basicデータベースの場合:

@ATTRIBUTE(Can);

Can属性を持つすべての基本メンバーCola、Diet Cola、Diet Creamを返します。

Sample Basicデータベースに基づく次の2つの計算スクリプトについて考えます。

/* To increase the marketing budget for markets with large populations */
FIX (@ATTRIBUTE(Large))
Marketing = Marketing * 1.1;
ENDFIX
/* To calculate the average sales of bottled products */
"Bottle Sales" = @AVG(SKIPBOTH,@ATTRIBUTE(Bottle));

関連項目