@ATTRIBUTEVAL

Essbaseの@ATTRIBUTEVAL計算関数は、メンバーの数値属性または日付属性の値を返します。

この関数は、計算中の現在のメンバーについて、指定された数値属性または日付属性のディメンションから関連付けられた属性値を返します。

構文

@ATTRIBUTEVAL (attDimName)

パラメータ

attDimName

数値または日付属性ディメンションの単一のディメンション指定。

ノート

  • この関数は、数値属性と日付属性のディメンションでのみ機能します。テキスト属性ディメンションから値を返すには、@ATTRIBUTESVALを使用します。ブール属性ディメンションから値を返すには、@ATTRIBUTEBVALを使用します。

  • 基本ディメンションのメンバーの属性として関連付けることができるのは、属性ディメンションのレベル0のメンバーのみです。

  • 計算中のメンバーにテキスト属性が関連付けられているか、属性が関連付けられていない場合、この関数は#MISSINGを返します。

  • この関数を日付属性ディメンションとともに使用すると、日付文字列は1970年1月1日の午前0時以降の経過秒数に変換されます。

例1

次の例は、Sample Basicデータベースに基づいています。

"Profit Per Ounce" = Profit/@ATTRIBUTEVAL(@NAME(Ounces));

この式では、計算中の現在のメンバーについて、@ATTRIBUTEVALはOunces数値属性ディメンションから関連する属性を返します。たとえば、計算されるメンバーがColaであり、Colaに関連付けられているOunces属性値が12の場合、@ATTRIBUTEVALは12を返します。次に、返された値をProfitに分割して、オンスあたりの利益を算出します。

ノート:

文字列"Ounces"を@ATTRIBUTEVALに渡す前に処理するために、@NAMEが必要です。

この例では、次のレポートが作成されます:

              Actual      Year      West           
              Profit        Profit Per Ounce
             ========       ================
Cola          4593            382.75

例2

次のMaxL execute calculation文は、16オンスの製品であるメンバーに数式を適用します。

execute calculation 
'Misc 
 ( IF
   (@ATTRIBUTEVAL(Ounces) == 16)
    Misc = .5;
    ENDIF;
 );' 
on sample.basic;