@AVGRANGE
Essbaseの@AVGRANGE計算関数は、範囲全体でのメンバーの平均値を返します。
この関数は、指定された範囲(XrangeList)全体での指定されたメンバー(mbrName)の平均値を返します。
構文
@AVGRANGE ( SKIPNONE | SKIPMISSING | SKIPZERO | SKIPBOTH, mbrName [, XrangeList])
パラメータ
- SKIPNONE
-
内容に関係なく、平均演算で指定されたすべてのセルが含まれます。
- SKIPMISSING
-
平均演算内の
#MISSING
であるすべての値を除外します。 - SKIPZERO
-
平均計算からゼロの値を除外します。
- SKIPBOTH
-
平均計算からゼロまたは
#MISSING
のすべての値を除外します。 - mbrName
-
任意の有効な単一メンバー。
- XrangeList
-
オプション。同じディメンションからのメンバー・リストを返す有効なメンバー名、メンバー名のカンマ区切りリスト、ディメンション間メンバー、またはメンバー・セット関数か範囲関数(@XRANGEを含む)。XrangeListが指定されていない場合、Essbaseは、時間としてタグ付けされたディメンションのレベル0メンバーを使用します。
ノート
この関数は、@ATTRIBUTEをメンバー範囲として受け入れます。
例
次の例は、Sample Basicデータベースに基づいています。この計算スクリプトは、West内でのColasの平均売上高を判断します。
FIX(Sales)
West=@AVGRANGE(SKIPNONE,Sales,@CHILDREN(West));
ENDFIX
この例では、次のレポートが作成されます:
Sales Colas Actual
Jan Feb Mar
=== === ===
California 941 899 927
Oregon 450 412 395
Washington 320 362 377
Utah 490 488 476
Nevada 138 137 138
West 467.8 459.6 462.6
次の例では、2つのメンバー関数の間でディメンション間演算子を使用して、2つのディメンションにわたりメンバーの子の平均を計算します。
@AVGRANGE(SKIPBOTH,"Sales",@CHILDREN(@CURRMBR("Product"))->@CHILDREN(@CURRMBR("Market")));
関連項目