@CONCATENATE

Essbaseの@CONCATENATE計算関数は、2つの文字列を結合します。これは、ある文字列を別の文字列の末尾に追加した結果の文字列を返します。2つ以上の文字列を連結するには、関数をネストします。

構文

@CONCATENATE (String1, String2)

パラメータ

String1

文字列または文字列を返す関数

String2

文字列または文字列を返す関数

ノート

  • メンバー名を文字列として使用するには、メンバー名とともに@NAMEを使用します。

  • 結果の文字列をメンバー名として使用するには、@MEMBERと@CONCATENATEを使用します。この例は次のとおりです。

    @MEMBER(@CONCATENATE("2000_", QTR1));

次の例は、Sample Basicデータベースに基づいています。

例1 (@CONCATENATE)

次の関数文は、Productディメンションで現在処理中のメンバーの名前の前に文字列Itemを配置します。たとえば、現在計算中のメンバーが100-10である場合、結果はItem100-10になります。

@CONCATENATE("Item",@NAME(@CURRMBR(Product)))

例2 (@CONCATENATE)

2つを超える文字列を連結するには、@CONCATENATE関数の複数のインスタンスをネストできます。次の関数文は、Yearディメンションの現在のメンバーで始まり、アンダースコアとMeasuresディメンションの現在のメンバーが続く文字列値を返します。たとえば、現在計算中のメンバーがQtr1とSalesである場合、結果はQtr1_Salesになります。

@CONCATENATE(@NAME(@CURRMBR(Year)),@CONCATENATE("_",@NAME(@CURRMBR(Measures))))

関連項目