@COUNT
Essbaseの@COUNT計算関数は、データ・セットの値の数(XrangeList)を返します。この関数は常に0以上の整数を返します。
構文
@COUNT (SKIPNONE | SKIPMISSING | SKIPZERO | SKIPBOTH, XrangeList)
パラメータ
- SKIPNONE
-
データ・セット内のすべてのセルを、コンテンツに関係なくカウントします。
- SKIPMISSING
-
カウントの計算中に、データ・セットからすべての
#MISSING
値を除外します。 - SKIPZERO
-
カウントの計算中に、データ・セットからすべてのゼロ(0)値を除外します。
- SKIPBOTH
-
カウントの計算中に、データ・セットからすべてのゼロ(0)値と
#MISSING
値を除外します。 - XrangeList
-
数値のリスト。このトピック全体で、データ・セットと総称されます。
有効なメンバー名、メンバー名のカンマ区切りリスト、ディメンション間メンバー、またはメンバー・セット関数か範囲関数(@XRANGEを含む)からの戻り値にできます。
XrangeListについて詳しくは、範囲リスト・パラメータを範囲と財務関数トピックで参照してください。
例
次の例は、Sample Basicデータベースに基づいています。Measuresディメンションに追加のメンバーProd Countが含まれていると見なします。この例では、データ値が存在するすべての製品の数を計算し、@RANGE関数を使用してデータ・セットを生成します:
FIX(Product)
"Prod Count" = @COUNT(SKIPMISSING,@RANGE(Sales,@CHILDREN(Product)));
ENDFIX
この例では、次のレポートが作成されます計算スクリプトでSKIPMISSINGが指定されているため、Diet Drinksの#MI
値は製品カウント中にスキップされます。
Jan New York
Actual Budget
====== ======
Sales Colas 678 640
Root Beer 551 530
Cream Soda 663 510
Fruit Soda 587 620
Diet Drinks #MI #MI
Product 2479 2300
Prod Count Product 4 4
次の例では、YearディメンションがSample Basicに追加されていることを前提としています。データ・セットのディメンション間メンバーを使用してデータ値をカウントします。
FIX(Product)
"Count" = @COUNT(SKIPMISSING,@XRANGE("2011"->"Sep", "2012"->"Mar"));
ENDFIX
前述の計算は、XrangeListで指定した次の多次元範囲で実行されます。
2011->Sep
2011->Oct
2011->Nov
2011->Dec
2012->Jan
2012->Feb
2012->Mar
関連項目