@MDPARENTVAL

Essbaseの@MDPARENTVAL計算関数は、計算中の現在のメンバーに基づいて複数のディメンションから親レベルのデータを返します。

構文

@MDPARENTVAL (numDim, dimName1, ... dimNameX [,mbrName])

パラメータ

numDim

親値を返すディメンションの数を定義する整数値。

dimName1, . . . dimNameX

親値を返すディメンション名を定義します。

mbrName

オプション。すべての有効な単一メンバー名、または単一メンバーを返す関数。

例

Marketing Expenseは、製品計画アプリケーションのProduct FamilyおよびRegionレベルで取得されます。Marketing Expenseデータは、Salesコントリビューションに基づいて、各ProductコードおよびStateレベルに割り当てる必要があります。

データは次のように取得されます。

                       Sales   Marketing 
                       =====   =========                                          
New York   100-10      300      N/A
           100-20      200      N/A
              100      500      N/A
Boston     100-10      100      N/A
           100-20      400      N/A
           100         500      N/A
East       100-10      400      N/A
           100-20      600      N/A
              100     1000      200

EastでのMarketing Expense値である200とProductコードである100が、次の式で各ProductコードとStateに割り当てられます。

Marketing = (Sales / @MDPARENTVAL(2, Market, Product, Sales)) * @MDPARENTVAL(2, Market, Product, Marketing);

これにより、次の結果が生成されます。

                    Sales   Marketing 
                    =====   =========                                     
New York   100-10     300       60
           100-20     200       40
              100     500       N/A
Boston     100-10     100       20
           100-20     400       80
           100        500       N/A
East       100-10     400       N/A
           100-20     600       N/A
              100    1000       N/A

Marketing Expensesは、ProductsとMarkets全体で再連結できます。

関連項目

• @PARENTVAL

• @MDANCESTVAL

• @SPARENTVAL