Order

EssbaseのMDX Order()関数は、式に基づいた順序でセットのメンバーをソートします。この関数は欠落している値を無視します。

構文

Order ( set, string_expr | numeric_value_expression [,BASC | BDESC] )

パラメータ

set

ソートするセット。

string_expr

文字列のソート条件。

numeric_value_expression

数値のソート条件(MDX文法ルールを参照)。

BASC

このキーワードを使用すると、返されるセットは昇順で配置されます。キーワードが使用されていない場合でも、昇順がデフォルトです。

BDESC

このキーワードを使用すると、返されるセットは降順で並べられます。

次のMDX問合せでは、Qtr2に予算計上済のSalesとMarketingが表示され、製品の表示はQtr1のActual Salesの昇順に基づいて順序付けされます。

SELECT
 CrossJoin(
           {[Scenario].[Budget]}, 
           {[Measures].[Marketing], [Measures].[Sales]}
          )
ON COLUMNS,
 Order(
        [Product].Levels(0).Members,
        ([Year].[Qtr1], [Scenario].[Actual])
      ) 
ON ROWS
FROM Sample.Basic
WHERE ([Year].[Qtr2])

前述の問合せは、次のグリッドを返します:

表4-119 MDX例からの出力グリッド

(軸) Budget Budget
(軸) Marketing Sales
400-30 510 3240
100-30 450 3400
300-20 550 3800
200-40 310 2830
200-30 550 4060
100-20 1160 8800
100-20 1160 8800
200-10 2090 10330
400-20 880 6590
300-10 1450 10080
300-30 1080 7880
300-30 1080 7880
400-10 790 7410
200-20 1080 9590
200-20 1080 9590
100-10 1800 17230