OpeningPeriod

EssbaseのMDX OpeningPeriod関数は、レイヤーの最初の子孫、または時間ディメンションの最初の子を返します。

構文

OpeningPeriod ( [ layer [,member ]] )

パラメータ

layer

レイヤー仕様。省略した場合、memberの最初の子孫が使用されます。memberを省略すると、Timeディメンションの最初の子とみなされます。

member

オプション。メンバー仕様。省略した場合、Timeディメンションの最初の子とみなされます(Sample BasicのQtr1など)。

ノート

この関数の戻り値は、入力によって異なります。

  1. 引数が指定されていない場合、入力メンバーはTimeディメンションの現在のメンバーであると見なされ、Openingperiodはそのメンバーの最初の子を返します。時間としてタグ付けされたディメンションがない場合、引数なしでこの関数を使用しないでください。

  2. layer引数とmember引数の両方が入力として指定されている場合、Openingperiodは入力レイヤーの入力メンバーの最初の子孫を返します。たとえば、Openingperiod(Year.generations(3), Qtr3)Julを返します。入力memberlayerが同じレイヤーである場合、出力は入力メンバーです。たとえば、Openingperiod(Year.generations(3), Jul)Julを返します。

  3. layer引数のみが指定された場合、入力メンバーは、layer引数で使用されたディメンションの現在のメンバーであると見なされます。Openingperiodは、入力レイヤーで、そのディメンションの最初の子孫を返します。たとえば、Openingperiod(Year.generations(3))Octを返します。