ParallelPeriod

EssbaseのMDX ParallelPeriod()関数は、指定された時間メンバーまたはデフォルトの時間メンバーとして、前の期間からメンバーを返します。

構文

ParallelPeriod ( [layer [,index [,member [, hierarchy ]]]])

パラメータ

layer

オプションのレイヤー仕様。省略した場合、同じレイヤーとみなされます。

index

指定したレイヤーで戻ってカウントする期間の数。

member

オプションのメンバー仕様。省略した場合、デフォルトのメンバーとみなされます(詳細は、Defaultmemberを参照してください)。

hierarchy

オプション。時間ディメンション内の特定の階層。

ノート

layerindexmemberが存在する場合、この関数は、次のように計算されるメンバーANCESTOR1を決定します。

Ancestor(member, layer)

次に、メンバーANCESTOR2は次のように計算されます。

Lag(ANCESTOR1, index)

この関数の戻り値は、次のように計算されます。

Cousin(member, ANCESTOR2)

layerindexが存在し、memberが存在しない場合、memberは、layerに関連付けられたディメンションに沿った現在のメンバーと見なされます。戻り値は前述のように決定されます。

layerのみが存在する場合、indexは1と見なされ、memberは、layerに関連付けられたディメンションに沿った現在のメンバーと見なされます。戻り値は前述のように決定されます。

layerindexmemberがすべて存在しない場合、memberはTIMEディメンションに沿ってCurrentMemberと見なされ、indexは1と見なされ、layerは、memberの親の世代と見なされます。戻り値は前述のように決定されます。