xTD

EssbaseのMDX xTD関数は、期間累計値を返します。

構文

xTD ( [member ] )

パラメータ

xTD

値:

表4-140 期間パラメータ

パラメータ Value
HTD 累計(H-T-D)
YTD 年次累計
STD 季節累計
PTD 累計期間
QTD 四半期累計
MTD 月次累計
WTD 週次累計
DTD 日次累計
member

メンバー仕様。時間ディメンションからのメンバーである必要があります。

ノート

  • xTD ( [member ] )は、PeriodsToDate ( layer, [member])と同等です。ここで、layerは、データベース・アウトライン内の対応する動的時系列メンバーに設定された値であると見なされます。

    たとえば、Sample Basicの場合、QTD ([member])PeriodsToDate ( Year.Generations(2) [,member])と同等です。これは、Q-T-DはYearディメンション内の世代2であるためです。

  • xTD関数YTD、QTD、MTDなどは、集約ストレージ・データベースでの使用には関係ありません。xTD関数は、動的時系列メンバーがアウトラインで定義されていることを前提としているためです。動的時系列メンバーは、集約ストレージ・データベースのアウトラインではサポートされていません。

    PeriodsToDate関数は、xTD関数のかわりに、集約ストレージ(ASO)データベースと一緒に使用できます。次に例を示します。

    QTD(May)は、PeriodsToDate(Year.Generations(2), May)と同等です。

    YTD(May)は、PeriodsToDate(Year.Generations(1), May)と同等

QTD([Feb])

セット{[Jan], [Feb]}を返します。

QTD([Feb])は、PeriodsToDate([Year].Generations(2), [Feb])と同等です。これは、動的時系列メンバーQ-T-Dは、Yearディメンションの世代2として定義されているためです。

HTD([May])

セット{[Jan], [Feb], [Mar], [Apr], [May]}を返します。

HTD([May])は、PeriodsToDate([Year].Generations(1), [May])と同等です。これは、動的時系列メンバーH-T-Dは、Yearディメンションの世代1として定義されているためです。

ノート:

動的時系列メンバーが定義されていない場合は、空のセットが返されます。

PTD([Feb]) 

動的時系列メンバーP-T-Dがアウトラインで有効になっていないため、空のセットを返します。