属性ディメンションの構築と属性の関連付け

Essbaseディメンション構築のソース・データに属性情報が含まれている場合は、1つ以上のロード・ルールを使用して、属性ディメンションの構築、およびそれらの基本ディメンションのメンバーへの属性の関連付けをします。

ロード・ルールを使用すると、属性ディメンションの動的な構築、メンバーの追加や削除、および属性の関連付けの設定や変更ができます。

属性を使用するには、次のディメンション構築操作が必要です:

  • 基本ディメンションが存在しない場合は、構築する必要があります。

  • 属性ディメンションを構築する必要があります。

  • 基本ディメンションのメンバーを属性ディメンションのメンバーに関連付ける必要があります。

次のいずれかの方法で、これらの操作を実行できます。

  • 基本ディメンションと属性ディメンションの構築および関連付けを同時に行います。この場合、単一のロード・ルールを使用して基本ディメンションと1つ以上の属性ディメンションを構築し、各属性と基本ディメンションの適切なメンバーを関連付けます。これは単一のロード・ルールを使用するため、最も簡単な方法です。基本ディメンションが存在せず、ソース・データの各レコードに基本ディメンションの各メンバーの属性情報がすべて含まれている場合は、この方法を使用します。

  • 属性ディメンションを構築し、1つのロード・ルールで関連付けを実行します。基本ディメンションは別のステップで構築されるか、またはすでに存在していると仮定すると、属性ディメンションの構築と、その属性と基本ディメンションのメンバーとの関連付けを1ステップで実行できます。ロード・ルールに属性の関連付けを定義するだけです。「ディメンション構築での属性の関連付け」を参照してください。

  • 属性ディメンションを構築した後、別のロード・ルールを使用して関連付けを実行します。基本ディメンションは別のステップで構築されるか、またはすでに存在していると仮定すると、属性ディメンションの構築と、その属性と基本ディメンションのメンバーとの関連付けを別のステップで実行できます。属性ディメンションを構築した後、属性メンバーを基本ディメンションのメンバーと関連付けます。この方法は、マルチレベルの数値属性ディメンションや異なるサイズ範囲を表すメンバーを持つ数値属性ディメンションを構築するときに使用します。