指定した親へのメンバーの追加

Essbaseアウトラインに新しいメンバーを追加する必要があるが、ソース・データでそれらの祖先が指定されていない場合は、指定した親メンバーにそれらを追加するディメンション構築ルールを設計します。「次の子として追加」ディメンション構築方法を使用して、すべての新規メンバーを、指定した親の子として追加します。

Essbaseですべての新規メンバーをアウトラインに追加した後、アウトラインにおいて、追加されたメンバーの確認、およびそれらの移動や削除ができます。

このディメンション構築例では、既存のアウトライン・メンバーNewProductsの子として600-54と780-22を追加するとします。

図14-6 指定した親の子としてのメンバー追加の例


このイメージは、イメージの前のテキストで説明されている、NewProductsの子として追加された新規メンバーを示しています。

このユースケースでは、「次の子として追加」構築方法を呼び出します。この構築方法では、Essbaseでソース・データ内に新規メンバーが検出されると、その新規メンバーが、指定した親名の子として追加されます。ディメンション構築を開始する前に、親をアウトラインに追加しておく必要があります。

この例を再現するには、次のようにします。

  1. Sample Basicキューブをインポートまたは構築します。その際には、Essbaseサーバーにあるファイル・カタログ内のギャラリから入手可能な、アプリケーション・ワークブックを使用します。

  2. 次のようなタブ区切りのデータ・ファイルを作成し、sibpar.txtという名前を付けて、Sample Basicキューブ・ディレクトリにアップロードします。

    600-54	Texas	Sales	100	120	100
    780-22	Texas	Sales	111	154	180
  3. Essbase Webインタフェースで編集のためにSample Basicアウトラインを開き、Productディメンションに、NewProductsという名前のメンバーを追加します。

  4. アウトラインを検証および保存します。

  5. 「アプリケーション」ページで、アプリケーション(Sample)を展開します。

  6. キューブ名(Basic)の右側にある「アクション」メニューから、インスペクタを起動します。


    インスペクタを選択したポップアップ・メニュー

  7. 「スクリプト」タブを選択して、「ルール」をクリックします。


    データベース・インスペクション・ダイアログで「スクリプト」タブが選択されており、「ルール」が強調表示されています

  8. 「作成」をクリックして、「ディメンション構築(標準)」を選択します。


    データベース・インスペクション・ダイアログで、作成ボタンが押されていて、「ディメンション構築(標準)」オプションが選択されています

  9. 「新規ルール」ダイアログで、次のように操作します。

    1. ルール名を入力します(例: sibpar)。

    2. 「ソース・タイプ」「ファイル」を選択し、「カタログ」をクリックし、sibpar.txtに移動します。

      「カタログ」をクリックする場合、そのファイルは、デフォルトではEssbaseサーバー上のキューブ・ディレクトリに配置されると想定されているため、Essbase Webインタフェース「ファイル」セクションを使用してすでにアップロードしてある必要があります。そのファイルがクライアント・マシンにある場合は、「ファイル・ブラウザ」をクリックしてそのファイルを特定します。

    3. 「ヘッダー・レコード番号」および「ディメンション構築レコード番号」フィールドは0のままにします。ヘッダー・レコードは、ディメンション構築には役立ちません。

    4. 「デリミタ」の値を「カンマ」から「タブ」に変更します。

    5. 「続行」をクリックします。

    6. ディメンション構築ルールは、未定義のフィールドと、フィールドの下のグリッドに移入されたプレビュー・データ(テキスト・ファイルからのデータ)とともに表示されます。


      sibparという名前の未完成の新規ルール。フィールド1から6のフィールド・メタデータは、フィールド・セレクタでは空白になっています。レコードはフィールド・セレクタの下に移入され、手順2の.txtファイル内のデータと一致しています。

  10. これは新しいルールであるため、ディメンションはまだ関連付けられていません。

    1. 「ディメンション」をクリックします。
      ルール・エディタの「ディメンション」ボタン

    2. ディメンション名「Product」を選択または入力し、「追加」をクリックします。
  11. 次は、構築方法を定義し、他のディメンション構築操作手順を確認する必要があります。「Product」をクリックしてそのプロパティを編集します。
    「ディメンションの編集」ダイアログ内のクリック可能な「Product」ディメンション名。

  12. 「構築方法」「次の子として追加」に変更し、その下に宛先となる親メンバーの名前(NewProducts)を入力します。


    Productのディメンション構築プロパティ。「構築方法」と「メンバー名」(これらは説明どおりに変更されている)を除くすべてのオプションはデフォルトのままになっています。

    「OK」をクリックします。

  13. フィールド1で「ディメンション」セレクタをクリックし、「Product」を選択します。


    フィールド1の「ディメンション」ボックスから選択可能なProductディメンション

  14. フィールド1の「タイプ」セレクタは空白のままにします。

  15. フィールド2から6までを選択します。これを行うには、フィールド2というラベルが付いた非アクティブなヘッダー領域をクリックし、[Shift]キーを押したまま、フィールド6ヘッダー領域をクリックします。「無視」をクリックします。


    sibparという名前の完成した新しいルール。指定した親の子としてメンバーを追加するように設計されています。フィールド1から6のフィールド・メタデータには、ディメンションの「Product」が含まれており、「タイプ」は空白のままです。レコードはフィールド・セレクタの下に移入され、手順2の.txtファイル内のデータと一致しています。フィールド2から6は、ディメンション構築の間は無視されるようにマークされています。

    そのため、このルールは各レコードの最初のフィールドにのみ影響します。フィールドの無視は、ディメンション構築にソース内のすべてのフィールドを使用する必要はなく別のソースを準備する必要もない場合に役立ちます。

  16. ルールを検証してから、保存して閉じます。エラーがある場合は、「有効なディメンション構築ルール・ファイルの要件」を参照してください。

  17. ディメンション構築ジョブを実行します。

    ジョブが次のエラーで失敗した場合は、アウトラインに、必要な親メンバー名(この例ではNewProducts)が含まれていない可能性があります。

    Member missing for add as child of dimension setting for dimension <name>
  18. アウトラインを表示し、ProductメンバーであるNewProductsを調べて、それらのメンバーが追加されたことを確認します。


    Essbase Webインタフェースにあるアウトライン・ビューア。Productディメンションが展開されて親メンバーNewProductsが表示されており、2つの新しいメンバー(600-54と780-22)が追加されています。

図14-3 指定した親の子としてのメンバー追加の要約

フィールド 詳細情報

Productディメンション

「次の子として追加」の構築方法を選択する

構築方法の選択

「次の子として追加」テキスト・ボックスに「NewProducts」と入力します。

フィールド1 (Product)

  • このフィールドのフィールド・タイプは選択しない

  • フィールドのディメンションをProductに設定する

ディメンション構築のフィールド・タイプ情報の設定

フィールド2から6

フィールドを無視する

ソース・データの指定された列のフィールドをすべて無視できます。

「フィールドの無視」を参照してください。