ODBCデータ・ソースの構成(Windows)

ODBCデータ・ソースをWindows上のEssbaseと連携させるには、ODBCデータソース管理者ユーティリティを使用して外部データ・ソースを構成します。

Windows上のEssbaseがODBCドライバと連携するように構成するには、次のワークフローを使用します。

前提条件

開始する前に、次の作業を実行します。

  • Essbaseサーバー・ドメインのODBCドライバのライブラリの場所をメモします。

    • Oracle Databaseの場合:

      <Essbase Product Home>\modules\oracle.essbase.datadirect.odbc\8.0.2\drivers
    • その他すべてのデータベースの場合:

      <Essbase Product Home>\modules\oracle.essbase.datadirect.odbc\7.1.6\Drivers
  • Teradataをソースとして構成している場合は、次を実行します。

    1. https://downloads.teradata.comから、Teradata Tools and Utilitiesクライアントをダウンロードします。

    2. TeradataクライアントをEssbaseサーバー・マシンにインストールします。

ODBCデータ・ソースの構成(Oracle Database)

Windows上のEssbaseがOracle Database ODBCドライバと連携するように構成するには、次のワークフローを使用します。

  1. 「スタート」をクリックし、「Windows管理ツール」をクリックして「ODBCデータソース(64ビット)」を選択します。

  2. このWindows上のEssbaseのインスタンスのすべてのユーザーを対象に構成する場合は、「システムDSN」タブをクリックします。現在のユーザーのみを対象に構成する場合は、「ユーザーDSN」をクリックします。

  3. 「追加」をクリックして、構成するドライバを選択します。たとえば、Oracle用のODBCドライバを追加する場合は、Oracle 8.0 Oracle Wire Protocolを選択します。


    Windows 64ビットODBCデータソース管理者ユーティリティの「新規データソースの作成」画面。ダイアログには、「データソースを設定するドライバを選択します」というテキストがあります。選択したドライバは「Oracle 8.0 Oracle Wire Protocol」で、「完了」ボタンが強調表示されています。

  4. 「完了」をクリックします。

  5. ドライバの設定ダイアログで、次のように操作します。

    1. データ・ソース名を入力します(例: TBC_ORA)。

    2. Oracle Databaseホスト・マシンの名前を入力します(例: myhost.example.com)。

    3. Oracle Databaseのポート番号を入力します(例: 1521)。

    4. 次のいずれかを入力します。

      • データベースを一意に識別するOracleシステムID (SID) (例: ORCL)

      • データベースがリスナーに登録されている場合は、Oracleサービス名(例: orcl.esscs.myhost.example.com)


      Windows 64ビットODBCデータソース管理者ユーティリティの「ODBC Oracle Wire Protocolドライバの設定」画面。この画面のエントリは次のとおりです。データソース名: TBC_ORA、ホスト: myhost.example.com、ポート番号: 1521、SID: ORCL。その他のすべてのフィールドはデフォルトのままになっていて、「接続のテスト」ボタンが強調表示されています。

    5. 「接続のテスト」をクリックします。

  6. <ソース>へのログオン・ダイアログで、認証されているOracle Databaseユーザーのユーザー名とパスワードを入力して、「OK」をクリックします。


    Windows 64ビットODBCデータ・ソース管理者ユーティリティの「Oracle Wire Protocolへのログオン」画面。この画面のエントリは次のとおりです。ホスト: myhost.example.com、ポート番号: 1521、SID: ORCL、ユーザー名: tbc、パスワード: (非表示)。

  7. Oracle Databaseへの接続が成功した場合は、接続を確立しましたというメッセージが表示されます。


    「接続のテスト」に対するWindowsシステムのメッセージ。メッセージの文: 接続を確立しました。

    「OK」をクリックします。

  8. 「適用」をクリックして、「OK」をクリックします。ODBCデータ・ソースが構成され、使用の準備が整いました。


    Windows 64ビットODBCデータソース管理者ユーティリティ、「システムDSN」タブ。TBC_ORAという名前のシステム・データ・ソースが追加されていて、Oracle 8.0 Oracle Wire Protocolという名前のドライバに関連付けられています。

  9. データ・ソース構成に変更が必要な場合は、次のようにします。

    1. システム・データ・ソースでデータ・ソース名を選択します。

    2. 「構成」をクリックします。


      Windows 64ビットODBCデータソース管理者ユーティリティ、「システムDSN」タブ。TBC_ORAという名前のシステム・データ・ソースが選択されていて、Oracle 8.0 Oracle Wire Protocolという名前のドライバに関連付けられています。「構成」ボタンが強調表示されています。

    3. 「一般」タブのみを使用して、必要な変更を加えます。

ODBCデータ・ソースの構成(Teradata)

次のワークフローは、Windows上のODBCデータ・ソースとしてTeradataがEssbaseと連携するように構成するためのものです。

  1. 「スタート」をクリックし、「Windows管理ツール」をクリックして「ODBCデータソース(64ビット)」を選択します。

  2. このWindows上のEssbaseのインスタンスのすべてのユーザーを対象に構成する場合は、「システムDSN」タブをクリックします。現在のユーザーのみを対象に構成する場合は、「ユーザーDSN」をクリックします。

  3. 「追加」をクリックして、構成するドライバを選択します。たとえば、Teradata用のODBCドライバを追加するには、Teradata Database ODBC Driver 16.20を選択します。

  4. 「完了」をクリックします。

  5. ドライバの設定ダイアログで、次のように操作します。

    1. データ・ソース名を入力します(例: TBC_TD)。

    2. Teradata Database Serverのホスト名またはIPアドレスを入力します(例: 10.xx.xx.211)。

    3. 認証されているTeradataユーザーのユーザー名とパスワードを入力します。

    4. デフォルトのデータベース名を入力します(例: TBC)。

    5. 「接続のテスト」をクリックします。

  6. Teradataへの接続が成功した場合は、成功のメッセージが表示されます。

    「OK」をクリックします。

  7. 「適用」をクリックして、「OK」をクリックします。ODBCデータ・ソースが構成され、使用の準備が整いました。

  8. データ・ソース構成に変更が必要な場合は、次のようにします。

    1. システム・データ・ソースでデータ・ソース名を選択します。

    2. 「構成」をクリックします。

    3. 「一般」タブのみを使用して、必要な変更を加えます。

ODBCデータ・ソースの構成(SQL Server)

Windows上のEssbaseがSQL Server ODBCドライバと連携するように構成するには、次のワークフローを使用します。

  1. 「スタート」をクリックし、「Windows管理ツール」をクリックして「ODBCデータソース(64ビット)」を選択します。

  2. このWindows上のEssbaseのインスタンスのすべてのユーザーを対象に構成する場合は、「システムDSN」タブをクリックします。現在のユーザーのみを対象に構成する場合は、「ユーザーDSN」をクリックします。

  3. 「追加」をクリックして、構成するドライバを選択します。たとえば、Oracle 7.1 SQL Server Wire Protocolを選択します。


    Windows 64ビットODBCデータソース管理者ユーティリティの「新規データソースの作成」画面。ダイアログには、「データソースを設定するドライバを選択します」というテキストがあります。選択したドライバは「Oracle 7.1 SQL Server Wire Protocol」で、「完了」ボタンが強調表示されています。

  4. 「完了」をクリックします。

  5. ドライバの設定ダイアログで、次のように操作します。

    1. データ・ソース名を入力します(例: TBC_SQL)。

    2. ホスト・マシンの名前を入力します(例: myhost.example.com)。

    3. SQL Serverのポート番号を入力します(例: 1433)。

    4. SQL Serverのデータベース名を入力します(例: TBC)。

    5. 「詳細設定」タブをクリックして、引用符で囲まれた識別子の有効化のボックスを選択します。

    6. 「接続のテスト」をクリックします。

  6. SQL Serverへの接続が成功した場合は、接続を確立しましたというメッセージが表示されます。


    「接続のテスト」に対するWindowsシステムのメッセージ。メッセージの文: 接続を確立しました。

    「OK」をクリックします。

  7. 「適用」をクリックして、「OK」をクリックします。ODBCデータ・ソースが構成され、使用の準備が整いました。

  8. データ・ソース構成に変更が必要な場合は、次のようにします。

    1. システム・データ・ソースでデータ・ソース名を選択します。

    2. 「構成」をクリックします。

    3. 「一般」タブのみを使用して、必要な変更を加えます。